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盗賊退治
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「そこの馬車、全ての荷物を置いていきな。じゃないと命はないぜ」
男たちは武器を持って道を塞いでいた。
「と、盗賊!」
サリバンさんはすぐさま中の俺たちに
「盗賊が出ました!数は20人以上です!」
俺たちはすぐに馬車から飛び降りた。
「頭!女もいますぜ!」
「なに!そうか、ならそこの女二人も置いていきな。そうすりゃ命だけは助けてやるよ。クククッ」
頭と呼ばれた男は剣を突き出して言った。
「ルカさん、この人数相手できるか?」
「ちょっとやったことがないなぁ…」
「ならサリバンさんを守ることは可能か?」
「え?う、うん。それなら可能だけど…」
「だったらルカさんたちはサリバンさんを守ってくれ。前の盗賊は俺が殺る。後ろにも4人いるから気をつけて」
俺はそう言うと、ルカたちから離れ盗賊の方に向かって歩いた。
「なんだぁ?おいガキ、怖くて怖気付いたか?ガッハッハ」
「何言ってんだ、お前?お前らの相手なんかは俺一人で充分ってことだよ」
「このクソガキ、言わせておけば!野郎ども!やっちまえ!」
頭らしき男が言うと、下っ端たちが俺に向かって突っ込んで来た。
「無茶だ!一人で20人近くも相手するなんて!」
「くそ!早くスグルのとこに行かねぇと!」
ルカたちは後ろから出てきた盗賊たちと応戦していたが、すぐには来れなさそうだった。
(気持ちは有難いが、怪我でもされればこっちが困るだけなんだよな。それに人を殺しても嫌悪感とかあるのかどうか知りたいしな)
「それじゃあかかってきなよ」
俺は【白刀】と【黒刀】を構えて盗賊たちに向かって挑発をした。
「ナメんなぁー!」
盗賊たちは一斉に俺に向かって走り出してきた。
俺は相手の攻撃を一人一人紙一重で避けながら急所を斬っていった。
「お前ら、なにしてる!全員囲んでさっさとガキを殺れ!」
頭らしき男が言うと俺は周囲を盗賊に囲まれた。
(数は10人ってところか…。何か良さげな方法ないかなぁ)
『マスター、【白刀】と【黒刀】に魔力を込めて振れば斬撃が出ますよ』
「ナイスアドバイスだ、アリス」
俺は早速氷と炎の魔力を両手の刀に込めた。やがて【白刀】の刀身が紅く、【黒刀】の刀身には薄い薄氷が覆われていた。
俺は周りの盗賊たちに斬撃を喰らわせた。一方は焼き尽くされ、もう一方は凍っていた。どうやら属性魔力を込めると斬撃はその属性がつくようだ。俺は頭らしき男を見た。男はすっかり怯えて、尻餅をついていた。俺が男に近寄ろうと歩いて行くと、
「頭には近づかせねぇ!」
残りの奴らが攻撃をしてきた。
俺はその攻撃をすべて避け、一太刀で殺していった。俺は男の前に立つと、
「た!助けてくれ!命だけは勘弁してくれ!」
「お前は今まで自分と同じようなことを言って助けを求めた人を見逃したか?それと同じだ。自分だけが助かろうなんて都合がいいとは思わないのか?」
「そ、それは…」
「答えられないか。それじゃあな」
俺は男に向かって刀を振り下ろそうとすると、ルカが俺の腕を掴んで、
「スグル君、止まってくれないか?」
「なぁルカさん、こいつは俺らを殺そうとしたんだぞ。」
「それは分かってるけど、この惨状は…」
俺は辺りを見渡すとそこには血の海ができ、腕や脚、首のない盗賊が地面に転がっていた。
「…分かった。だがこいつはどうする?」
「もうじきオーベルに着く。そこで衛兵に引き渡そう。それならどうかな?」
「分かった、ならさっさと気を失わせるか」
俺は男の腹に膝蹴りをして、男の気を失わさせ、ルカたちが男を縄で縛った。
「よし、じゃあ馬車に乗ろうか。」
男たちは武器を持って道を塞いでいた。
「と、盗賊!」
サリバンさんはすぐさま中の俺たちに
「盗賊が出ました!数は20人以上です!」
俺たちはすぐに馬車から飛び降りた。
「頭!女もいますぜ!」
「なに!そうか、ならそこの女二人も置いていきな。そうすりゃ命だけは助けてやるよ。クククッ」
頭と呼ばれた男は剣を突き出して言った。
「ルカさん、この人数相手できるか?」
「ちょっとやったことがないなぁ…」
「ならサリバンさんを守ることは可能か?」
「え?う、うん。それなら可能だけど…」
「だったらルカさんたちはサリバンさんを守ってくれ。前の盗賊は俺が殺る。後ろにも4人いるから気をつけて」
俺はそう言うと、ルカたちから離れ盗賊の方に向かって歩いた。
「なんだぁ?おいガキ、怖くて怖気付いたか?ガッハッハ」
「何言ってんだ、お前?お前らの相手なんかは俺一人で充分ってことだよ」
「このクソガキ、言わせておけば!野郎ども!やっちまえ!」
頭らしき男が言うと、下っ端たちが俺に向かって突っ込んで来た。
「無茶だ!一人で20人近くも相手するなんて!」
「くそ!早くスグルのとこに行かねぇと!」
ルカたちは後ろから出てきた盗賊たちと応戦していたが、すぐには来れなさそうだった。
(気持ちは有難いが、怪我でもされればこっちが困るだけなんだよな。それに人を殺しても嫌悪感とかあるのかどうか知りたいしな)
「それじゃあかかってきなよ」
俺は【白刀】と【黒刀】を構えて盗賊たちに向かって挑発をした。
「ナメんなぁー!」
盗賊たちは一斉に俺に向かって走り出してきた。
俺は相手の攻撃を一人一人紙一重で避けながら急所を斬っていった。
「お前ら、なにしてる!全員囲んでさっさとガキを殺れ!」
頭らしき男が言うと俺は周囲を盗賊に囲まれた。
(数は10人ってところか…。何か良さげな方法ないかなぁ)
『マスター、【白刀】と【黒刀】に魔力を込めて振れば斬撃が出ますよ』
「ナイスアドバイスだ、アリス」
俺は早速氷と炎の魔力を両手の刀に込めた。やがて【白刀】の刀身が紅く、【黒刀】の刀身には薄い薄氷が覆われていた。
俺は周りの盗賊たちに斬撃を喰らわせた。一方は焼き尽くされ、もう一方は凍っていた。どうやら属性魔力を込めると斬撃はその属性がつくようだ。俺は頭らしき男を見た。男はすっかり怯えて、尻餅をついていた。俺が男に近寄ろうと歩いて行くと、
「頭には近づかせねぇ!」
残りの奴らが攻撃をしてきた。
俺はその攻撃をすべて避け、一太刀で殺していった。俺は男の前に立つと、
「た!助けてくれ!命だけは勘弁してくれ!」
「お前は今まで自分と同じようなことを言って助けを求めた人を見逃したか?それと同じだ。自分だけが助かろうなんて都合がいいとは思わないのか?」
「そ、それは…」
「答えられないか。それじゃあな」
俺は男に向かって刀を振り下ろそうとすると、ルカが俺の腕を掴んで、
「スグル君、止まってくれないか?」
「なぁルカさん、こいつは俺らを殺そうとしたんだぞ。」
「それは分かってるけど、この惨状は…」
俺は辺りを見渡すとそこには血の海ができ、腕や脚、首のない盗賊が地面に転がっていた。
「…分かった。だがこいつはどうする?」
「もうじきオーベルに着く。そこで衛兵に引き渡そう。それならどうかな?」
「分かった、ならさっさと気を失わせるか」
俺は男の腹に膝蹴りをして、男の気を失わさせ、ルカたちが男を縄で縛った。
「よし、じゃあ馬車に乗ろうか。」
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