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88話 探検に出発
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『たんけんに、しゅっぱつ!!』
『しゅっぱつなの!!』
『出発なんだな!!』
「しゅっぱちゅ!!」
『気をつけて。もしも危ないと思った時はすぐに引き返すか、何処かへ隠れなさい。隠れられられるように、大きな木や大きな岩を、少し増やしておきましたからね』
『チー、ポッカ、お前たちも貝殻は付けたな』
『つけたなの!!』
『完璧なんだな。それにもしも海に落ちても、すぐにオレがみんなを助けるなんだな!!』
『ぽるくんも、こうげきできたらこうげき。でも、たおしたことのないまじゅうには、ちかずかない!!』
「あたちも!」
『大丈夫そうですね』
『ああ』
『それじゃあ行ってらっしゃい』
『約束通り、お昼までに帰ってくるんだぞ』
「あい!!」
『『『ほいはい!!』』』
返事をして、みんなで歩き始める。予定通り今日は島の探検をするよ。とりあえず、少し向こうに大きな木が見えていくから。午前中はそこまで行ったら、戻ってくるつもり。でも探検するところが多すぎて、大きな木の所まで行くことができなくても、ちゃんと戻ってくるよ。
それからさっき、ケロケロがポッカとチーちゃんに言っていた事。貝殻は付けたかって。あれは水の中で呼吸できる貝殻の事で、あれをポッカとチーちゃんも付けたんだ。
ポッカは泳げるけど、やっぱりずっと中にいられるわけなくて。呼吸をしに毎回外へ出てくるんだって。10分に1回くらい? グレイスたちみたいに魔法で、水の中にいられる時間を延ばすことができないんだ。
それでもしも何かあって、ずっと海の中にいることになったら大変でしょう? だからしっぽとか足や手に、ペンダントを繋ぎ合わせて付けたんだ。
水の中での長く呼吸する方法については後日、私たちが泳ぎの練習をする時に、一緒に練習する事になったよ。
チーちゃんは、まだ私と同じで泳げないからね。同じように5つ貝殻を付けたの。しかもペンダントが切れにくいようにって、ケロケロとグレイスが結界を施したから、さらに安全になったんだ。
貝殻を買った時、私は知らなかったんだけど。ポッカとチーちゃんが、これから海で過ごすって事で。私たちが海に潜った時も、一緒にずっと泳ぎたいって言うかもしれないって事で。2人の分も買っておいてくれたみたい。
『ん? おおきないしはっけん!!』
『はっけんなの!!』
『あそこをしらべてみる!!』
『しっかり調べるんだな!!』
5分くらい歩くと、早速大きな石を発見した私たち。最初にポッカが周りに魔獣がいないことを確認。その後は何か危険な物がないか確認しながら、石に近づいていく。
『きけん、なさそう。いしをしらべます!!』
『まわりもしらべるなの!!』
『本も確認なんだな!!』
本。ベルナードさんがね、小さい子用の図鑑をたくさんくれたんだ。その中に花や薬草、石や岩なんかの図鑑もあって。ケロケロが島の所々に、生やしたり置いたりしてくれて。せっかく探検するなら、探してみたらどうかって。
ということで、手分けして大きな石と、その周辺を調べることに。私の担当は大きな石の周りになったから、何も落ちていないのを確認した後、花や薬草の図鑑を確認を確認したよ。
これ、勉強になるよね。私たちだけの探検だから、ケロケロは危険な薬草や花は生やさなかったけど。それでも何も知らない私にとっては、本当にありがたいよ。ちゃんとしっかり覚えないと。
ああ、図鑑といえば。国が探していた、あのポル君と私の落書き付きの、歴史的図鑑ね。あれはみんなが見なかった事にしてくれたよ。国は探し続けるだろうけど、私たちの落書き付きじゃね。それにあの図鑑は、ポル君の宝物だし。
アーセリオア様に見せた時の、あの何ともいえない表情。まぁ、こればかりは。それに帰ってきている時、ポッカとチーちゃんの落書きも増えたし……。
これまたその時の、ベルナードさん達の表情と言ったら。でも、ポル君のだもんなって、無理やり頷いてたよ。
『あっ!! ひかるかいがらはっけん!!』
『いしに、へんなもようかいてあるなの!!』
『美味しい花発見なんだな!!』
え、何々、みんな何か見つけたの? 私はまだ雑草だけなんだけど。
まずはポル君の所を確認。するとポル君の言った通り、夜になると光る貝殻が落ちてたよ。中身はなし。これなら持って帰れるから、すぐにポル君が自分の袋に入れた。
光る貝殻の正体は、ヤドカリに似ているヤリっていう魔獣で。結構凶暴なんだよ。ハサミで挟まれると、指を千切られる可能性が。だから拾う時は、中身が入っているか確認してから触るんだ。大きさはサッカーボールのひと回り大きい感じ。
ただ、食べると美味しくんてね。蒸し焼きが最高なの。どうやって挟まれずに倒すか。それは後ろから近づいて、思い切り貝を蹴るんだ。そうすると中身が飛び出すから、そこを攻撃して倒すの。
ただ、後ろから蹴ると言っても角度が重要で、なかなか難しいんだ。街へ行くまでは5回に1回成功してたけど、最近やってなかったからね。今度いた時ちゃんとできるかどうか。
次は食べ物繋がりで、ポッカの方へ。ポッカが見つけたのは、砂糖菓子みたいな花。メープっていう花で、色は黄色だったりピンクだったりいろいろ。
花びらも葉っぱも、食べると砂糖菓子みたいで、とっても美味しんだ。全部で4つ咲いていたから、みんなで1つずつ食べる事に。
そしてそのメープを食べながら向かったのは、チーちゃんが調べていた場所。石に模様が描いてあるって言ってたけど……。
『これなの!』
『ん?』
『なんなんだな?』
「なにこれ」
そこには確かに、変な模様が描いてあった。
『しゅっぱつなの!!』
『出発なんだな!!』
「しゅっぱちゅ!!」
『気をつけて。もしも危ないと思った時はすぐに引き返すか、何処かへ隠れなさい。隠れられられるように、大きな木や大きな岩を、少し増やしておきましたからね』
『チー、ポッカ、お前たちも貝殻は付けたな』
『つけたなの!!』
『完璧なんだな。それにもしも海に落ちても、すぐにオレがみんなを助けるなんだな!!』
『ぽるくんも、こうげきできたらこうげき。でも、たおしたことのないまじゅうには、ちかずかない!!』
「あたちも!」
『大丈夫そうですね』
『ああ』
『それじゃあ行ってらっしゃい』
『約束通り、お昼までに帰ってくるんだぞ』
「あい!!」
『『『ほいはい!!』』』
返事をして、みんなで歩き始める。予定通り今日は島の探検をするよ。とりあえず、少し向こうに大きな木が見えていくから。午前中はそこまで行ったら、戻ってくるつもり。でも探検するところが多すぎて、大きな木の所まで行くことができなくても、ちゃんと戻ってくるよ。
それからさっき、ケロケロがポッカとチーちゃんに言っていた事。貝殻は付けたかって。あれは水の中で呼吸できる貝殻の事で、あれをポッカとチーちゃんも付けたんだ。
ポッカは泳げるけど、やっぱりずっと中にいられるわけなくて。呼吸をしに毎回外へ出てくるんだって。10分に1回くらい? グレイスたちみたいに魔法で、水の中にいられる時間を延ばすことができないんだ。
それでもしも何かあって、ずっと海の中にいることになったら大変でしょう? だからしっぽとか足や手に、ペンダントを繋ぎ合わせて付けたんだ。
水の中での長く呼吸する方法については後日、私たちが泳ぎの練習をする時に、一緒に練習する事になったよ。
チーちゃんは、まだ私と同じで泳げないからね。同じように5つ貝殻を付けたの。しかもペンダントが切れにくいようにって、ケロケロとグレイスが結界を施したから、さらに安全になったんだ。
貝殻を買った時、私は知らなかったんだけど。ポッカとチーちゃんが、これから海で過ごすって事で。私たちが海に潜った時も、一緒にずっと泳ぎたいって言うかもしれないって事で。2人の分も買っておいてくれたみたい。
『ん? おおきないしはっけん!!』
『はっけんなの!!』
『あそこをしらべてみる!!』
『しっかり調べるんだな!!』
5分くらい歩くと、早速大きな石を発見した私たち。最初にポッカが周りに魔獣がいないことを確認。その後は何か危険な物がないか確認しながら、石に近づいていく。
『きけん、なさそう。いしをしらべます!!』
『まわりもしらべるなの!!』
『本も確認なんだな!!』
本。ベルナードさんがね、小さい子用の図鑑をたくさんくれたんだ。その中に花や薬草、石や岩なんかの図鑑もあって。ケロケロが島の所々に、生やしたり置いたりしてくれて。せっかく探検するなら、探してみたらどうかって。
ということで、手分けして大きな石と、その周辺を調べることに。私の担当は大きな石の周りになったから、何も落ちていないのを確認した後、花や薬草の図鑑を確認を確認したよ。
これ、勉強になるよね。私たちだけの探検だから、ケロケロは危険な薬草や花は生やさなかったけど。それでも何も知らない私にとっては、本当にありがたいよ。ちゃんとしっかり覚えないと。
ああ、図鑑といえば。国が探していた、あのポル君と私の落書き付きの、歴史的図鑑ね。あれはみんなが見なかった事にしてくれたよ。国は探し続けるだろうけど、私たちの落書き付きじゃね。それにあの図鑑は、ポル君の宝物だし。
アーセリオア様に見せた時の、あの何ともいえない表情。まぁ、こればかりは。それに帰ってきている時、ポッカとチーちゃんの落書きも増えたし……。
これまたその時の、ベルナードさん達の表情と言ったら。でも、ポル君のだもんなって、無理やり頷いてたよ。
『あっ!! ひかるかいがらはっけん!!』
『いしに、へんなもようかいてあるなの!!』
『美味しい花発見なんだな!!』
え、何々、みんな何か見つけたの? 私はまだ雑草だけなんだけど。
まずはポル君の所を確認。するとポル君の言った通り、夜になると光る貝殻が落ちてたよ。中身はなし。これなら持って帰れるから、すぐにポル君が自分の袋に入れた。
光る貝殻の正体は、ヤドカリに似ているヤリっていう魔獣で。結構凶暴なんだよ。ハサミで挟まれると、指を千切られる可能性が。だから拾う時は、中身が入っているか確認してから触るんだ。大きさはサッカーボールのひと回り大きい感じ。
ただ、食べると美味しくんてね。蒸し焼きが最高なの。どうやって挟まれずに倒すか。それは後ろから近づいて、思い切り貝を蹴るんだ。そうすると中身が飛び出すから、そこを攻撃して倒すの。
ただ、後ろから蹴ると言っても角度が重要で、なかなか難しいんだ。街へ行くまでは5回に1回成功してたけど、最近やってなかったからね。今度いた時ちゃんとできるかどうか。
次は食べ物繋がりで、ポッカの方へ。ポッカが見つけたのは、砂糖菓子みたいな花。メープっていう花で、色は黄色だったりピンクだったりいろいろ。
花びらも葉っぱも、食べると砂糖菓子みたいで、とっても美味しんだ。全部で4つ咲いていたから、みんなで1つずつ食べる事に。
そしてそのメープを食べながら向かったのは、チーちゃんが調べていた場所。石に模様が描いてあるって言ってたけど……。
『これなの!』
『ん?』
『なんなんだな?』
「なにこれ」
そこには確かに、変な模様が描いてあった。
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