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第二部 宰相閣下の謹慎事情
483 狐火灯る夜(後)
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始まりは、うっすらと白い雲の様な靄が、暗闇の空に見え始めた事だった。
始まるのか?と呟いたエドヴァルドの声に応えるかの様に、少しずつその白い靄は大きくなっていき、範囲が広がり、そしてゆらゆらと揺れ始める。
「……ですね」
うっかり口を開けたまま見ない様に注意しながら、空を見上げていると、その白い帯の範囲が、横の広がりから下の広がりへと更に範囲を広げて、色も白以外の色が少しずつその存在を主張しはじめた。
やっぱり、間違いなくオーロラだった。
虹とは形状も色彩も全く異なっている。
光のカーテン、とはよく言ったものだと思う。
やがて緑色の光のカーテンが湖の上の空に広がり、よく見ればその中に一部、黄色や濃い赤い光が垣間見える――そんな景色が、視界を覆い尽くした。
「わぁ……」
それ以外に言い様がない。
エドヴァルドでさえ、無言のまま目を瞠って、空を見上げている。
しかもまだ、冬に入る前で湖面も凍結していなければ、雪に覆われてもいない。
空に広がる景色はそのまま、湖面にも反映されていた。
「確かに『死ぬまでに一度は見ないと後悔する景色』かも……」
カメラがないのはつくづく惜しい。
ただ、レンズばかり見ていてリアルな景色が疎かになるのも本末転倒なので、これはこれで良いのかも知れない。
瞳のシャッター、心のフィルム。
高校生の頃、修学旅行で一緒だった添乗員のお姉さんが、カメラばかり構えている子にそんな事を言って、目の前の景色をもっと味わうよう言っていたのを思い出した。
まさか異世界に来て、見る事になるとは思わなかったけど、教えてくれたサラさんには感謝だ。
揺れ動く〝光のカーテン〟と逆さに映る湖面をそうして眺めていると、私の呟きを聞き咎めたらしいエドヴァルドの声が、頭上から聞こえてきた。
「やはり貴女のいた世界でも見られる景色と同じなのか……?」
「ああ、はい。オーロラ、なんて呼ばれてました。古い言葉で『夜明けの光』を意味しています。近い色の光が見える事もあるからだとか」
ローマ神話の曙の女神と言われたところで、宗教的概念の薄いこちらの世界では、説明が大変そうだと思い、適度に嚙み砕いた説明をした。
「国によって、言い伝えは色々とあったみたいですよ?それこそ、この世を去って、死者の住まう国へ向かう時に現れる、光に照らされた道だ――なんて話も。サレステーデで『一緒に見ると幸せになれる』なんて言われている方が、全然ステキですよね」
「確かに……それも良いな」
「エドヴァルド様?」
「一緒に景色を眺めて、幸せに暮らして、最後はこの景色を思い出しながら死者の住まう国へ渡る――貴方のいた世界と、こちらの世界とを繋いでいるようで、両方の考え方を取り入れるのも良いんじゃないか?」
「それは……」
話をしている間も、今度は緑に紫が少し混ざった様な色のカーテンが、空を活発に揺れ動いている。
「……そうかも知れませんね」
「ならば私は、いずれあの光の向こうで貴女を待つとしようか」
後ろから私を抱きしめる腕に、やや力が入ったような気がした。
「エドヴァルド様……聞いても良いですか?」
前腕にそっと手を乗せるようにして聞いてみると、一瞬、ほんの微かな反応があった気がしたけれど、口に出したのは「……ああ」と言うシンプルな一言だった。
「エドヴァルド様は、幸せに『したい』派ですか、それとも『なりたい』派ですか?」
幸せになれる、と言われても「幸せ」の感じ方は色々とあるだろう。
素朴な疑問として聞いてみたものの、珍しく、すぐには答えが返ってこなかった。
「えーっと……私、変なことを聞きましたか……?」
「いや……それは、どちらかに決めないといけないものなのか?」
「え?」
思いがけない返しに、今度は私が返事に詰まってしまった。
「ああ、いや……貴女が、私の隣にいて幸せだと思ってくれれば、それが私にとっての幸福だとも言えるんだが……それは、今の分類で括れるものなのか、と」
「……え」
何だろう。今、ものすごく解釈に困る事を聞かされた気がする。
単純に、私の幸せが自分の幸せだと言ったわけではない。
あくまで「エドヴァルドの側で」私が幸せでいられる事が、自分の幸せだと言ったのだ。
どちらかと言えば、幸せに「したい」方に入るのかも知れないけれど、幸せに「なりたい」としても、自分の手で相手を幸せにすると言う大前提がそこに横たわる。
――なるほど、確かに括れない。
そしてそもそも、サレステーデに伝わる伝承に則って、このオーロラならぬ〝狐火〟が広がる空の下で、一緒に幸せになろうと、エドヴァルドは言ったのだ。
「……っ」
思考が半周くらい余分に周ってから、ようやく私はその事に気が付いた。
(うわあぁぁぁ‼︎)
さりげない、本当にさりげない、再度の求婚だと。
「まあ…気が付いてくれただけ、良しとするべきだろうな」
腕の中で、わたわたと身動ぎしだした私に気付いてか、見上げて表情を確かめなくとも、声で、苦笑いを浮かべているのが分かった。
「レイナ。貴女の全てを望む私が、貴女の幸せを望まない道理がないと思わないか?」
「そ…れは……」
「まして、こうやって〝狐火〟を共に見ている。必ず見られるとは限らない景色なのだろう?この景色が背中を押してくれていると――思っては、くれまいか」
再び見上げた夜空の先には――光のカーテン。
緑、黄色、オレンジ、紫…と、今は鮮やかな色が夜空に散っている。
「私を選んでくれ、レイナ。――愛している」
「え…らぶ……?」
後ろから抱きすくめられた腕に、力がこめられる。
「私は貴女を選んだ。だからこそ貴女にも私を選んでほしい。サレステーデの馬鹿王子は問題外としても、バリエンダールに来て、貴女はいらぬところから目を付けられている。そもそもアンジェス国内ででも、貴女は色々な家から注目を浴びている。むしろ私の方が不安なんだ」
――不安。
想像もしていなかった事を言われて、私は言葉に詰まってしまった。
この世界に頼る縁のない、私こそが不安だと思っていたのに。
「レイナ。どうか死ぬまで――私の、隣に」
「エドヴァルド様……」
どう答えるべきなのかが分からずに困惑する私の耳元で、クスリと微笑う声が聞こえた。
「まあ……返事は〝アンブローシュ〟でと言ってあったものな。どうも貴女の顔を見ると、色々と言いたくなったり、したくなったりしてしまって、いけない」
「……っ」
「そう、固くならないでくれ。今はせっかく〝狐火〟を見ているのだから、これ以上は何もしない」
ホッとしかかったのは、一瞬の事。
ただ、と囁く様な声がすぐに続けられた。
「後で、どこかの宰相令息への牽制は付けるから――そのつもりで」
「ふえっ⁉」
後って、いつ⁉
き、聞かなかったコトにしても良いですか――⁉
始まるのか?と呟いたエドヴァルドの声に応えるかの様に、少しずつその白い靄は大きくなっていき、範囲が広がり、そしてゆらゆらと揺れ始める。
「……ですね」
うっかり口を開けたまま見ない様に注意しながら、空を見上げていると、その白い帯の範囲が、横の広がりから下の広がりへと更に範囲を広げて、色も白以外の色が少しずつその存在を主張しはじめた。
やっぱり、間違いなくオーロラだった。
虹とは形状も色彩も全く異なっている。
光のカーテン、とはよく言ったものだと思う。
やがて緑色の光のカーテンが湖の上の空に広がり、よく見ればその中に一部、黄色や濃い赤い光が垣間見える――そんな景色が、視界を覆い尽くした。
「わぁ……」
それ以外に言い様がない。
エドヴァルドでさえ、無言のまま目を瞠って、空を見上げている。
しかもまだ、冬に入る前で湖面も凍結していなければ、雪に覆われてもいない。
空に広がる景色はそのまま、湖面にも反映されていた。
「確かに『死ぬまでに一度は見ないと後悔する景色』かも……」
カメラがないのはつくづく惜しい。
ただ、レンズばかり見ていてリアルな景色が疎かになるのも本末転倒なので、これはこれで良いのかも知れない。
瞳のシャッター、心のフィルム。
高校生の頃、修学旅行で一緒だった添乗員のお姉さんが、カメラばかり構えている子にそんな事を言って、目の前の景色をもっと味わうよう言っていたのを思い出した。
まさか異世界に来て、見る事になるとは思わなかったけど、教えてくれたサラさんには感謝だ。
揺れ動く〝光のカーテン〟と逆さに映る湖面をそうして眺めていると、私の呟きを聞き咎めたらしいエドヴァルドの声が、頭上から聞こえてきた。
「やはり貴女のいた世界でも見られる景色と同じなのか……?」
「ああ、はい。オーロラ、なんて呼ばれてました。古い言葉で『夜明けの光』を意味しています。近い色の光が見える事もあるからだとか」
ローマ神話の曙の女神と言われたところで、宗教的概念の薄いこちらの世界では、説明が大変そうだと思い、適度に嚙み砕いた説明をした。
「国によって、言い伝えは色々とあったみたいですよ?それこそ、この世を去って、死者の住まう国へ向かう時に現れる、光に照らされた道だ――なんて話も。サレステーデで『一緒に見ると幸せになれる』なんて言われている方が、全然ステキですよね」
「確かに……それも良いな」
「エドヴァルド様?」
「一緒に景色を眺めて、幸せに暮らして、最後はこの景色を思い出しながら死者の住まう国へ渡る――貴方のいた世界と、こちらの世界とを繋いでいるようで、両方の考え方を取り入れるのも良いんじゃないか?」
「それは……」
話をしている間も、今度は緑に紫が少し混ざった様な色のカーテンが、空を活発に揺れ動いている。
「……そうかも知れませんね」
「ならば私は、いずれあの光の向こうで貴女を待つとしようか」
後ろから私を抱きしめる腕に、やや力が入ったような気がした。
「エドヴァルド様……聞いても良いですか?」
前腕にそっと手を乗せるようにして聞いてみると、一瞬、ほんの微かな反応があった気がしたけれど、口に出したのは「……ああ」と言うシンプルな一言だった。
「エドヴァルド様は、幸せに『したい』派ですか、それとも『なりたい』派ですか?」
幸せになれる、と言われても「幸せ」の感じ方は色々とあるだろう。
素朴な疑問として聞いてみたものの、珍しく、すぐには答えが返ってこなかった。
「えーっと……私、変なことを聞きましたか……?」
「いや……それは、どちらかに決めないといけないものなのか?」
「え?」
思いがけない返しに、今度は私が返事に詰まってしまった。
「ああ、いや……貴女が、私の隣にいて幸せだと思ってくれれば、それが私にとっての幸福だとも言えるんだが……それは、今の分類で括れるものなのか、と」
「……え」
何だろう。今、ものすごく解釈に困る事を聞かされた気がする。
単純に、私の幸せが自分の幸せだと言ったわけではない。
あくまで「エドヴァルドの側で」私が幸せでいられる事が、自分の幸せだと言ったのだ。
どちらかと言えば、幸せに「したい」方に入るのかも知れないけれど、幸せに「なりたい」としても、自分の手で相手を幸せにすると言う大前提がそこに横たわる。
――なるほど、確かに括れない。
そしてそもそも、サレステーデに伝わる伝承に則って、このオーロラならぬ〝狐火〟が広がる空の下で、一緒に幸せになろうと、エドヴァルドは言ったのだ。
「……っ」
思考が半周くらい余分に周ってから、ようやく私はその事に気が付いた。
(うわあぁぁぁ‼︎)
さりげない、本当にさりげない、再度の求婚だと。
「まあ…気が付いてくれただけ、良しとするべきだろうな」
腕の中で、わたわたと身動ぎしだした私に気付いてか、見上げて表情を確かめなくとも、声で、苦笑いを浮かべているのが分かった。
「レイナ。貴女の全てを望む私が、貴女の幸せを望まない道理がないと思わないか?」
「そ…れは……」
「まして、こうやって〝狐火〟を共に見ている。必ず見られるとは限らない景色なのだろう?この景色が背中を押してくれていると――思っては、くれまいか」
再び見上げた夜空の先には――光のカーテン。
緑、黄色、オレンジ、紫…と、今は鮮やかな色が夜空に散っている。
「私を選んでくれ、レイナ。――愛している」
「え…らぶ……?」
後ろから抱きすくめられた腕に、力がこめられる。
「私は貴女を選んだ。だからこそ貴女にも私を選んでほしい。サレステーデの馬鹿王子は問題外としても、バリエンダールに来て、貴女はいらぬところから目を付けられている。そもそもアンジェス国内ででも、貴女は色々な家から注目を浴びている。むしろ私の方が不安なんだ」
――不安。
想像もしていなかった事を言われて、私は言葉に詰まってしまった。
この世界に頼る縁のない、私こそが不安だと思っていたのに。
「レイナ。どうか死ぬまで――私の、隣に」
「エドヴァルド様……」
どう答えるべきなのかが分からずに困惑する私の耳元で、クスリと微笑う声が聞こえた。
「まあ……返事は〝アンブローシュ〟でと言ってあったものな。どうも貴女の顔を見ると、色々と言いたくなったり、したくなったりしてしまって、いけない」
「……っ」
「そう、固くならないでくれ。今はせっかく〝狐火〟を見ているのだから、これ以上は何もしない」
ホッとしかかったのは、一瞬の事。
ただ、と囁く様な声がすぐに続けられた。
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