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第1章 聖女、働くってよ
第26話 丸投げは失敗だった
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さてさて教皇を引きずり落とすことにしたのは良いけれど、その前にドイテ王国の件を片付けないと。
あれって第二王子をドイテに連れてったから、結局国王の帰国待ちにされてるみたい。
甘い王太子であっても重鎮たちが即断を許さなかったらしい。
三日で処すと期限切ったのに渡しちゃったらそうなるよね。
精霊に頼めば遠隔でも処せるんだけどね。
シャルロッテさんに丸投げしたから今は自重します。
不満が募って来たらどうなるか知りませんよ?
王子たちは蔦で体を縛ってるだけでなく、魔法の詠唱阻止の為に口を塞いだままだけど隙間から水や食べ物を与えてるそうだ。
固形物は無理っぽいのでポーションや流動物を与えてるみたい。
蔦を切ろうとすれば精霊が阻止するんだけど、一応水を上げてとわたしが言ったから許しているようだ。
シャルロッテさんも神官だから処するのは法の下でと考えたんだろうね。
わたしはわざわざドイテから出るの待ったのに、それを逆手に取られかねないな。
姪っ子が殺される寸前だったんだから厳しくしても良さそうなのに。
私怨を持ち込まない良い神官なんだろう。
私怨バリバリ、攻撃されたことを忘れていない聖女ですが、何か?
と言うかさ、重鎮たちの判断は間違いだと思うよ?
こうしている間にも民や他国にドイテ王国の王子が聖女を殺そうとした話は流れて行くでしょ?
神殿が絡んでるんだから神殿が広めるだろうさ。
最近話題になった聖女様が殺されそうになったって話だもの。
国王が国外でその情報を国の者から聞くならまだ良いさ。
他国の者に先に知らされたらどうよ。
交渉事は破棄されるんじゃね?
国王も交渉してる場合じゃないんだけれど。
これからのお付き合いは控えさせてもらうとか言われるよね?
続報として聖女や神殿と和解したと入って来ないのだもの。
先に国王が知ったとしても同じ結果になるかもしれないけれど、下手すれば相応の相手は引っ込んで下位の者に告げられるのよ?
そんな国の国王と対等に付き合ってられるかって思われちゃうの。
とっとと決着付けるべきだったと思うよ。
事件が起こったけど解決した、と一度に伝えられる機会を逃したの。
国王が帰国するのを待ってる間に、厳罰が当たり前なのにドイテ王国は何してるんだって話になるよね。
王子だから忖度するのか?と思われるよね。
ドイテ国民で決断が速い人は国外へ出る気になってるかも。
時間と共にドイテの評判はどんどん落ちて行くんだから。
ドイテが神様に喧嘩売ったと思う人が出るわよね。
黒幕はやっぱり居たかな。
引き延ばしてるのはそいつらでしょう。
国のことよりも自分たちの利益しか考えない奴ら。
毒のことはバレてると言ってあげた方が良かったんじゃない?
悪足掻きで王太子を正面から殺されるかもしれないけれど。
転移陣が止められてるんだから、何を置いても解決するべきだよね。
創造神様が見てると分かるでしょう?
聖女舐められちゃうよね。
「エミリアはどのような罰を望むの?」
「わたしは元婚約者ですが、思慕は無いので伯母様たちの決定に従います。
王太子殿下まで殺そうとしていたとなれば極刑ですよね。
いえ、知らなかったとは言え聖女様を攻撃しただけでも極刑です。」
「ああ、知らなかったと言うのはあのときにも言ったけど言い訳にならないのよ?
聖女に攻撃した事実だけで十分なの。
大体、問答無用で攻撃して来た馬鹿が悪いわ。」
反撃して処さなかったのはエミリアの名誉回復に必要と思ったから、だけなのよ。
言わないけど。
そう言えばシャルロッテさんに任せちゃったから神像経由の説明は来ないわね。
折角神様を巻き込んだと思ったのに、それ程では無いわよね。
オコだったから勝手に手を出してくるかとも思ったのに。
さすが秩序を尊ぶ最高神様。
無暗なことはしないのね。
無暗じゃないことはしそうだけど。
あれって第二王子をドイテに連れてったから、結局国王の帰国待ちにされてるみたい。
甘い王太子であっても重鎮たちが即断を許さなかったらしい。
三日で処すと期限切ったのに渡しちゃったらそうなるよね。
精霊に頼めば遠隔でも処せるんだけどね。
シャルロッテさんに丸投げしたから今は自重します。
不満が募って来たらどうなるか知りませんよ?
王子たちは蔦で体を縛ってるだけでなく、魔法の詠唱阻止の為に口を塞いだままだけど隙間から水や食べ物を与えてるそうだ。
固形物は無理っぽいのでポーションや流動物を与えてるみたい。
蔦を切ろうとすれば精霊が阻止するんだけど、一応水を上げてとわたしが言ったから許しているようだ。
シャルロッテさんも神官だから処するのは法の下でと考えたんだろうね。
わたしはわざわざドイテから出るの待ったのに、それを逆手に取られかねないな。
姪っ子が殺される寸前だったんだから厳しくしても良さそうなのに。
私怨を持ち込まない良い神官なんだろう。
私怨バリバリ、攻撃されたことを忘れていない聖女ですが、何か?
と言うかさ、重鎮たちの判断は間違いだと思うよ?
こうしている間にも民や他国にドイテ王国の王子が聖女を殺そうとした話は流れて行くでしょ?
神殿が絡んでるんだから神殿が広めるだろうさ。
最近話題になった聖女様が殺されそうになったって話だもの。
国王が国外でその情報を国の者から聞くならまだ良いさ。
他国の者に先に知らされたらどうよ。
交渉事は破棄されるんじゃね?
国王も交渉してる場合じゃないんだけれど。
これからのお付き合いは控えさせてもらうとか言われるよね?
続報として聖女や神殿と和解したと入って来ないのだもの。
先に国王が知ったとしても同じ結果になるかもしれないけれど、下手すれば相応の相手は引っ込んで下位の者に告げられるのよ?
そんな国の国王と対等に付き合ってられるかって思われちゃうの。
とっとと決着付けるべきだったと思うよ。
事件が起こったけど解決した、と一度に伝えられる機会を逃したの。
国王が帰国するのを待ってる間に、厳罰が当たり前なのにドイテ王国は何してるんだって話になるよね。
王子だから忖度するのか?と思われるよね。
ドイテ国民で決断が速い人は国外へ出る気になってるかも。
時間と共にドイテの評判はどんどん落ちて行くんだから。
ドイテが神様に喧嘩売ったと思う人が出るわよね。
黒幕はやっぱり居たかな。
引き延ばしてるのはそいつらでしょう。
国のことよりも自分たちの利益しか考えない奴ら。
毒のことはバレてると言ってあげた方が良かったんじゃない?
悪足掻きで王太子を正面から殺されるかもしれないけれど。
転移陣が止められてるんだから、何を置いても解決するべきだよね。
創造神様が見てると分かるでしょう?
聖女舐められちゃうよね。
「エミリアはどのような罰を望むの?」
「わたしは元婚約者ですが、思慕は無いので伯母様たちの決定に従います。
王太子殿下まで殺そうとしていたとなれば極刑ですよね。
いえ、知らなかったとは言え聖女様を攻撃しただけでも極刑です。」
「ああ、知らなかったと言うのはあのときにも言ったけど言い訳にならないのよ?
聖女に攻撃した事実だけで十分なの。
大体、問答無用で攻撃して来た馬鹿が悪いわ。」
反撃して処さなかったのはエミリアの名誉回復に必要と思ったから、だけなのよ。
言わないけど。
そう言えばシャルロッテさんに任せちゃったから神像経由の説明は来ないわね。
折角神様を巻き込んだと思ったのに、それ程では無いわよね。
オコだったから勝手に手を出してくるかとも思ったのに。
さすが秩序を尊ぶ最高神様。
無暗なことはしないのね。
無暗じゃないことはしそうだけど。
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