転生したら森の主人になりました

上野佐栁

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転生したら森の主人になりました水編その1

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 旅に出て早三日私達は今。
 「だーかーらこっちの方が早く着くんだって言ってるだろ‼︎」
 「いやです。だって、あっちには魔物が生息しているんですよね?」
 喧嘩をしています。
 「当たり前だろ。てかいうこと聞けよ」
 「お取り込み中すみません。普通に真ん中の道を通ればいいんじゃないですか?」
 「あっ!し、知ってるわ。ただこいつに魔物がどんなのか教えようとしただけだ」
 「......」
 「なんだよその目。何か言いたいことがあるなら言えよ」
 「いえ別に......」
 私達は、真ん中の道を通って水の主人アクアに会いに行った。そこは、一面水光の反射で七色に光るところもあった。
 「凄い。水の上にいるのに落ちない。なんだか体が楽なってきた」
 「相性がいいんだよ」
 「そうなんだ」
 「俺とお前は相性悪いけどな‼︎」
 「え?何か言った?」
 「お前には関係ない」
 「そうですか」
 「あれ?もしかしてフィードバックとラフォーレお久しぶりだね。会いたかったよ」
 そう言って抱きついて来た。
 「おいこいつは......」
 「知ってるよ。ラフォーレだけど、ラフォーレじゃないんでしょ⁇」
 「はあ?なんでアクアが知っているんだ‼︎」
 「ライフ様に教えてもらった」
 「あ、ああ。ライフの野郎変なこと言ってないだろうな」
 「こらそんな風に言うんじゃありません」
 「うるせぇ!」
 「そんなことしてるとラフォーレに嫌われるよ」
 「ば、馬鹿そんなんじゃねぇし‼︎」
 「ラフォーレ。フィードバックのことどう思ってる?」
 「怖い人?」
 「フィードバック様なんで落ち込んでいるのですか?」
 「ラフォーレ恐ろしい子」
 「え?どいうことですか?」
 「まだチャンスはあるから頑張れ」
 「早速だけどラフォーレに頼みがあるわ。」
 「頼み?」
 「それはねここにある植物を元気にして欲しい。お願いできるかな?」
 「やってみます」
 「それと敬語はいらないかなね」
 「わかった」
 「ここにもまだ植物が存在してるんだな」
 「当たり前」
 アクアの案内で、ついた場所は。
 「うっ。この匂いきついよ‼︎」
 「なんだよこれ生ゴミの匂いがする」
 「いきなりこうなったのよ。どうにか出来ないかな」
 「こいつには無理だろ。ラフォーレの力を使えないじゃただの人間と変わりない」
 「そんな言い方しちゃダメ」
 「......聞こえる」
 「ラフォーレ?どうしたの?」
 「植物が泣いてる」
 「何言ってるのお前?」
 私は二人のことを無視して、植物に手を当てた。するとあんなにひどい匂いだった植物が、元の姿に戻りはじめた。
 「ラフォーレ凄いよ」
 「お前にこんな力があるなんて思わなかった」
 全ての植物が戻り綺麗な場所へと変わった。
 「出来たよ」
 バタン
 「ラフォーレ‼︎」
 私は草むらの真ん中で気を失った。
 次に続く
 
 
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