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まこ

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訓練シリーズ

怖い話の後に

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柚木と七彩が12~13歳位の時の過去話です。小スカあるので苦手な方はご注意下さい。少しですが怖い話もしています。

くすぐり/小スカ/羞恥

攻→七彩
受→柚木/視点

◇ ◆

「夏だし、怪談話でもしようか」

真っ暗な部屋で、顔に懐中電灯を当ててそう言ったのは風見先輩だった。

「え~何か呼んじゃったらどうすんの?俺やなんだけど」

その場に居た桜花先輩は露骨に嫌そうな顔をしたが、そういう話が大好きな他の先輩達がやろうやろうと盛り上げたので、第一回・怖い話大会が開かれることになった。

一人ずつ話していくのだが、明らかに盛った作り話等が多く、正直雰囲気はあまり怖いとも思えない。

しかし、暗い部屋でそう言った話をするのは初めてで、たまにゾクっとするような部分もあったりして、俺は内心怯えていた。

そんな中、語り手は隣に座っていた七彩になり、実体験なんだけど──と切り出して話を始めた。

「この前一人で寝てた時にさぁ。突然腕を引っ張られたんだよねー。それがまた結構激しくてさぁ。「あ、やば」って思ったけど体は動かないしー、目を開ける勇気もなくてさ。でも目を閉じてて真っ暗なはずなのに、腕を掴んできてる人が「おばあさん」ってのは分かったんだよねー。あれなんだったんだろー?」

「え?終わり?オチは?」

「えー、ないよー?だって実体験だもーん」

「何だよーその後に七彩が襲われる展開盛れよ」

「実はその続きがあるんですけどー。怖かったけど、勇気を振り絞って目を開けたんだー。そしたら突然その人が俺に襲いかかってきてぇー!怖かった!って話でしたぁ」

「あははは、もう怖くなくなってるから!」
「何だよその分かりやすい嘘は」

「だって先輩が話盛れって言うからさぁ!」

「あはは。面白~。あ、そろそろ俺風呂入って寝るわぁ。またこういうのやろうぜー。またな」

話を始めて30分くらいだったが、一人の先輩がそう言ったので大会は終わりとなり、それぞれが部屋へ戻ることになった。

七彩が「みんなの話怖かったなー」と全然怖くなさそうに言いながら立ち上がったので、俺も先輩たちに頭を下げてその場を出た。

さっきの分かりやすい最後の作り話は置いておいて、俺は「この前一人で寝てた時」というワードにずっと引っかかっていた。

(俺たちの部屋でそんなことが起こったってこと?)

そう思うと、今から帰る七彩との二人部屋がやけに怖く感じてしまう。

(寝る前にトイレ行きたいけど怖い…どうしよう)

すぐに部屋に到着したが、毎日過ごしている安心出来る部屋なのに、さっきの話があるからか少しだけ不気味に思えてしまう。

「あのさ、さっきの話本当なの?」

「ん? あぁ。本当だよ。確か柚木が桜花先輩と泊まりで出かけた時かな。ごめん、怖かった?大丈夫?」

「…い、今も居る?その人…」

「えー?俺視えないから分かんない。結局怖すぎて目ぇ閉じてたらそのまま朝になってたし、その後は何もないし。あ、でもこの部屋でもっとやばいやついてさ。毎日変な物体が転がってくんの。しかも止まんないし怖いわー」

「いやそれ俺じゃねーか」

「あは。柚木の転がりが激しいから、きっとその人も近づけないって。怖がらせてごめんね、俺が居るから大丈夫だよ。今日はいつも以上に布団くっつけて寝よ。怖かったら俺の方に入っておいで」

テキパキと布団を敷いてくれた七彩は、言葉通り布団同士をぴったりとくっつけてくれた。夏にくっついて寝るのは暑苦しいが、それ以上にビビっていた俺は、直様七彩の近くに寝転んだ。

「あはは。そんな怖かったのー?可愛い。電気消すよ?」

「お、俺が寝るまでつけてて」

「えぇ?俺柚木が寝るまで起きてなきゃだめなの?」

「…うん」

「はいはい。別にいいけどー。代わりに何か欲しいなぁ」

ゴロンと俺の隣に寝転んだ七彩はニヤニヤしながらそう言ってきた。

「ん…じゃあご飯にプリン出たらやるよ」

「嬉しいけどさ、柚木が欲しいなぁ」

「は?」

「どうせ怖くて寝れないだろ?だったらちょっと遊ぼうよ」

仰向けで寝転んだ俺の上にドサリと覆い被さってきた七彩の顔はニヤニヤと意地の悪い表情になっていて、身の危険を感じた。

「おいっ…何する気?」

「んー?怖い時は"笑う"に限るよ」

俺のちょうど腹部辺りに腰掛けた七彩は、脇腹に手を伸ばしてこちょこちょと擽ってきた。

「!? あははっ…何すんっ、」

「笑ってたら楽しい雰囲気に変わるし、いっぱい体力も消耗するからいいでしょ?ほらー、こちょこちょこちょ~」

「ひゃはっ! あははははっ…やめ、っ、いやはははは!」

バタバタと足をバタつかせ、脇腹を擽る七彩の手を掴んでも全然引き離すことが出来ない。

クイっと時折肋骨に入り込む細い指に背中がのけ反り、口からは盛大な笑いが漏れた。

「いやはははは!! や"めっ、ろっ、ひはははは!!」

「可愛い顔~。柚木は笑ってた方が可愛いよ?」

片方はクニクニと揉む動きで、もう片方はこちょこちょと擽られ、それぞれ違う動きに対処出来ずに暴れると、次は服の中へ手が入ってきた。

「ひゃっ」

ひやっとした七彩の指にビクッと跳ねると、恥ずかしい声も出てしまい、バシッと自分の手で口元を覆った。

「うわ、柚木の体あつ~」

「んぐぅぅ……」

「今更口塞いでも無駄だと思うけどー。あ、折角だし歌を歌いながら可愛がってあげよっか?」

「──?」

「いっぽんばーしこーちょこちょ」

ピトリと両方の脇腹に人差し指がくっつくと、そのまま優しく擽られた。

「んっ」

「階段のぼって~こちょこちょ~」

「んん"っ、んっ」

楽しそうに歌いながら脇腹から脇への指が歩いてくると、口を押さえながらぎゅっと腕を締めた。

「そんなに腕に力入れちゃだーめ。次は二本橋にしようねー」

「んんんっ……!ん!」

トコトコと階段を登るように指が脇腹から上へ移動すると、擽ったくて必死に体を捩った。

「可愛い。擽ったい?」

「擽ったい…っ!やめて!お願いっ、今ちょっと無理っ」

先程行きそびれた所為で、段々と尿意も強くなってきており、これ以上擽られると色んな意味でまずい。

けど漏らしてしまいそうなんて打ち明けれるはずもなく、ただやめてと懇願すると、七彩はしっかりと閉じたはずの脇をこじ開けるように指を差し込んできた。

「ひゃあっ」

「あっつ。すげーあったかい」

「ひっ、はは! あ"っ、ははは!!」

脇の下に入り込んだ指は、力を込めて阻止しても動か続けた。

「いやぁははは!! ちょ、待って、まじで…やばい!やばい!」

「えー?いつも擽ったらやばいやばい言うじゃん」

クスクス笑いながら指が動き続けると、体を力を入れようとしても抜けてしまい、更に尿意が我慢出来なくなってくる。

「~~っ、ん、はぁっ、あ、あッ…七彩、やばい!やばい!っ恥ずかしい、恥ずかしい、汚れちゃっ、」

「大丈夫だって。俺も暑いから汗だくだし、寝てる間に汚れるって」

俺がトイレを我慢しているのに気付かない七彩は、脇から指を抜くと、次は下半身に指を近付けてきた。

「太腿とかこういうとこも擽ったいよねー」

狙ってんのかと言いたくなるような足の付け根や下腹部を擽ってきて、ダラダラと冷や汗が溢れ出した。

「おいっ、待って、出る!出るから!」

「え?出る?何が?」

「っ、も、漏れるっ、ゆびっ、グニグニっしな、ぁ、ぁっ」

「漏れる?──え、まじ?お漏らしするの?」

「~~ッ、」

発言に驚いたのか、七彩の指は一旦止まり、俺はコクコクと頷いた。

「そっかぁ」

パッと指が離れ、終わってくれたと安堵した瞬間、バサッと下着ごとズボンを剥がれた。

「はぁ…?」

「見せて? 柚木がお漏らしするところ」

「──ッ!?」

グイッと足を大きく開かされた後、七彩が閉じれないように間に割り込んできた。

「な、にっ、うそっ…トイレ、」

「明日俺洗濯当番だから大丈夫。──柚木の汚した布団、綺麗に洗ってあげるから」

「やっ……」

縛られているわけでもないのに、強すぎる尿意で力が入らない。カタカタと体を震わせながら涙目で見つめると、スルスルと足の付け根を擽られた。

「──っひ、」

「何処擽ったら出しやすい?」

こちょこちょと足の付け根から自身の付け根へ指を這わされた。

「ひぅっ……~~ッ、ン"んんんっ、」

ビクンと腰が跳ね、ガクガクと足が震え出しても、七彩の指は止まらずに陰茎をなぞり、人差し指で先端を弄り出した。

「──っ!ぅ、くっ、ふぅぅ……」

もう言葉を発することも難しいくらいに全力で力を込め漏らすのを阻止するも、七彩はクスクス笑いながら指を悪戯に遊ばせた。

こちょこちょと二つの玉を擽られ、もう片方の指が下腹部を撫でると、一瞬だけ先端から汁が飛んだ。

「あ、ちょっと出ちゃった?逆に苦しいでしょ。大丈夫、俺が漏らしたことにするから安心して」

「~~~ッッ」

そういう問題じゃない!と言いたいが、もう何も言えない。今にも燃えてしまいそうな程に体が熱くなり、羞恥で溶けそうになる。

「ゃ……っぁ、や………」

「大丈夫。全部出しなよ」

グッと下腹部を指で圧迫され、こちょこちょと裏筋を擽られると、我慢出来ずに俺はそのまま一気に吐き出した。

「やっ、あっあっ、やだっ、やっ」

「顔やば。可愛い」

「み、なっ、見な、でっ──恥ずかしい、ぅあっ…は……ぁあ…」

放出したのが見えて必死に止めようとしても、もう止めることは出来なくて。一気に水溜りが出来てしまうほどぐっしょりと汚してしまった。

出し終えた後はもう意識はぼんやりとしていて、恥ずかしさもなく、ただ残ったのは恍惚としたような感覚だった。

「──柚木、綺麗にしよっか」

その言葉に、俺は小さく頷いた。

end.
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