転生したら森の主人になりました

上野佐栁

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転生したら森の主人になりました3

転生したら森の主人になりました過去に未来をその1

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 「......これが、私が知っている未来よ」
 「......そんな事があったの⁇」
 「俺達がその未来変えてやるぜ‼︎」
 「その台詞は、私にとってはもう三回目よ」
 「は?」
 「誰が過去に戻ったのが一回目だと言ったの⁇」
 「た、確かにそうだな⁇」
 「未来の母上‼︎僕は人を殺してしまうのですか⁇」
 「そうなる可能性が高いだけよ。完璧には決まっていない‼︎」
 「タイガ‼︎あんま気にするなよな⁇」
 「フレイム!?いつから居たの⁇」
 「未来の母上が話し始める所から⁇」
 「全然気が付かなかった」
 「うふふ」
 「未来の母上は気付いていたんだね」
 「当たり前よ。何度も繰り返しているから」
 「そうだよなぁ⁇」
 「始まりの神アレンドレスト‼︎」  
 「テメェが俺の大事な家族を殺した奴は‼︎」
 「そうだな‼︎今は起こっていないけど、いずれ起こる‼︎そう決まっている‼︎最初に殺すのはもちろんお前だ‼︎ラフォーレ.ア.ウッド‼︎」
 「槍!?」
 「そんな!?私が知っている未来じゃない‼︎」
 「俺だって何度も繰り返し、ラフォーレを殺しているからな‼︎あははは‼︎」
 駄目避けられない‼︎死ぬの⁇こんな所で、こんなにあっさりと死んじゃうの⁇未来を救えないの⁇もう駄目‼︎
 グサグサグサグサグサッ
 「......あれ?痛くない⁇」
 「うっ‼︎」
 「み、未来のラフォーレ!?」
 「......良かった。無事だね」
 「な、なんで?なんで自分を庇うの⁇」
 「ラフォーレが死んじゃったら、どっちみち私も消えちゃう。これが最後の過去移動だったから......こうするしか道が無かったの」
 「いやよ‼︎お願い死なないで‼︎生きてよ‼︎貴方は生きなきゃいけないのよ‼︎未来を救うんでしょ⁇未来を守るんだでしょ⁇だったら最後まで諦めないでよ‼︎」
 「無理だよ。槍が心臓を貫いているんだよ。流石に生きられないよ」
 「......やだ。やだやだやだやだ‼︎死ぬなんて許さないから‼︎」
 「ラフォーレは厳しいな」
 「自分が死ぬ所なんて見たくないよ‼︎」
 「私も......死ぬ......所なんて......見送って......欲しく......無か......ったな」
 「ラフォーレ‼︎」
 「フィード.....バック......過去.....の私を.....今度......こそ......守ってね。未来を......皆んなを......そして.....自分......自身を......守って。もう誰も......死なせ.....ないで。この......世界の......ううん。皆んな......の想い......も......守って......」
 「ラフォーレ!?」
 「目を開けて‼︎」
 「母上‼︎目を開けてよ‼︎」
 「死んじゃやだああああああ‼︎」
 「あいつが、ラフォーレを......自分自身を庇っただと⁇面白い‼︎今度は必ず殺す‼︎」
 「私は死なない‼︎未来のラフォーレと約束したんだ‼︎今回も私を簡単に殺せるなんて思わないで‼︎」
 「ふっ‼︎面白い。この希望に満ちた顔を絶望の顔に染めてやるよ‼︎」
 未来のラフォーレの私の願いを絶対に叶える‼︎そう心に決めた。
 次に続く
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