死亡確定の敵キャラに転生したので全力で回避します

上野佐栁

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シルクロードとイザベラ二人の再会

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 「切った」
 「攻撃がシルクロードに届いた!」
 これでバッドエンドは回避できるはず!
 「ちょっと待って。このままじゃ私達は落っこちるんじゃ......リーリエ‼︎銃!銃を早く出して!」
 「無理無理無理無理無理‼︎これ以上は魔法使えないよ!」
 「落ちる!いやああああ!」
 「り、リリア!落ち着いて。このままだと本当にバランス崩して終わりよ」
 「リーリエ!怖い!怖いよおおおお‼︎」
 「いたたたた⁉︎怪我の部分は掴まないで!」
 「落ちる落ちる落ちる⁉︎」
 「リーリエ」
 「リリア」
 ドンッ
 「あれ?痛くない?」
 「リリア下」
 「ん?下......って⁉︎なにをやってるの?」
 私とリリアの下敷きになったエースとデイモンなのであった。
 「ありがとう。死ぬかと思ったよ」
 「あの高さならバランスさえ崩さなければ多少の捻挫だけで済んだと思うよ?」
 「それでもやだ!」
 「そういえばシルクロード様は!」
 「......っ‼︎」
 「俺はまだ......負けない。俺はまだ負けないぞ!」 
 「嘘でしょ⁇」
 「まだ立っていられるの?」
 「後は俺達に任せろ」
 「......」
 「リーリエ⁇何処行くの......ってそっちはシルクロードが居るんだよ!止まって!」
 「そうだ!」
 「やめろ!」
 「殺されるぞ」
 「皆んなは黙ってって‼︎」
 「⁉︎」
 「り、リーリエ⁇」
 「俺はまだ負けない。負けるはずがない」
 「......シルクロード」
 「リーリエ......クロムラム‼︎」
 「私を殺すの⁇」
 「当たり前だ」
 「すぅー。やれるもんならやってみなさい‼︎本当に私を殺せるなら殺せばいいわ!」
 「やってやるよ」
 「リーリエ避けて!」
 「シルク.ロンド」
 「......っ⁉︎」
 「リーリエ‼︎」
 チョロ
 少しだけおでこを切った。
 「ほら。私を殺せないじゃない。シルク」
 「な、何故俺の本当の名前を知っているんだ?何故なんだ?」
 ぼやぁー 
 「......イザベラ」
 「え?イザベラ⁇」
 確かシルクロードの精霊だったはず。超上級精霊のイザベラ。属性は光。シルクロードは全ての属性の魔法を使えるがその中で一番得意だったのは精霊召喚と回復魔法。
 「イザベラ。俺の元に帰って来たのか⁇もう何処にも行くな。何百年も待った。だからもう俺の側から離れるな。またあんな目に遭う」
 「あんな目に遭う?」
 なにがあったんだっけ?そこの部分は詳しくは書かれてなかったのよね?外伝に出るつもりだったのかも。
 「リーリエさん。少しの間だけでいいから私を憑依させて」
 「え......」
 この声って精霊化を一時的に影響させなくした人の声。ということはこの声の主がイザベラってこと⁉︎
 「ごめんなさい。シルクを助けたいの。だからリーリエさんの体少し借りるね」
 ゾワッ
 「あ、ああ......あああ」
 バタン
 「リーリエ⁉︎」
 「リーリエになにをした!」
 「お、俺はなにもしてない。本当だ。これだけは絶対になにもしてない」
 「......シルク久しぶりね。私のこと誰だかわかる?」
 「まさか......イザベラなのか?」
 「そうだよ。今はリーリエさんの体を借りて君と直接話をしているの」
 まさかこんなにもすんなり行くとは思ってなかった。それだけリーリエさんはシルクを助けたいって気持ちが大きいんだ。
 そう思ったイザベラなのであった。
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