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第二部 宰相閣下の謹慎事情
348 忘れる事を忘れる?
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※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
「そもそも公安部は内部監察や国益に関わる犯罪活動の取り締まりを行う部署、陛下以外の王族高位貴族との繋がりをなるべく避ける意味でも、潜入任務に就く公安官吏を、テオドル大公殿下には接触させづらいのです」
なるほど。王宮の後ろ暗い所を知る人間が、特定の貴族と癒着しちゃまずいよね、確かに。
実際に癒着はせずとも、そう受け取られるだけでも問題は噴出しそうだ。
ヘルマン長官の言葉に私も頷く。
「コンティオラ公爵閣下のところから派遣されるであろう外交官吏に関しては、レイナ嬢がいらっしゃらなければ、いざと言う時の連絡対象とさせて頂いたかも知れませんが、それでも口外無用の誓約を提出させるなど、事前の根回しは色々と必要になったでしょう」
「私は……その誓約も必要ない、と……?」
「王宮内の皆が、レイナ嬢の後ろに宰相閣下がいらっしゃる事を既に承知していますからね。その宰相閣下は、司法と公安の責任者、私の上司。癒着もなにもあったものじゃない」
むしろ「子飼い」同士の情報交換レベルにしか思われない――そこまであからさまではないにしろ、要はそう言う事をヘルマン長官は言っているに違いない。
エドヴァルドが何とも言えない表情を見せているのも、それを肯定していると思えた。
「それに、これまでのレイナ嬢のご様子から察するに、さぞや忘れる事もお得意だろうと」
…それは、アレですね。その人と次に会っても知らないフリを通すなり、別の人物設定があったなら、黙って話を合わせるなりしろと、そう言う圧力ですね⁉
公安も大概に物騒な部署なんですね、長官サマ。
「そうですね……宰相閣下の為にならないとあれば、忘れる事を忘れるかも知れませんけど、そうでなければ、基本的な空気は読みます。ええ」
あ、さっきまで来ていたのがヘルマンさんだったから、扇なんて手にしてなかった。
仕方がないから「ふふふ」って微笑っておこう。迫力足りないとは思うけど。
「そうですか。お互い、宰相閣下の為に…と言う訳ですね?そう言う事なら、私も〝草〟の連中も安心ですよ。公爵邸にお邪魔した甲斐もあった」
さすがにヘルマン長官は「ふふふ」とは言わないにせよ、吹き出しにセリフを当て嵌めたらそう言いそうな、薄ら寒い笑みは確かに浮かべていた。
やめないか、二人とも――と、エドヴァルドが片手で額を覆うくらいには、寒いやりとりだったのかも知れない。
「いずれにせよ、キリアン第一王子一行は、予定通りなら今日サレステーデ本国に戻る筈だったんだ。それが戻らないとなれば、本国王宮が疑心暗鬼の渦に巻き込まれる。それを狙うにしても、明日には親書を送らないとなるまいよ。それ以上はアンジェスへのいらぬ疑惑を逆に招く」
「その通りです、閣下。今はコンティオラ公爵主導で外交部がその文書の推敲を行っているものの、陛下やフォルシアン公爵が横から物騒な口出しをなさるので、何度推敲しても、喧嘩をふっかけているかのような文面になってしまって、いっこうに作成が進まないとか」
子供か!と言いたくなってしまう話だけれど、ヘルマン長官の表情を見ている限りはどうやら真実っぽい。
「……あの二人は……っ」
それこそ頭を抱えかねない宰相閣下、多分アナタがそこに加わっても、過激さに拍車がかかるだけな気がします。ハイ。
私は内心で、今にも倒れそうな容貌のコンティオラ公爵を思い返しながら、密かに「頑張れー」と、応援を送った。
「ロイヴァス、馬車は単独で王宮に帰らせると良い。公爵邸は今は特例で小型の転移扉の使用が認められている。多少の事だが早く王宮に戻れる」
「…と言う事は、閣下も王宮へお戻りに?」
有難い事は有難いですが…と、やや遠慮がちに口を開いたヘルマン長官に、エドヴァルドは自嘲めいた笑みを浮かべてみせた。
「ほう?私は謹慎処分を受けた身、後は任せた――で、皆が納得するのなら、喜んでそうさせて貰うが」
「――どうぞ王宮へ。不肖ロイヴァス・ヘルマンが共に付かせて頂きますので」
ヘルマン長官、一応エドヴァルドの謹慎を気にしてみたのを、自分で速攻否定していた。
「分かっております。司法を預かる部署の長が、延々と処分を先延ばしにしている事が、いずれ組織に悪影響をもたらすかも知れない事は。ただただ、時期が悪すぎます」
確かに、誰もこんな礼儀作法のことごとくを破壊するかの様な、馬鹿馬鹿しい騒ぎが起きるなどとは、絶対思わない。
馬鹿馬鹿しいけれど、国が絡む話である以上は、宰相の存在は必要不可欠だ。
エドヴァルドも、分かっているとばかりに片手を上げた。
「とりあえずは、陛下とフォルシアン公爵に、あまりコンティオラ公爵を困らせないようにと釘を刺す事と、第一王子達の事情聴取の様子見だな。このまま戻るが構わないか」
返事の代わりにヘルマン長官は黙って一礼した。
「レイナ、すまないが夕食に関しては私の事は気にしないでくれ。この様子だと、第一王子達から情報を抜き出すのはかなり手こずりそうだ。もし、テオドル大公とバリエンダールに向かう貴女に伝えた方が良い情報が得られれば、それは帰宅してから改めて話をさせて欲しい」
…宰相閣下、お言葉が「事情聴取」から「情報を抜き出す」に、本音変換されてますけど。
「あ…はい。私が聞いておいた方が良くて、聞いても問題ないと閣下が判断されたなら、改めて伺いたいと思います」
私はちゃんと本音を真っすぐに伝えた筈なのに、返ってきたのはもの凄く疑わしげな表情だった。
「……そんな顔をしなくても、とか思ったのなら、今すぐ胸に手を当てて、我が身を振り返ってくれるか」
「⁉」
あれ、表情読まれた⁉
「少なくとも今回の騒動に関しては、これ以降私の知らないところで〝鷹の眼〟を動かすな。動かしたければ声をかけろ。サタノフやノーイェルに関しても同様だ。まさかとは思うが、ロイヴァス経由で〝草〟を巻き込むのも禁止だ」
「え⁉そこまでですか⁉」
さすがに〝草〟とやらをどうこうするような事態にはならないだろうと思っていたのに、エドヴァルドの中では「やりかねない」一択だったらしい。先んじる様にして、釘を刺されてしまった。
「バリエンダールに行ってしまえば、臨機応変として貴女に委ねるしかない事は分かっているが、わざわざそれまでに自ら動かずとも良い」
「えー……意図せず巻き込まれてしまった場合とかは……」
こればっかりは、詭弁を弄した訳じゃない。
自分で言うのも何だけど、どちらかと言うと「巻き込まれ体質」な気がするのだ――何となく。
「レイナ……」
エドヴァルドからは、盛大なため息が返ってきたけど。
「そもそも公安部は内部監察や国益に関わる犯罪活動の取り締まりを行う部署、陛下以外の王族高位貴族との繋がりをなるべく避ける意味でも、潜入任務に就く公安官吏を、テオドル大公殿下には接触させづらいのです」
なるほど。王宮の後ろ暗い所を知る人間が、特定の貴族と癒着しちゃまずいよね、確かに。
実際に癒着はせずとも、そう受け取られるだけでも問題は噴出しそうだ。
ヘルマン長官の言葉に私も頷く。
「コンティオラ公爵閣下のところから派遣されるであろう外交官吏に関しては、レイナ嬢がいらっしゃらなければ、いざと言う時の連絡対象とさせて頂いたかも知れませんが、それでも口外無用の誓約を提出させるなど、事前の根回しは色々と必要になったでしょう」
「私は……その誓約も必要ない、と……?」
「王宮内の皆が、レイナ嬢の後ろに宰相閣下がいらっしゃる事を既に承知していますからね。その宰相閣下は、司法と公安の責任者、私の上司。癒着もなにもあったものじゃない」
むしろ「子飼い」同士の情報交換レベルにしか思われない――そこまであからさまではないにしろ、要はそう言う事をヘルマン長官は言っているに違いない。
エドヴァルドが何とも言えない表情を見せているのも、それを肯定していると思えた。
「それに、これまでのレイナ嬢のご様子から察するに、さぞや忘れる事もお得意だろうと」
…それは、アレですね。その人と次に会っても知らないフリを通すなり、別の人物設定があったなら、黙って話を合わせるなりしろと、そう言う圧力ですね⁉
公安も大概に物騒な部署なんですね、長官サマ。
「そうですね……宰相閣下の為にならないとあれば、忘れる事を忘れるかも知れませんけど、そうでなければ、基本的な空気は読みます。ええ」
あ、さっきまで来ていたのがヘルマンさんだったから、扇なんて手にしてなかった。
仕方がないから「ふふふ」って微笑っておこう。迫力足りないとは思うけど。
「そうですか。お互い、宰相閣下の為に…と言う訳ですね?そう言う事なら、私も〝草〟の連中も安心ですよ。公爵邸にお邪魔した甲斐もあった」
さすがにヘルマン長官は「ふふふ」とは言わないにせよ、吹き出しにセリフを当て嵌めたらそう言いそうな、薄ら寒い笑みは確かに浮かべていた。
やめないか、二人とも――と、エドヴァルドが片手で額を覆うくらいには、寒いやりとりだったのかも知れない。
「いずれにせよ、キリアン第一王子一行は、予定通りなら今日サレステーデ本国に戻る筈だったんだ。それが戻らないとなれば、本国王宮が疑心暗鬼の渦に巻き込まれる。それを狙うにしても、明日には親書を送らないとなるまいよ。それ以上はアンジェスへのいらぬ疑惑を逆に招く」
「その通りです、閣下。今はコンティオラ公爵主導で外交部がその文書の推敲を行っているものの、陛下やフォルシアン公爵が横から物騒な口出しをなさるので、何度推敲しても、喧嘩をふっかけているかのような文面になってしまって、いっこうに作成が進まないとか」
子供か!と言いたくなってしまう話だけれど、ヘルマン長官の表情を見ている限りはどうやら真実っぽい。
「……あの二人は……っ」
それこそ頭を抱えかねない宰相閣下、多分アナタがそこに加わっても、過激さに拍車がかかるだけな気がします。ハイ。
私は内心で、今にも倒れそうな容貌のコンティオラ公爵を思い返しながら、密かに「頑張れー」と、応援を送った。
「ロイヴァス、馬車は単独で王宮に帰らせると良い。公爵邸は今は特例で小型の転移扉の使用が認められている。多少の事だが早く王宮に戻れる」
「…と言う事は、閣下も王宮へお戻りに?」
有難い事は有難いですが…と、やや遠慮がちに口を開いたヘルマン長官に、エドヴァルドは自嘲めいた笑みを浮かべてみせた。
「ほう?私は謹慎処分を受けた身、後は任せた――で、皆が納得するのなら、喜んでそうさせて貰うが」
「――どうぞ王宮へ。不肖ロイヴァス・ヘルマンが共に付かせて頂きますので」
ヘルマン長官、一応エドヴァルドの謹慎を気にしてみたのを、自分で速攻否定していた。
「分かっております。司法を預かる部署の長が、延々と処分を先延ばしにしている事が、いずれ組織に悪影響をもたらすかも知れない事は。ただただ、時期が悪すぎます」
確かに、誰もこんな礼儀作法のことごとくを破壊するかの様な、馬鹿馬鹿しい騒ぎが起きるなどとは、絶対思わない。
馬鹿馬鹿しいけれど、国が絡む話である以上は、宰相の存在は必要不可欠だ。
エドヴァルドも、分かっているとばかりに片手を上げた。
「とりあえずは、陛下とフォルシアン公爵に、あまりコンティオラ公爵を困らせないようにと釘を刺す事と、第一王子達の事情聴取の様子見だな。このまま戻るが構わないか」
返事の代わりにヘルマン長官は黙って一礼した。
「レイナ、すまないが夕食に関しては私の事は気にしないでくれ。この様子だと、第一王子達から情報を抜き出すのはかなり手こずりそうだ。もし、テオドル大公とバリエンダールに向かう貴女に伝えた方が良い情報が得られれば、それは帰宅してから改めて話をさせて欲しい」
…宰相閣下、お言葉が「事情聴取」から「情報を抜き出す」に、本音変換されてますけど。
「あ…はい。私が聞いておいた方が良くて、聞いても問題ないと閣下が判断されたなら、改めて伺いたいと思います」
私はちゃんと本音を真っすぐに伝えた筈なのに、返ってきたのはもの凄く疑わしげな表情だった。
「……そんな顔をしなくても、とか思ったのなら、今すぐ胸に手を当てて、我が身を振り返ってくれるか」
「⁉」
あれ、表情読まれた⁉
「少なくとも今回の騒動に関しては、これ以降私の知らないところで〝鷹の眼〟を動かすな。動かしたければ声をかけろ。サタノフやノーイェルに関しても同様だ。まさかとは思うが、ロイヴァス経由で〝草〟を巻き込むのも禁止だ」
「え⁉そこまでですか⁉」
さすがに〝草〟とやらをどうこうするような事態にはならないだろうと思っていたのに、エドヴァルドの中では「やりかねない」一択だったらしい。先んじる様にして、釘を刺されてしまった。
「バリエンダールに行ってしまえば、臨機応変として貴女に委ねるしかない事は分かっているが、わざわざそれまでに自ら動かずとも良い」
「えー……意図せず巻き込まれてしまった場合とかは……」
こればっかりは、詭弁を弄した訳じゃない。
自分で言うのも何だけど、どちらかと言うと「巻き込まれ体質」な気がするのだ――何となく。
「レイナ……」
エドヴァルドからは、盛大なため息が返ってきたけど。
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