転生したら森の主人になりました

上野佐栁

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転生したら森の主人になりました2

転生したら森の主人になりました思い出その3

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 「うふふ。ありがとう。フィードバック」
 「どうしたの?顔赤いよ?」
 「なんでもねぇよ」
 「......何よ生意気」
 「......」
 「⁇どうした?」
 「ううんなんでもないよ。さあー次の授業の準備をしないとね」
 「お、おう」
 「ねぇあんた生意気なんだけど?」
 「いきなり何?」
 「そういう態度がムカつくのよ!」
 「勝手にムカついてれば?」
 「ぐぬぬ」
 「それと貴方の机に入ってる教科書私のだから返して‼︎」
 「言いがかりよ。私がいつ歴史の教科書を盗んだって言ってるのよ?」
 「どうして歴史の教科書だってわかったの?私歴史の教科書が盗まれたなんて一言も言ってないよ?」
 「うっ。そ、それは......あんたが嫌いだからよ!」
 「何俺のラフォーレに手を出してるんだよ!」
 「ふ、フィードバック......いつから居たの?」
 「最初からだ!」
 「あんたラフォーレのストーカーなの?」
 「誰がストーカーだって?俺はなぁ......ただラフォーレを守るって決めたんだよ!」
 「ふ、フィードバック!?こ、こんなはっきり言うなんてど、どうしたちゃたの?」
 「素直な気持ちを言っただけだ!」
 「あーあー。臭い臭い。馬鹿カップルかよ」
 「ま、まさかやられていた自覚がない!?そんなのあり得る!?」
 「ラフォーレならありそうだな」
 「⁇」
 「わかっていない顔をしているわね」
 「おう。っでラフォーレに謝れよ」
 「チッ。わかったわよ。ごめんなさい」
 「これからは仲良くしようね」
 「ま、眩しい」
 「音楽なんて結構久しぶりだなー」
 「私の感覚だと数ヶ月ぶりな感じだけどね」
 「そうなのか?」
 「うん。フィードバックは知ってるでしょ?私が違う世界から転生したこと......」
 「あー。そういえばそうだったな」
 「今日は一人ずつ歌いましょう」
 「えー!?」
 「じゃあまずは......ラフォーレさん貴方からね」
 「わ、私から!」
 「頑張れよ」
 「人ごとだと思って‼︎」
 「今は人ごとだからね」
 「ラフォーレさん前に来てね」
 「はい」
 「ラフォーレさんは森の方から来たから森の歌にしましょう」
 「フィードバック君歌を始めてください。」
 「おう。
 「ボエーガーダーグーバーンダネー。」
 「ギャアー!?」
 「み、耳が痛い!?」
 「耳がつ、潰れる!?」
 「俺もうダメ」
 「私もだめ」
 「いやー!」
 「ヤーヤーナーナーダーラーザードーモーモーナーバーグーラージーダー」
 「ふ、フィードバックう、歌う......の......やめ......て」
 「もしもーしなんの用?」
 「た、助け......」
 「おいどうしたんだよ!」
 「ツーツーツー」
 「くそ通信切れてる」
 「一旦スットプ‼︎」
 「み、耳が潰れる」
 「いつの間か、ラフォーレは居なくなってるし、フィードバックあんたねー、少しは練習しなさいよ‼︎」
 「ん?いい歌だろう⁇」
 「何処が!?」
 「アクア、スカイ、ライフ様、ラブちゃん、ライト様大丈夫ですか⁇」
 「大丈夫な訳ないよ!?ラフォーレとウッズとフォレスト‼︎どこに行ってたの⁇」
 「楓は気を失っている」
 「菜摘について行って良かった」
 「私達は全然良くないけどね‼︎」
 「え、えーと、次行ってみよう‼︎」
 「フィードバックどうしたの?」
 「ラフォーレか、それが......」
 「えー!?魔法の補助の道具を無くした!?」
 「あ、ああ」
 「本気で言ってる?」
 「本気だよ。」
 「なんでそんな大事な物を無くすの?」
 「さっきまではあったんだよ!」
 「......確かに最近ちょっとおかしいわね。この前も誰か魔法の補助の道具を無くしていたしね」
 「言われてみればそうだな」
 「ちょっと罠を仕掛けてみるか」
 「こんばんは。はじめましてラフォーレ.ア.ウッドと言います。よろしくね」
 「よ、よろしく」
 「......っで何してるの?」
 「なんでもないよ」
 「それ私のなんだけど......まさか間違えたなんて言うわけないよね」
 「えっとその......盗もうとしただけだ!後からちゃんと返すつもりだったんだよ!」
 「逆ギレかよ」
 「なんだと!」
 「決闘だ!」
 「望むところよ!」
 「俺が勝ったら一生下僕として生きろよ!」
 「私が勝ったら今まで盗んだものを全部返して盗んだ人たちに謝罪する事!良いわね!」
 「ああ良いぜ負ける気がしねぇからなー!」
 「ラフォーレ‼︎お前は......変なことに首を突っ込んでるんじゃねぇよ!」
 「うるさい‼︎今回ばかりは私も怒ってるのよ!」
 「はあ!?てかお前魔法使えるのかよ!」
 「使えないけどそれが何?」
 「魔法で勝負だぞー!しょうがねぇ俺が教えてあげるから絶対勝てよ!」
 「その言葉忘れないでね。絶対勝てみせるから‼︎」
 「ここ何処⁇何も見えない。怖いよ。助けてフィードバック」
 「はじめまして森崎菜摘さん。そしてもう一人の私......」
 「え?えっ?だ、誰!?何処にいるの?」
 「このまま真っ直ぐ進んでそうしたら会えるから」
 「うっ」
 「うふふ。大丈夫⁇森崎菜摘さん」
 「ど、どうして貴方がいるの?なんで?」
 「うふふ。驚いた?」
 「凄く驚いた。だってライフ様からはもう何処にも居ないって言ったのに!」
 「ここは此岸と彼岸の中間地点。貴方はもう半分死んでいると同じ状況なんだよ」
 「どうして......」
 「どうしてって、わかるでしょ?」
 「......‼︎そうだった私心臓を刺されたんだった」
 「そうだね。でもこれで良かったかもしれない......」
 「どうしてそんなこと言うの?フィードバックやみんなはどうなったの?」
 「落ち着いて他の人達は無事だから安心してこれだけは保証するよ」
 「貴方は......ラフォーレは私が死んだ方が良いみたいね」
 「そうでもないよ。私ができなかった事を貴方がしてくれるそれだけで嬉しかった。でも一度だけ貴方と話したかった。それだけよ」
 「......話って何?」
 「森崎菜摘さん貴方は今の人生は楽しい?」
 「楽しいよ。フィードバックやアクア、スカイそしてグラスに会えた。もしあの時牛に引かれていなければみんなに会えなかった。嫌なこともいっぱいあったけど私は今の人生をとても楽しくて充実してると思ってるよ」
 「本当に?」
 「本当だよ」
「......なら良かった。私のせいで貴方が辛い気持ちになるのが嫌だった」
 「嫌な気持ちにはなっていないから安心してね。私はラフォーレの分まで生きるから!」
 「ありがとう」
 「......一つだけわがまま言っても良い?」
 「もちろんだよ!なんでも言って!」
 「死なないでね。お願い......今森崎菜摘さんを......いえ菜摘を失うわけにはいかないのよ!だから生きて。でも生きるためにはあの道を通って帰るしかない。でも菜摘ならきっと......ううん絶対とは言えなくても大丈夫だから!後は頼んだよ」
 「だってそうでしょ?何をやってもお前はダメだって言われてどんなに努力をしても認めてもらえなくて、話しかけても無視で私に一度も笑顔で話しかけなかったくせに‼︎何が父親よ!そんな父親いらない!それに私にそんなに優しい声で話した事なかったのに......貴方は私のお父さんじゃないよ」
 「......菜摘すまない。お前がそんな風に考えてたなんて知らなかった」
 「知らなかったんじゃない!知ろうとしなかっただけだよ!」
 「悪かった。だから父さんの話を聞いてくれないか?」
 「話す事なんてない!今すぐ私の目の前から消えて‼︎二度現れないで‼︎貴方なんか大っ嫌い‼︎」
 「菜摘......わかった。一言だけ言わせてくれ父さんはお前のこと愛してるよ。あの時は言えなかったけど今なら言える。仕事が忙しくてお前の顔をまともに見なかった父さんが悪い。死んではじめて家族の大切に気が付くなんて......父さん失格だ」
 「......さい。ごめんなさい。ひどい事いっぱい言ってごめんなさい。ごめんなさいー。本当はお父さんが大好き。たった一人の私の父親だから‼︎」
 「そろそろ行かなきゃ。お父さん......さようなら」
 「菜摘......悪いがい......」
 「......行かせるわけにはいないでしょ?」
 「なんでわかったんだ?」
 「わかるよ。だって死の番人は一度ここにきた魂を回収する役目があるんでしょ⁇」
 「正解だ。だからわかってくれるよね?」
 「ごめんわからない。私まだ死ねない。」
 「そうか。悪いが力ずくでもここにいてもらう」
 「悪いけど私も負けるわけにはいかない!」
 「そうか残念だよ。娘とここで殺し合うなんて父さんは嫌だ。おとなしくしていた方がいいぞ!」
 「一つ聞いていい?なんでこんなに寒いの?」
 「何言ってるだ?もう冬だぞー」
 「え?えーー!?ふ、冬私いったいどれだけ寝てたの?」
 「うーん正確にはわからないが約八ヶ月ぐらいだよ」
 「そ、そんなに寝てたんだ。恥ずかしいな」
 「まぁお前が無事ならいいぜ!」
 「これ以上お前達にいられたらこの学校が崩壊する」
 「いきなりなんだよ」
 「......」
 「フィードバック言いにくいんだが......いい加減ラフォーレを離したらどうだ?」
 「なんでだよ!」
 「ラフォーレが苦しそうだから」
 「はあ?んなわけあるか!そうだろ?ラフォーレ?」
 「......く、苦しいから......離し......て」
 「フィードバック首閉まってるよ」
 「わー!?わ、悪い俺そんなつもりじゃなかったんだ!」
 「わ、わかって......るから......離し......」
 「ラフォーレ!?死ぬなー!」
 「フィードバック君のせいだからな!」
 「うるせぇー!俺はラフォーレから離れないって決めたんだよ!」
 「はぁー。君達が......いやフィードバックがいると学校が崩壊するからさっさと卒業してもらうよ」
 「そっちが呼んだんだろ!」
 「それと......ラフォーレに力を貸すよ」
 「まじか」
 「まじだ」
 「おい。ラフォーレ起きろ!イモーションが力を貸してくれるって言ってるぞ!」
 「あの......フィードバック手を離して」
 「断る」
 「断るなよ!」
 「いいから離して!」
 「いやだね」
 「おいそんなに手を振り回すな!」
 「だったら離してよ」
 「俺から離れるな!」
 「なんでよ」
 「ラフォーレ事が好きだからに決まってるだろ!」
 「え?」
 「ずっと前から好きでした。前のラフォーレも今のラフォーレも大好きだー‼︎」
 「!?」
 「え、えっとあ、あのへ、返事は待ってもらっていい?」
 「もちろんだ!何日だって何千年も待ってやるよ‼︎」
 「!?フィードバック。は、恥ずかしいからここで言わないで......ください」
 「なんで敬語!?」
 「突っ込まないでー!」
 「......これ、学校編だよね?」
 「うん。そう聞いているよ」
 「学校編には見えなかったよね」
 「途中までは学校編だってわかるけど、姉さんが死にかけて、父さんに会って、イモーショ様に力を貸してもらって、フィードバックに告白って何これ?」
 「意味不明」
 「同感」
 「ウルセェ‼︎俺と、ラフォーレは此処から愛し合ったんだよ‼︎」
 「やめて。もう恥ずかしくて死にそうだから......もうやめてお願い‼︎」
 「あらあら。可愛らしい事ね。次は女子会ね‼︎でも......」
 次に続く
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