332 / 813
第二部 宰相閣下の謹慎事情
382 銀狼殿下と万華鏡の瞳
しおりを挟む
※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
バリエンダールが海洋国家と呼ばれる所以は、アンジェスの様に、ただ海に面しているだけでなく、複雑に入り組む湾や入り江が、地域によっては王都から200kmくらい先でも、まだ続いていると言う所にある。
ゲーム上で見ていた限りは、多くのフィヨルドを抱えるスカンジナビア半島の先端付近が、バリエンダールの勝手なイメージではあるのだけれど。
とは言え〝転移扉〟を抜けた先は、バリエンダール王宮に直結するため、今、外の景色を確かめる事は出来なかった。
「テオ殿!」
案の定、若いながらも落ち着いた感じのする声が、到着後すぐさま耳に入ってきたので、私は周囲の目に触れないうちに、テオドル大公からは一歩離れて、マトヴェイ外交部長と共に視線を下げ、随行者らしい空気を形作った。
「久しいですな、殿下――いや、王太子殿下とお呼びすべきかな。やはり殿下の様な年代だと、6年も7年も会わぬと、雰囲気も変わるものですな。大きくおなりになられた」
「ははっ!其方にかかると私もまだまだ子ども扱いされてしまうようだ!」
やはりテオドル大公が、バリエンダール王家との、形式的ではない交流があると言うのは事実なんだろう。実の祖父にでも話しかけるかの様に「テオ殿」と相手から親しげに話しかけているからだ。
――ミラン・バリエンダール。
赤髪の王子様ことエドベリ・ギーレンに、如何にして対抗しうるか、乙女ゲーム〝蘇芳戦記〟運営側が頭を悩ませた結果の……〝万華鏡の瞳を持つ銀狼殿下〟だったんだろうなと、シャルリーヌと勝手な想像は膨らませていた。
うん、まあやっぱり私よりサラサラっぽい銀髪とか「セントラル・ヘテロクロミア」と現代なら言われる、内側はゴールドとグリーン、外側はライトブルーと、ひとつの目に異なる色彩が出ている〝万華鏡の瞳〟は、静止画の通りだった。
どうやら王家の色らしいので、この分なら現実のミルテ王女も静止画通りに同じ色を持っているんだろうなと、ひとりでちょっと納得していた。
ミラン王太子とミルテ王女との間には、確か私とエドヴァルド以上の年齢差があった。
エドベリ王子よりも幾つか上だった筈だ。
それもあって、バッドエンドが監禁ルートなどと言う物騒な設定になっていたのだろう。
あくまでシスコンが拗れ切っただけに留まっていたのは、運営側にも良心があったと言う事か。
閑話休題。
テオドル大公は政変後は、王宮から退いてアンディション侯爵領にいたと言うから、確かに5~6年は会っていないのかも知れないし、その頃はまだ、ミラン王太子も成人はしていても「王太子」ではなかったんだろう。
お互いが懐かしく思う側面があるのも、無理からぬ事だと言えた。
「テオ殿、早速で済まない。父である国王陛下も、ぜひ今回の顛末をテオ殿自身の口から聞きたいと、西の正面棟に最低限の人数での昼食会を用意させているのだ。お付き合い願えるだろうか」
「無論ですとも。世間話なら、夜でも明日でも出来る事ですからな。まずは本題を」
鷹揚に頷いたミラン王太子の目が、ここでようやく同行者の方へと向いた。
「さすがにユリア殿は今回は来られぬか。妹が、息災かどうかと気にしていたのだが」
「これは有難い。王女殿下に気にかけて頂いていると知れば、妻も喜びましょう。そうですな…息災にはしておりますので、また今回の事態が落ち着いたら、私的に来れるか陛下にお伺いを立ててみますとも」
「そうか。ならばそれだけでも妹には後で伝えておこう。それで――」
「ああ。今回は妻を連れて来れぬ代わりに、私が今、孫同然に目をかけている娘を紹介したいと思いましてな。バリエンダール語にもサレステーデ語にも不自由をしておりませんし、アンジェスとギーレン両国の商業ギルドに伝手を持っているので、話題にも事欠かぬ。書記官としてだけでなく、王女殿下の話し相手にも充分なれるかと。後はもう一人外交官と、残りは護衛の様な者と認識しておいてくれて構いませんぞ」
とりあえず、相手は一国の王太子。
視線は感じたものの、私は言葉は発さずに〝カーテシー〟で頭を下げるだけに留めた。
と言うかテオドル大公、マトヴェイ外交部長の方が本来ならば「外交官」で片付けられない人ですよね⁉
わざとですか、わざと皆の関心を私の方へと向けさせる事で、マトヴェイ外交部長にある程度の行動の自由を持たせるつもりですか⁉
「――名を聞いておこうか」
そんな私の内心の葛藤は、当然ながら誰に理解される事もなく、一応、最低限の礼儀は遵守されたと、王太子が理解したところで、案の定こちらへと話しかけてきた。
「レイナ・ユングベリにございます。大公殿下の仰られた通りに、現在ユングベリ商会の商会長をしております」
「ほう……女性の商会長か。まあどの国も商業ギルドや職人ギルドでは、女性が男性並みに仕事をしていると聞く。確かに妹も興味を示すかも知れないな。まして、テオ殿の推薦付ときている。これは、会わせぬ訳にもいくまい」
「光栄に存じます」
「昼食会には、元々『書記官』及び『外交官』の参加は認められている。事前にそのように連絡もあった事だし、どちらも国同士の対話の中においては参加必須とされる役職だ。まさかその片方が女性だとは聞き及んでいなかったが、テオ殿が認めた随行者と言う事で、誰も表立って非難はすまい」
これも、テオドル大公がこれまで積み上げてきた信頼と人脈の為せる業だろう。
ミラン王太子の声からも、とりたてて不快な感情は感じ取れない。
どちらかと言うと可もなく不可もなく、今のところはさほど関心がない――と言った感じだ。
まあ、サレステーデ王族が起こしている事件の詳細を知りたいと言う思いの方が、今は殊のほか強いに違いない。
「明日、妹主催の茶会…と言っても、テオ殿との面識がある者ばかりだが、昼間に開かれる予定だ。テオ殿にあてがわれた部屋には妹の手製の招待状が置かれているだろうが、妹には追加参加者の連絡を入れておくから、テオ殿と共に参加すると良い。護衛を見越して食事も飲み物も多めに用意されているだろうから、一人くらい増えたとて問題ないだろう」
「おお、ミルテ王女主催とは、それは光栄。もしや初めての主催では?」
もともと、着いた翌日は王族関係者との昼食会があるだろうと、テオドル大公は言っていた。
ただ年齢を考えると、主催が15歳の王女殿下とは思っていなかったのかも知れない。
それにゲーム設定では「病弱」だった筈で、主催自体可能なのか。
実際に、大公もちょっと驚いた声をあげていた。
「ああ。そのうち主催はせねばならないだろうが、侍女長が、テオ殿との茶会ならば肩肘張らずに良い練習になるのではないかと言ってきたからな。私と陛下も、それを了承したんだ」
「なるほど。では王女殿下の初めての主催を温かく見守る事といたしましょうか。確かにそう言う事ならば、妻も一緒に来られれば良かったのでしょうな」
「まあ、テオ殿が合格だと思えば、ユリア殿も交えての次の約束でもしてやってくれ。励みにもなるだろう」
……なんだろう、ここのところ、おかしな王族ばかりを見てきた所為か、ミラン王太子に後光が差している錯覚を一瞬覚えてしまった。
いや、本人の性格はまだ何とも分からないけど、少なくとも公務にはそれを反映させてこない、これまで見た中でもっともマトモな王族に見えるのは、私がだいぶ荒んでいるからだろうか。
「では、西の正面棟に案内させて貰おう」
そう言ってミラン王太子は身を翻した。
バリエンダールが海洋国家と呼ばれる所以は、アンジェスの様に、ただ海に面しているだけでなく、複雑に入り組む湾や入り江が、地域によっては王都から200kmくらい先でも、まだ続いていると言う所にある。
ゲーム上で見ていた限りは、多くのフィヨルドを抱えるスカンジナビア半島の先端付近が、バリエンダールの勝手なイメージではあるのだけれど。
とは言え〝転移扉〟を抜けた先は、バリエンダール王宮に直結するため、今、外の景色を確かめる事は出来なかった。
「テオ殿!」
案の定、若いながらも落ち着いた感じのする声が、到着後すぐさま耳に入ってきたので、私は周囲の目に触れないうちに、テオドル大公からは一歩離れて、マトヴェイ外交部長と共に視線を下げ、随行者らしい空気を形作った。
「久しいですな、殿下――いや、王太子殿下とお呼びすべきかな。やはり殿下の様な年代だと、6年も7年も会わぬと、雰囲気も変わるものですな。大きくおなりになられた」
「ははっ!其方にかかると私もまだまだ子ども扱いされてしまうようだ!」
やはりテオドル大公が、バリエンダール王家との、形式的ではない交流があると言うのは事実なんだろう。実の祖父にでも話しかけるかの様に「テオ殿」と相手から親しげに話しかけているからだ。
――ミラン・バリエンダール。
赤髪の王子様ことエドベリ・ギーレンに、如何にして対抗しうるか、乙女ゲーム〝蘇芳戦記〟運営側が頭を悩ませた結果の……〝万華鏡の瞳を持つ銀狼殿下〟だったんだろうなと、シャルリーヌと勝手な想像は膨らませていた。
うん、まあやっぱり私よりサラサラっぽい銀髪とか「セントラル・ヘテロクロミア」と現代なら言われる、内側はゴールドとグリーン、外側はライトブルーと、ひとつの目に異なる色彩が出ている〝万華鏡の瞳〟は、静止画の通りだった。
どうやら王家の色らしいので、この分なら現実のミルテ王女も静止画通りに同じ色を持っているんだろうなと、ひとりでちょっと納得していた。
ミラン王太子とミルテ王女との間には、確か私とエドヴァルド以上の年齢差があった。
エドベリ王子よりも幾つか上だった筈だ。
それもあって、バッドエンドが監禁ルートなどと言う物騒な設定になっていたのだろう。
あくまでシスコンが拗れ切っただけに留まっていたのは、運営側にも良心があったと言う事か。
閑話休題。
テオドル大公は政変後は、王宮から退いてアンディション侯爵領にいたと言うから、確かに5~6年は会っていないのかも知れないし、その頃はまだ、ミラン王太子も成人はしていても「王太子」ではなかったんだろう。
お互いが懐かしく思う側面があるのも、無理からぬ事だと言えた。
「テオ殿、早速で済まない。父である国王陛下も、ぜひ今回の顛末をテオ殿自身の口から聞きたいと、西の正面棟に最低限の人数での昼食会を用意させているのだ。お付き合い願えるだろうか」
「無論ですとも。世間話なら、夜でも明日でも出来る事ですからな。まずは本題を」
鷹揚に頷いたミラン王太子の目が、ここでようやく同行者の方へと向いた。
「さすがにユリア殿は今回は来られぬか。妹が、息災かどうかと気にしていたのだが」
「これは有難い。王女殿下に気にかけて頂いていると知れば、妻も喜びましょう。そうですな…息災にはしておりますので、また今回の事態が落ち着いたら、私的に来れるか陛下にお伺いを立ててみますとも」
「そうか。ならばそれだけでも妹には後で伝えておこう。それで――」
「ああ。今回は妻を連れて来れぬ代わりに、私が今、孫同然に目をかけている娘を紹介したいと思いましてな。バリエンダール語にもサレステーデ語にも不自由をしておりませんし、アンジェスとギーレン両国の商業ギルドに伝手を持っているので、話題にも事欠かぬ。書記官としてだけでなく、王女殿下の話し相手にも充分なれるかと。後はもう一人外交官と、残りは護衛の様な者と認識しておいてくれて構いませんぞ」
とりあえず、相手は一国の王太子。
視線は感じたものの、私は言葉は発さずに〝カーテシー〟で頭を下げるだけに留めた。
と言うかテオドル大公、マトヴェイ外交部長の方が本来ならば「外交官」で片付けられない人ですよね⁉
わざとですか、わざと皆の関心を私の方へと向けさせる事で、マトヴェイ外交部長にある程度の行動の自由を持たせるつもりですか⁉
「――名を聞いておこうか」
そんな私の内心の葛藤は、当然ながら誰に理解される事もなく、一応、最低限の礼儀は遵守されたと、王太子が理解したところで、案の定こちらへと話しかけてきた。
「レイナ・ユングベリにございます。大公殿下の仰られた通りに、現在ユングベリ商会の商会長をしております」
「ほう……女性の商会長か。まあどの国も商業ギルドや職人ギルドでは、女性が男性並みに仕事をしていると聞く。確かに妹も興味を示すかも知れないな。まして、テオ殿の推薦付ときている。これは、会わせぬ訳にもいくまい」
「光栄に存じます」
「昼食会には、元々『書記官』及び『外交官』の参加は認められている。事前にそのように連絡もあった事だし、どちらも国同士の対話の中においては参加必須とされる役職だ。まさかその片方が女性だとは聞き及んでいなかったが、テオ殿が認めた随行者と言う事で、誰も表立って非難はすまい」
これも、テオドル大公がこれまで積み上げてきた信頼と人脈の為せる業だろう。
ミラン王太子の声からも、とりたてて不快な感情は感じ取れない。
どちらかと言うと可もなく不可もなく、今のところはさほど関心がない――と言った感じだ。
まあ、サレステーデ王族が起こしている事件の詳細を知りたいと言う思いの方が、今は殊のほか強いに違いない。
「明日、妹主催の茶会…と言っても、テオ殿との面識がある者ばかりだが、昼間に開かれる予定だ。テオ殿にあてがわれた部屋には妹の手製の招待状が置かれているだろうが、妹には追加参加者の連絡を入れておくから、テオ殿と共に参加すると良い。護衛を見越して食事も飲み物も多めに用意されているだろうから、一人くらい増えたとて問題ないだろう」
「おお、ミルテ王女主催とは、それは光栄。もしや初めての主催では?」
もともと、着いた翌日は王族関係者との昼食会があるだろうと、テオドル大公は言っていた。
ただ年齢を考えると、主催が15歳の王女殿下とは思っていなかったのかも知れない。
それにゲーム設定では「病弱」だった筈で、主催自体可能なのか。
実際に、大公もちょっと驚いた声をあげていた。
「ああ。そのうち主催はせねばならないだろうが、侍女長が、テオ殿との茶会ならば肩肘張らずに良い練習になるのではないかと言ってきたからな。私と陛下も、それを了承したんだ」
「なるほど。では王女殿下の初めての主催を温かく見守る事といたしましょうか。確かにそう言う事ならば、妻も一緒に来られれば良かったのでしょうな」
「まあ、テオ殿が合格だと思えば、ユリア殿も交えての次の約束でもしてやってくれ。励みにもなるだろう」
……なんだろう、ここのところ、おかしな王族ばかりを見てきた所為か、ミラン王太子に後光が差している錯覚を一瞬覚えてしまった。
いや、本人の性格はまだ何とも分からないけど、少なくとも公務にはそれを反映させてこない、これまで見た中でもっともマトモな王族に見えるのは、私がだいぶ荒んでいるからだろうか。
「では、西の正面棟に案内させて貰おう」
そう言ってミラン王太子は身を翻した。
994
あなたにおすすめの小説
【完結】婚約者が私以外の人と勝手に結婚したので黙って逃げてやりました〜某国の王子と珍獣ミミルキーを愛でます〜
平川
恋愛
侯爵家の莫大な借金を黒字に塗り替え事業を成功させ続ける才女コリーン。
だが愛する婚約者の為にと寝る間を惜しむほど侯爵家を支えてきたのにも関わらず知らぬ間に裏切られた彼女は一人、誰にも何も告げずに屋敷を飛び出した。
流れ流れて辿り着いたのは獣人が治めるバムダ王国。珍獣ミミルキーが生息するマサラヤマン島でこの国の第一王子ウィンダムに偶然出会い、強引に王宮に連れ去られミミルキーの生態調査に参加する事に!?
魔法使いのウィンロードである王子に溺愛され珍獣に癒されたコリーンは少しずつ自分を取り戻していく。
そして追い掛けて来た元婚約者に対して少女であった彼女が最後に出した答えとは…?
完結済全6話
2025.10〜連載版構想書き溜め中
2025.12 〜現時点10万字越え確定
【完結・全3話】不細工だと捨てられましたが、貴方の代わりに呪いを受けていました。もう代わりは辞めます。呪いの処理はご自身で!
酒本 アズサ
恋愛
「お前のような不細工な婚約者がいるなんて恥ずかしいんだよ。今頃婚約破棄の書状がお前の家に届いているだろうさ」
年頃の男女が集められた王家主催のお茶会でそう言ったのは、幼い頃からの婚約者セザール様。
確かに私は見た目がよくない、血色は悪く、肌も髪もかさついている上、目も落ちくぼんでみっともない。
だけどこれはあの日呪われたセザール様を助けたい一心で、身代わりになる魔導具を使った結果なのに。
当時は私に申し訳なさそうにしながらも感謝していたのに、時と共に忘れてしまわれたのですね。
結局婚約破棄されてしまった私は、抱き続けていた恋心と共に身代わりの魔導具も捨てます。
当然呪いは本来の標的に向かいますからね?
日に日に本来の美しさを取り戻す私とは対照的に、セザール様は……。
恩を忘れた愚かな婚約者には同情しません!
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが
マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって?
まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ?
※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。
※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。
ワザと醜い令嬢をしていた令嬢一家華麗に亡命する
satomi
恋愛
醜く自らに魔法をかけてケルリール王国王太子と婚約をしていた侯爵家令嬢のアメリア=キートウェル。フェルナン=ケルリール王太子から醜いという理由で婚約破棄を言い渡されました。
もう王太子は能無しですし、ケルリール王国から一家で亡命してしまう事にしちゃいます!
私の事を婚約破棄した後、すぐに破滅してしまわれた元旦那様のお話
睡蓮
恋愛
サーシャとの婚約関係を、彼女の事を思っての事だと言って破棄することを宣言したクライン。うれしそうな雰囲気で婚約破棄を実現した彼であったものの、その先で結ばれた新たな婚約者との関係は全くうまく行かず、ある理由からすぐに破滅を迎えてしまう事に…。
妹に魅了された婚約者の王太子に顔を斬られ追放された公爵令嬢は辺境でスローライフを楽しむ。
克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
マクリントック公爵家の長女カチュアは、婚約者だった王太子に斬られ、顔に醜い傷を受けてしまった。王妃の座を狙う妹が王太子を魅了して操っていたのだ。カチュアは顔の傷を治してももらえず、身一つで辺境に追放されてしまった。
地味な私では退屈だったのでしょう? 最強聖騎士団長の溺愛妃になったので、元婚約者はどうぞお好きに
有賀冬馬
恋愛
「君と一緒にいると退屈だ」――そう言って、婚約者の伯爵令息カイル様は、私を捨てた。
選んだのは、華やかで社交的な公爵令嬢。
地味で無口な私には、誰も見向きもしない……そう思っていたのに。
失意のまま辺境へ向かった私が出会ったのは、偶然にも国中の騎士の頂点に立つ、最強の聖騎士団長でした。
「君は、僕にとってかけがえのない存在だ」
彼の優しさに触れ、私の世界は色づき始める。
そして、私は彼の正妃として王都へ……
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。