547 / 785
第三部 宰相閣下の婚約者
【宰相Side】エドヴァルドの誓願(1)
しおりを挟む
「旦那様、スヴェンテ老公爵様より手紙が届いております」
レイナがバリエンダールに旅立ってすぐの頃。
公爵邸に夕食に戻って来た私に、セルヴァンがそう告げた。
「スヴェンテ老公……ああ、レイナがスヴェンテ邸の庭で気に入った花の種類を確認して貰っていたんだ。開けていい、セルヴァン。中を見たらその花を至急手配してくれるか。花束ではない、鉢植ごとだ」
レイナが帰国したら〝アンブローシュ〟で食事と、求婚に対する返事を――。
その時には、スヴェンテ邸の庭の一部を再現しよう。
大木である「セラシフェラ」は無理にせよ、足元に咲いていたあの花なら、再現は可能だろうと思っていた。
当日レストランごと貸切ったことで、部屋の一つを花で埋め尽くすと言う話に対しても〝アンブローシュ〟側は容認をした。
持ち運びのしやすい鉢植であることも、理由の一つだったかも知れない。
まさか予約を変更する羽目になるとは思わなかったが……いや、彼女の出発前から嫌な予感はしていて、単にその内心に蓋をしただけだ。
――結果として、バリエンダール最北端の地で、二人で見ると幸せになれるとの伝承がある〝狐火〟を見る事が出来たのは僥倖だった。
夜空を見上げながら、私の気持ちを念押ししておいた。
その場で答えを聞きたい気持ちもあったが〝アンブローシュ〟で聞くと言う最初の約束もあるし、花の用意もある。
ピアスも出来上がってくる。
数日の違いならば、戸惑うレイナを見守っても良いだろう。
レイナの国では10代での婚姻は少ないと言うから、なかなか我がごととして考えづらいのかも知れない。
だが、フェドート元公爵邸に来て、トーレン殿下とジュゼッタ姫の想いに触れてしまった以上、私は何があっても二人の二の舞になるわけにはいかなかった。
幸福な報告をすることこそが弔いなのだと、ここに来たことで気持ちが新たになった。
「時勢が許すならまた来てくれても構わぬ。歓迎しよう」
貴族の言葉は建前も多いが、フェドート元公爵のその言葉は、掛け値なしの本音であるように、私には思えた。
* * *
北方遊牧民族ユレルミ族が住まうユッカス村に、サレステーデの宰相の娘と、その恋人だと言うバリエンダールの公爵家の嫡男がいたことは予想外だった。
しかもレイナ――ユングベリ商会が、取引を始めようと色々と既に仕込んでいる。
諸悪の根源である北方遊牧民族イラクシ族の争いの後始末を見届けていかなくてはならないのは、ある意味予想通りであり、上手くいけば北部地域をまとめられるかも知れないと言うそれぞれの思惑もある。
故にバリエンダール王宮に戻る前に、イラクシ族の村にも立ち寄ることになった。
北部地域に火種を残すなとばかりに、即断で追加の簡易型転移装置を送って寄越したミラン王太子は、現メダルド国王よりもよほどの現実主義者と言うべきだろう。
次期国王の器として、ギーレンのエドベリ王子よりは上ではないかと、戻ったところで我が国の国王に報告をしようと思った。
そしてイラクシ族は、争いを始めた姉妹がいがみあっているのは、実は可愛いものだった。
誰にも悟られず、密かに一族を制そうとしている、もう一人の後継者がそこにはいた。
「ふ……ふふふ……思ったよりお人好しですね、ジーノさん」
あの、融通の利かない宰相令息に、そんなことを言ってのける少年。
自分の感情が理解できるのは、これまで少なからず親のエゴの犠牲になって来たからだろう――と。
いけ好かない宰相令息相手には、もっと、いくらだって言ってやれば良いと思うが、少なくとも私とレイナは、それに反論する言葉を持たない。
「レイナ」
そして、イラクシ族のトリーフォンの言葉に動揺をしている。
いや、いつか自分もトリーフォンの様に壊れるのではないかと、怯えている。
「……貴女がこの件に関して、何かを気にする必要はない。そもそも貴女がここまで付きあうことはなかったんだ」
私は両手でレイナの頬に触れ、自分の方へと向かせた。
「私はちゃんと、貴女を『こちら側』へ繋ぎとめる事が出来ているだろうか?」
レイナ、と耳元で囁けば、頬を染めて言葉に詰まる――少しは意識をされていると、自惚れても良いだろうか?
「エドヴァルド様は……何があっても、私を選んでくれる……と」
寄りかかって欲しい。
重いだなどと、思うはずがない。
「私の手を、離さずにいて下さる限りは……私は、エドヴァルド様といます」
証明が、必要なのか。
私はまだ何か言いかけていたレイナの唇を、強引に塞いだ。
「貴女も、私が重くても、狭量でも、構わないんだったな?」
私が貴女の手を離す日は死ぬまで来ないし、死者の国へすら、共に行くつもりでいる。
宰相令息の手など取らせない。
族長の息子に付き添うのは、貴女である必要はない。
私は、貴女の全てが欲しいし、貴女にも私の全てを望んで欲しい。
レイナ。
貴女に残る理性の欠片は――私が貰い受ける。
不安に思う間もないほどに貴女を翻弄しよう。
たとえ夜の間だけで済まなくとも。
バリエンダールから戻って〝アンブローシュ〟で食事をした翌日は、何としてでも一日空けてこうと、この時の私は決意したのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
帰国から〝アンブローシュ〟での求婚、夜通しのイチャイチャ(笑)までのエドヴァルド視点を数話挟ませて下さいm(_ _)m
レイナがバリエンダールに旅立ってすぐの頃。
公爵邸に夕食に戻って来た私に、セルヴァンがそう告げた。
「スヴェンテ老公……ああ、レイナがスヴェンテ邸の庭で気に入った花の種類を確認して貰っていたんだ。開けていい、セルヴァン。中を見たらその花を至急手配してくれるか。花束ではない、鉢植ごとだ」
レイナが帰国したら〝アンブローシュ〟で食事と、求婚に対する返事を――。
その時には、スヴェンテ邸の庭の一部を再現しよう。
大木である「セラシフェラ」は無理にせよ、足元に咲いていたあの花なら、再現は可能だろうと思っていた。
当日レストランごと貸切ったことで、部屋の一つを花で埋め尽くすと言う話に対しても〝アンブローシュ〟側は容認をした。
持ち運びのしやすい鉢植であることも、理由の一つだったかも知れない。
まさか予約を変更する羽目になるとは思わなかったが……いや、彼女の出発前から嫌な予感はしていて、単にその内心に蓋をしただけだ。
――結果として、バリエンダール最北端の地で、二人で見ると幸せになれるとの伝承がある〝狐火〟を見る事が出来たのは僥倖だった。
夜空を見上げながら、私の気持ちを念押ししておいた。
その場で答えを聞きたい気持ちもあったが〝アンブローシュ〟で聞くと言う最初の約束もあるし、花の用意もある。
ピアスも出来上がってくる。
数日の違いならば、戸惑うレイナを見守っても良いだろう。
レイナの国では10代での婚姻は少ないと言うから、なかなか我がごととして考えづらいのかも知れない。
だが、フェドート元公爵邸に来て、トーレン殿下とジュゼッタ姫の想いに触れてしまった以上、私は何があっても二人の二の舞になるわけにはいかなかった。
幸福な報告をすることこそが弔いなのだと、ここに来たことで気持ちが新たになった。
「時勢が許すならまた来てくれても構わぬ。歓迎しよう」
貴族の言葉は建前も多いが、フェドート元公爵のその言葉は、掛け値なしの本音であるように、私には思えた。
* * *
北方遊牧民族ユレルミ族が住まうユッカス村に、サレステーデの宰相の娘と、その恋人だと言うバリエンダールの公爵家の嫡男がいたことは予想外だった。
しかもレイナ――ユングベリ商会が、取引を始めようと色々と既に仕込んでいる。
諸悪の根源である北方遊牧民族イラクシ族の争いの後始末を見届けていかなくてはならないのは、ある意味予想通りであり、上手くいけば北部地域をまとめられるかも知れないと言うそれぞれの思惑もある。
故にバリエンダール王宮に戻る前に、イラクシ族の村にも立ち寄ることになった。
北部地域に火種を残すなとばかりに、即断で追加の簡易型転移装置を送って寄越したミラン王太子は、現メダルド国王よりもよほどの現実主義者と言うべきだろう。
次期国王の器として、ギーレンのエドベリ王子よりは上ではないかと、戻ったところで我が国の国王に報告をしようと思った。
そしてイラクシ族は、争いを始めた姉妹がいがみあっているのは、実は可愛いものだった。
誰にも悟られず、密かに一族を制そうとしている、もう一人の後継者がそこにはいた。
「ふ……ふふふ……思ったよりお人好しですね、ジーノさん」
あの、融通の利かない宰相令息に、そんなことを言ってのける少年。
自分の感情が理解できるのは、これまで少なからず親のエゴの犠牲になって来たからだろう――と。
いけ好かない宰相令息相手には、もっと、いくらだって言ってやれば良いと思うが、少なくとも私とレイナは、それに反論する言葉を持たない。
「レイナ」
そして、イラクシ族のトリーフォンの言葉に動揺をしている。
いや、いつか自分もトリーフォンの様に壊れるのではないかと、怯えている。
「……貴女がこの件に関して、何かを気にする必要はない。そもそも貴女がここまで付きあうことはなかったんだ」
私は両手でレイナの頬に触れ、自分の方へと向かせた。
「私はちゃんと、貴女を『こちら側』へ繋ぎとめる事が出来ているだろうか?」
レイナ、と耳元で囁けば、頬を染めて言葉に詰まる――少しは意識をされていると、自惚れても良いだろうか?
「エドヴァルド様は……何があっても、私を選んでくれる……と」
寄りかかって欲しい。
重いだなどと、思うはずがない。
「私の手を、離さずにいて下さる限りは……私は、エドヴァルド様といます」
証明が、必要なのか。
私はまだ何か言いかけていたレイナの唇を、強引に塞いだ。
「貴女も、私が重くても、狭量でも、構わないんだったな?」
私が貴女の手を離す日は死ぬまで来ないし、死者の国へすら、共に行くつもりでいる。
宰相令息の手など取らせない。
族長の息子に付き添うのは、貴女である必要はない。
私は、貴女の全てが欲しいし、貴女にも私の全てを望んで欲しい。
レイナ。
貴女に残る理性の欠片は――私が貰い受ける。
不安に思う間もないほどに貴女を翻弄しよう。
たとえ夜の間だけで済まなくとも。
バリエンダールから戻って〝アンブローシュ〟で食事をした翌日は、何としてでも一日空けてこうと、この時の私は決意したのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
帰国から〝アンブローシュ〟での求婚、夜通しのイチャイチャ(笑)までのエドヴァルド視点を数話挟ませて下さいm(_ _)m
949
あなたにおすすめの小説
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました
由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。
尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。
けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。
そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。
再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。
一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。
“尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。
静かに離婚しただけなのに、
なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。
事情があってメイドとして働いていますが、実は公爵家の令嬢です。
木山楽斗
恋愛
ラナリアが仕えるバルドリュー伯爵家では、子爵家の令嬢であるメイドが幅を利かせていた。
彼女は貴族の地位を誇示して、平民のメイドを虐げていた。その毒牙は、平民のメイドを庇ったラナリアにも及んだ。
しかし彼女は知らなかった。ラナリアは事情があって伯爵家に仕えている公爵令嬢だったのである。
平民の娘だから婚約者を譲れって? 別にいいですけど本当によろしいのですか?
和泉 凪紗
恋愛
「お父様。私、アルフレッド様と結婚したいです。お姉様より私の方がお似合いだと思いませんか?」
腹違いの妹のマリアは私の婚約者と結婚したいそうだ。私は平民の娘だから譲るのが当然らしい。
マリアと義母は私のことを『平民の娘』だといつも見下し、嫌がらせばかり。
婚約者には何の思い入れもないので別にいいですけど、本当によろしいのですか?
お前は家から追放する?構いませんが、この家の全権力を持っているのは私ですよ?
水垣するめ
恋愛
「アリス、お前をこのアトキンソン伯爵家から追放する」
「はぁ?」
静かな食堂の間。
主人公アリス・アトキンソンの父アランはアリスに向かって突然追放すると告げた。
同じく席に座っている母や兄、そして妹も父に同意したように頷いている。
いきなり食堂に集められたかと思えば、思いも寄らない追放宣言にアリスは戸惑いよりも心底呆れた。
「はぁ、何を言っているんですか、この領地を経営しているのは私ですよ?」
「ああ、その経営も最近軌道に乗ってきたのでな、お前はもう用済みになったから追放する」
父のあまりに無茶苦茶な言い分にアリスは辟易する。
「いいでしょう。そんなに出ていって欲しいなら出ていってあげます」
アリスは家から一度出る決心をする。
それを聞いて両親や兄弟は大喜びした。
アリスはそれを哀れみの目で見ながら家を出る。
彼らがこれから地獄を見ることを知っていたからだ。
「大方、私が今まで稼いだお金や開発した資源を全て自分のものにしたかったんでしょうね。……でもそんなことがまかり通るわけないじゃないですか」
アリスはため息をつく。
「──だって、この家の全権力を持っているのは私なのに」
後悔したところでもう遅い。
離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。
しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。
私たち夫婦には娘が1人。
愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。
だけど娘が選んだのは夫の方だった。
失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。
事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。
再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。