109 / 140
転生したら森の主人になりました4
転生したら森の主人になりました本当の世界
しおりを挟む
前回のあらすじ。元の世界をかけた戦いをしたラフォーレであったが、タイムに目で、砂時計を壊せばいいと教えもらった。大怪我をしたもののなんとか元の世界へ帰る事に成功したラフォーレであった。以上‼︎
ドサッ
「......」
力が入らない。やばい目の前が霞んできた。
「さ、流石に......無理......し過ぎ......だな」
此処で終わるかもしれない。でも私は、アワーに勝ったのだ。もう二度とあの世界を創り出す事は出来ないと思う。砂時計を依代にしているのなら相当な魔力が必要となる。あれだけの魔力はそう簡単には手に入らない。何年もかければ別だが。とにかく、アワーの目論みは脱した。だからひとまずは一安心。
「ラフォーレ遅いな......」
「プレゼントが何処にあるのかわかってねぇんじゃねーの?」
「えー!そんな事ないよ!だって、机の上に置きっぱなしだよ。鈍感なラフォーレでも気付くでしょ?普通」
「ものすげー言いようだな」
「だって本当のことじゃん!」
「あー俺、様子見てくるわ」
「ラフォーレが心配なんだな?」
「そ、そうだよ」
「フィードバックが素直......世界滅亡?」
「重いわ!」
数分後
「......あ」
声も出せない。ライフ様達はこの事覚えているのかなぁ?お願い。誰でもいいから気付いて。アワーを止めて。まだ戦いは終わっていない。一安心とか言ったけど、まだ安心は早い。
ガチャ
「おーい。ラフォーレ何やって......」
「フィー......」
「ら、ラフォーレ!?どうしたんだよ!その怪我は?」
「あ......」
声もまともに出ない。情け無い。
「ラフォーレ。もう少し我慢しろ。すぐに超回復薬を持って来てやるからな!」
「フィードバック?遅いよ。何やって......えええ!?ラフォーレ!?どうしたの!?その怪我!?」
「......」
「酷い怪我だ!スカイに連絡!あいつ確か、超回復薬持ってたよなぁ?」
「う、うん。前にライフから貰ったって言ってたからまだあるとは思うけど......」
ダッ
「フィードバック!?超回復薬は家にあると思うのよ!」
「ラフォーレ待ってろ!」
「話聞いてる?」
「助けてやるからな!」
「き、聞いてない」
「はーいスットプ」
「ライフ!?今はオメェに構っている時間は......」
「......思っていたよりも酷い怪我ね。ラフォーレちゃんよく頑張ったわ」
「は?」
「とりあえずこれ飲みなさい」
「......あ」
口の中に超回復薬が流れ込む。
「......ゲホ」
少し咽せるけど、体はどんどん回復していく。アワーとの戦いでかなりの負傷だったのに......ものの数分で治ってしまった。
「......ライフ様。覚えていたんですね?」
「えぇ。ラフォーレちゃんのお陰よ。あの時、ラフォーレちゃんが頑張ったから私も他の神も思い出したのよ。ありがとう」
「......はい」
「なんの話だ」
「説明は後。今から地球に行くよ」
「は?なんで?」
「私の考えが正しければ、アワーが言ってた大切な物があるはず......お婆ちゃんは女神様。だから可能性はある」
「......大切な物って何かしら?アワーちゃんがあそこまで怒っているもの。とても大事な物よね?」
「そうじゃなかったらラフォーレに執着なんてしねーだろう」
「アワーの大事な物」
「私の部屋はそのままだって、前に楓が言ってた。だから森崎家に行くよ」
「俺はついて行くぞ」
「私も!」
「もちろん。私も行くわよ」
「二人とも遅いな......」
置いていかれるスカイであった。
次に続く
ドサッ
「......」
力が入らない。やばい目の前が霞んできた。
「さ、流石に......無理......し過ぎ......だな」
此処で終わるかもしれない。でも私は、アワーに勝ったのだ。もう二度とあの世界を創り出す事は出来ないと思う。砂時計を依代にしているのなら相当な魔力が必要となる。あれだけの魔力はそう簡単には手に入らない。何年もかければ別だが。とにかく、アワーの目論みは脱した。だからひとまずは一安心。
「ラフォーレ遅いな......」
「プレゼントが何処にあるのかわかってねぇんじゃねーの?」
「えー!そんな事ないよ!だって、机の上に置きっぱなしだよ。鈍感なラフォーレでも気付くでしょ?普通」
「ものすげー言いようだな」
「だって本当のことじゃん!」
「あー俺、様子見てくるわ」
「ラフォーレが心配なんだな?」
「そ、そうだよ」
「フィードバックが素直......世界滅亡?」
「重いわ!」
数分後
「......あ」
声も出せない。ライフ様達はこの事覚えているのかなぁ?お願い。誰でもいいから気付いて。アワーを止めて。まだ戦いは終わっていない。一安心とか言ったけど、まだ安心は早い。
ガチャ
「おーい。ラフォーレ何やって......」
「フィー......」
「ら、ラフォーレ!?どうしたんだよ!その怪我は?」
「あ......」
声もまともに出ない。情け無い。
「ラフォーレ。もう少し我慢しろ。すぐに超回復薬を持って来てやるからな!」
「フィードバック?遅いよ。何やって......えええ!?ラフォーレ!?どうしたの!?その怪我!?」
「......」
「酷い怪我だ!スカイに連絡!あいつ確か、超回復薬持ってたよなぁ?」
「う、うん。前にライフから貰ったって言ってたからまだあるとは思うけど......」
ダッ
「フィードバック!?超回復薬は家にあると思うのよ!」
「ラフォーレ待ってろ!」
「話聞いてる?」
「助けてやるからな!」
「き、聞いてない」
「はーいスットプ」
「ライフ!?今はオメェに構っている時間は......」
「......思っていたよりも酷い怪我ね。ラフォーレちゃんよく頑張ったわ」
「は?」
「とりあえずこれ飲みなさい」
「......あ」
口の中に超回復薬が流れ込む。
「......ゲホ」
少し咽せるけど、体はどんどん回復していく。アワーとの戦いでかなりの負傷だったのに......ものの数分で治ってしまった。
「......ライフ様。覚えていたんですね?」
「えぇ。ラフォーレちゃんのお陰よ。あの時、ラフォーレちゃんが頑張ったから私も他の神も思い出したのよ。ありがとう」
「......はい」
「なんの話だ」
「説明は後。今から地球に行くよ」
「は?なんで?」
「私の考えが正しければ、アワーが言ってた大切な物があるはず......お婆ちゃんは女神様。だから可能性はある」
「......大切な物って何かしら?アワーちゃんがあそこまで怒っているもの。とても大事な物よね?」
「そうじゃなかったらラフォーレに執着なんてしねーだろう」
「アワーの大事な物」
「私の部屋はそのままだって、前に楓が言ってた。だから森崎家に行くよ」
「俺はついて行くぞ」
「私も!」
「もちろん。私も行くわよ」
「二人とも遅いな......」
置いていかれるスカイであった。
次に続く
0
あなたにおすすめの小説
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【12月末日公開終了】これは裏切りですか?
たぬきち25番
恋愛
転生してすぐに婚約破棄をされたアリシアは、嫁ぎ先を失い、実家に戻ることになった。
だが、実家戻ると『婚約破棄をされた娘』と噂され、家族の迷惑になっているので出て行く必要がある。
そんな時、母から住み込みの仕事を紹介されたアリシアは……?
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる