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まこ

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訓練シリーズ

桃瀬にお仕置き①

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人力拘束/くすぐり/最後千隼と桃瀬甘々

攻→千隼+柚木 ※千隼視点
受→桃瀬

◇ ◆

むかつくむかつく。

余裕たっぷりで俺を見上げる桃ちゃんが。
大好きな先輩の一人、柚木先輩をいじめる桃ちゃんが。

──とにかく、俺以外に触れる桃ちゃんがむかつく。

柚木先輩に腕を押さえられても全く動じない桃ちゃんにも苛立ちながら、お腹が直接触れるようにボタンを外して服をはだけさせた。

見えたインナーの中へ手を差し込み、優しくくすぐってみると、一瞬小さく動いた気もしたが相変わらず余裕そうに笑っている。

(悔しい…)

ニコニコと余裕たっぷりな顔を歪めたくて、前に教わった強烈にくすぐったく感じるツボを探してみると、再び小さく体に力が入った。

「んー?あれ、桃瀬さん。ちょっと力入ってない?」

柚木先輩もそれに気付いたのか、腕を押さえつける力を強めた。

「大好きな千隼くんに触られると流石に俺も無反応は無理ですよ~」

すぐにニコニコしながら返すところは腹立たしいが、ほんの少しでも反応してくれたのは嬉しい。

「あっそ。じゃあ俺も手伝うね」

柚木先輩は押さえていた手を離し、桃ちゃんの腕を広げさせて頭上に座ると、足で押さえつけた。

「足で押さえてたら俺もくすぐれるし」

両手が空いた柚木先輩は服の上から桃ちゃんの脇の下をくすぐり出した。──のだが、柚木先輩の攻撃は効かないのか、一切反応は示さない。

(俺そこくすぐられたらそれだけで暴れちゃうのに、桃ちゃんにはやっぱり効かないんだなぁ)

羨ましい気持ちと、笑わせることが出来ない残念な気持ちを抱きながら脇腹に入れた指を優しく動かすと、ビクッと少し大きめに反応してくれた。

(あれ?本当に俺の動きには反応してくれてる)

顔を見ると、大きめの反応が出たのが恥ずかしかったのか、少しだけ耳が赤くなっているような気がした。

(…あ。あの顔やばい)

自分の中にあるSっ気が少し顔を出してしまい、もっと反応してほしい気持ちが強くなった。

「桃ちゃん、俺が触ると少しだけど反応してくれるよね」

「さっきも言ったけど、俺千隼くんのこと大好きだからね~」

照れ隠しなのか、すぐにヘラッとした笑顔でそう返してきて、更にS心に火がついた。

「俺も桃ちゃんが好き。大好き」
「…え、うん…?」

人前ではあまり口にしない素直な気持ちを伝えると、驚いたように目をまんまるにして俺を見つめてきた。

「桃ちゃん。大好き」
「…っ、ん? …っ」

じっと見つめながら指を動かすと、モゾモゾと俺の下で逃げようと動き出したのでグッと力を込めて押さえつけた。

「だからあんまり他の人に触っちゃだめだよ?」
「…っ、ぁ、ちょ……っ、と、ストップ。待って、千隼くん…っ」

さわさわと優しく脇腹をくすぐると、見るからに焦り出してきたのが分かった。それが何だか新鮮で可愛くて軽く爪を立てて優しくくすぐってみた。

「…っ…ん…っ」

反応が大きくなるにつれて柚木先輩もニヤニヤと笑い出し、人差し指でつつくように脇をくすぐり出した。

「以前風見さんから軽く反応してたって聞いたけど、俺は見たの初めてだから新鮮かも。やっぱり千隼が絡むと桃瀬さんもちゃんと反応するだね」

「風見さんは中々きつかったですね~今ちょっと反応してますけど、千隼くんが居るからなんで。柚木さん一人に触られても何も感じませんからね」

「強がってるの?可愛いところあるんだね。桃瀬さん」
「……うっざ」

「千隼の前でそんな言葉使わないの」

柚木先輩が服の上から二の腕を軽く撫でた後、こちょこちょと脇をくすぐると、桃ちゃんの体が小さく跳ねた。声は殆ど出てないが、明らかにくすぐったそうにしている。

(我慢する顔可愛い。柚木先輩も居るからちょっと悔しそうにしてるところも可愛い)

自分の刺激をきっかけに反応してくれたのが嬉しくて、横腹を優しくつついてみると、今までで一番大きな反応が返ってきた。

「…っ千隼、くん、それやめて…!」
「ん?どれのこと?」

ニコッと微笑みかけて横腹やお腹、胸の横やウエスト等、とにかくツンツンと優しくつつきまくると、ググッと力が入った。

(蹴り上げてでも逃げればいいのに)

小さく震える足を感じながらつついたりこしょこしょと優しくくすぐったりと繰り返すと、桃ちゃんの吐息混じりの可愛い声が聞こえてきた。

(我慢しきれなかった声が可愛い)

柚木先輩も反応を見ながら動きを変え、首筋をくすぐり出すと、んんっ、と声を上げながら首を窄めて小さく暴れ出した。

「は…っ、もう、もういいから。分かった、分かった。謝るから…っ」

「俺がやめてって言った時はやめないくせに」
「…っく……ぅぅ……っ、」

二人からの攻撃にも、桃ちゃんは決して笑い声は上げずに必死に声を殺している。自分だったら盛大に笑い転げて暴れているだろうから、やっぱり桃ちゃんは強いんだなと感じた。

(けど正直、桃ちゃんが笑い転げる姿見てみたいだよね。今まで散々俺やみんなを追い詰めてきたんだし、たまにはいいよね)

桃ちゃんの辛そうな声を聞きながら二人で隅々までくすぐるも、結局最後まで俺が期待するような声は聞くことは出来なかった。

しかし、数十分くすぐり続けたからか、刺激をやめた頃には頬は可愛く紅潮しており、くたっと力が抜けていて。そんな貴重な姿が見れて少し満足した。

最後に少しだけ意地悪したくて、力の残ってない桃ちゃんの耳元に唇を寄せ、「大好きだよ」と伝えながら脇腹をくすぐると、少しだけ涙目になりながら力なく首を振って逃げようとした。

「もう俺が見えるところで、他の人触っちゃだめ。分かった?」

「…ん、分かった。嫌な思いさせてごめんね。俺千隼くんだけが好きだからね」

「…」

もっと逃げようと暴れたりしたら耳もいじめようと思ったが、俺が望む返事がきたので体を離した。

「…柚木先輩、ありがとうございました。そして本当にすみませんでした」

「千隼が謝ることじゃないでしょ。俺もレアな桃瀬さん見れたし面白かったよ」

「…本当最悪です。柚木さんで遊ぶんじゃなかった」

「まぁこの状況を作ったのは桃瀬さんなんだし、ちゃんと反省してね?」

「はいはい」

最後まで柚木先輩には少し小生意気な態度だったが、二人とも満足したので桃ちゃんの体力が整った後、柚木先輩の部屋を後にした。

二人きりになってから、桃ちゃんから何か文句言われるかなと思ってチラッと見上げると、それに気付いた桃ちゃんは少ししゃがんで俺に目線を合わせた後、軽くキスをしてくれた。

「ん…」 

「千隼くん。さっきはごめんね。ヤキモチ妬かせちゃったね」

「…うん。だからこれからは絶対見えないところでしてね」

「見えないところでもいじめないように善処します。ね、今から夜ご飯食べに行かない?」

「行く。もう少し一緒に居たいと思ってた」

「俺も。じゃあ行こうか」

差し出してくれた手を握り、ニコッと笑顔を見せると、桃ちゃんも柔らかい笑顔を向けてくれた。

end.

次も同じタイトルですが、この話と関係はありません。
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