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VOL:5 デート前夜
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寝よう寝ようとしたけれどサーシャは月が空の闇を彩る時間に眠る事が出来なかった。
太陽が顔を出せば憧れだったリヒトとデートの時間が始まる。
メアリも手伝って教会のバザーで買った服をテーブルや寝台に並べ、散々迷って淡いイエローのワンピースを選んで襟元や袖口、裾にレースや刺繍を施した。
元は寄付が出来るほど裕福な貴族の令嬢が着ていたワンピース。
袖口や裾には食べ物なのか飲み物なのかのシミが付いていたりする。
身分が上に行くにしたがって着用する衣類は布地も質の良いものになり、洗う事で縮んだり色落ちをする事から基本的に洗濯をしない。サーシャもメアリも侯爵クラスが出席する夜会や茶会に呼ばれる事は滅多にないが、出席した際は出来る限り彼らには近寄らない。
うっかり着用している衣類を汚してしまおうものなら弁済が出来ないからである。
1着が数百万から中には数千万というご夫人方。
何処で逆鱗に触れるかも判らないし、性格が良いものばかりとは限らない。
住む世界が違う人間に難癖でもつけられてしまう事は人生の詰みを意味する。
ふるふると恐ろしい想像に首を横に振り、サーシャはリヒトから届いた手紙にまた穴が開くほどど視線を落とした。
『劇場の入り口に10時半』
リヒトの直筆かと思うとドキドキする気持ちが高まっていく。
待ち合わせ時間と場所にサーシャの心はもう飛んでいた。
――隣にいてくださるってだけでラッキーなんだから!――
サーシャにとってリヒトは住む世界の違う憧れの人。
腕を組むどころか手を繋ぐ事すら烏滸がましいと感じ、付かず離れずの距離で2人だけの時間が過ごせる事にだけ集中しようと胸を躍らせた。
花を贈られた事は夢ではなかったけれど、サーシャは現実をよく理解している。
現実では小説のような事が身に降りかかるのは極々稀な事で、きっとリヒトも何かの気まぐれで声を掛けたに過ぎない。
もしかすると意中の女性が突然の不参加で持て余した花を贈っただけ。外聞も気にするであろうから明日のお出掛けも「お詫び」のようなものだと。
そう思ってもサーシャも夢を見ないわけでは無い。
ほんの少しだけ。神様の気まぐれで与えられた明日の時間に叶わぬ夢を思い描いてもバチは当たらないだろう。
何度もハンガーに吊るしたワンピースを眺め、小さなバッグの中身も確認する。
8歳の時から働き始めて、少しづつ貯めて来た金は10年経っても平民文官の1か月分の給料しかない。しかし家に金を入れる事をサーシャが止めてしまえば父も兄も母も食べる事も出来ないし、何より母親の薬が買えなくなる。
毎月少ない月で200クル。多い月でも2000クル。
サーシャが10年貯めて来た金の全てが入っている。
「足らなかったら使って」
メアリはそう言ってサーシャに5万クルを「ある時払いの催促なし」で貸してくれた。
リヒトには「観劇は数回」と言ったが、実際は子供の駄賃で観られる程度のドサ廻りをしている俳優志望の人間が流行りの芝居を焼き直しで行う三文芝居を街角で観た程度。
劇場でフカフカの椅子に腰かけて劇を観た事など一度もない。
――お金の事だけでも住む世界が違うのよね――
夜会でリヒトが着ていた上着ですら父親の年間の収入で買えるかどうか。
一生に一度の降って沸いた幸運を数時間楽しむだけ。
そう心に刻むように言い聞かせる。
――きっとその思い出だけでスープなしのパンが食べられるわ――
夜が明けてサーシャは早めの朝食、と言っても夕食にする野菜のスープの皮だけを煮だした灰汁を取る際にすくったスープとは呼べないものと、週に一度パン屋で売れ残って持ち帰り自由と書かれたもうカチカチの石のようになったパンを鉄串に刺して竈の火で直接炙った物を胃に流し込んだ。
約束の時間まではまだ2時間半ある午前8時。
辻馬車も金がかかるため、サーシャは歩いて劇場に向かうために家を出た。
~★~リヒトSIDE~★~
パンパンと肌と肌のぶつかる音が不規則に響く部屋。
粗い息遣いは複数あって、2人と3人は獣のように欲を解き放っていた。
セニーゼン公爵家のビアンカ、ハゼーク侯爵家のアベルとエルサ、フラキ侯爵家のフランク、コナー伯爵家のリヒトは相手を変えて相手が男であろうと女であろうと問わずに数か月に一度、アブノーマルな夜を愉しむ。
5人だけで楽しむのは人間の数が増えればそれだけトラブルの元になる。
かと言って3人では男2人に女1人となるか男1人に女2人となって、これまた独占の気持ちが芽生えてしまうややこしい関係になるから。
男3人に女2人の5人の関係なら「感情」という面倒な事がない。
月が空の真上から傾き始めた頃、息も上がった5人は裸のままで寝台にある者は重なったまま、ある者はごろりと仰向けになってコトを終えた。
むくりと体を起こしたリヒトは裸のままで少し離れた椅子に腰かけ、栓を抜いてそのままにしていたワイン瓶を咥えると喉仏を上下に動かして瓶に残った液体を飲み干した。
「明日はデートなんだが、お前たちは何処で見てる?」
空になったワイン瓶を無造作にテーブルに転がしながら、まだ横たわっている4人に声を掛けた。
「チケットは買ったの?」
「チケット?買う訳がない。なんで俺が貧乏人の為に身銭を切らなきゃいけなんだ?」
気怠そうにビアンカが問う声に、リヒトは馬鹿馬鹿しいと語尾に付け加えて答えを返した。
まだ体を繋げたままの異母兄アベルの体を押しのけてエルサが不思議そうに問うた。
「でも観劇なんでしょう?違うの?」
エルサの問いにフランクがエルサの双璧を後ろから手のひらで包みながらさらに答えを返した。
「俺らが観劇するんだろ?疑似恋愛劇場を」フランクが言えば
「あぁ、なるほど。ならチケットは必要ないわね。うふふっ」エルサが笑う。
リヒトの向かいの椅子にビアンカがリヒトと同じく裸のままで腰を下ろし、白い片足を椅子に引っかけるとペディキュアを爪で剥ぎ始めた。
カリカリと削ぐように動かすと床にポロポロと残骸が舞って落ちていく。
「なんでチケット買わないのよ。外だと日に焼けちゃうじゃない」
「じゃぁビアンカが金を出してくれよ」
「は?なんでわたくしが?」
「貧乏人に金は出したくない。だって結果がどっちに転ぼうと俺だけは上乗せがないんだぜ?」
「負けたって損はないじゃない。わたくしだって商会に使用後、破損させて返品し返金させる賭けでは同じだったわよ?」
ビアンカの言葉に残滓の入ったゴムをバシッと壁に投げつけたアベル。
その時の賭けでは平民街にある小さな商会でガラスの花瓶をビアンカが買った。
『陶器よりも繊細なので』という説明を逆手に取り、「柄が繊細」だと言い張って「落としたら割れるとは聞いていない」と理不尽なクレームをつけて商品代を返金させるついでに、片付けで使用人が怪我をしたと治療費まで毟り取ったビアンカ。その商会はビアンカが筆頭公爵家の令嬢だと知り泣き寝入りして今はもう店をたたんだ。
アベルは実直な店主が屈するはずが無いと「返金なし」に賭けて1人負けをしたのだ。
リヒトは苛立つアベルを宥めるように声を掛けた。
「今度は勝たせてやるよ。涼しいオープンテラスのカフェで見てろって」
「1回でケリをつけろよ?」
「まぁまぁ、そう焦るなって。棄てられた時のどん底な顔は1、2回可愛がったところで見られないじゃないか」
そういうとリヒトは立ち上がり服を着始めると「初回が大事」と言い残し先に部屋を出ていった。
太陽が顔を出せば憧れだったリヒトとデートの時間が始まる。
メアリも手伝って教会のバザーで買った服をテーブルや寝台に並べ、散々迷って淡いイエローのワンピースを選んで襟元や袖口、裾にレースや刺繍を施した。
元は寄付が出来るほど裕福な貴族の令嬢が着ていたワンピース。
袖口や裾には食べ物なのか飲み物なのかのシミが付いていたりする。
身分が上に行くにしたがって着用する衣類は布地も質の良いものになり、洗う事で縮んだり色落ちをする事から基本的に洗濯をしない。サーシャもメアリも侯爵クラスが出席する夜会や茶会に呼ばれる事は滅多にないが、出席した際は出来る限り彼らには近寄らない。
うっかり着用している衣類を汚してしまおうものなら弁済が出来ないからである。
1着が数百万から中には数千万というご夫人方。
何処で逆鱗に触れるかも判らないし、性格が良いものばかりとは限らない。
住む世界が違う人間に難癖でもつけられてしまう事は人生の詰みを意味する。
ふるふると恐ろしい想像に首を横に振り、サーシャはリヒトから届いた手紙にまた穴が開くほどど視線を落とした。
『劇場の入り口に10時半』
リヒトの直筆かと思うとドキドキする気持ちが高まっていく。
待ち合わせ時間と場所にサーシャの心はもう飛んでいた。
――隣にいてくださるってだけでラッキーなんだから!――
サーシャにとってリヒトは住む世界の違う憧れの人。
腕を組むどころか手を繋ぐ事すら烏滸がましいと感じ、付かず離れずの距離で2人だけの時間が過ごせる事にだけ集中しようと胸を躍らせた。
花を贈られた事は夢ではなかったけれど、サーシャは現実をよく理解している。
現実では小説のような事が身に降りかかるのは極々稀な事で、きっとリヒトも何かの気まぐれで声を掛けたに過ぎない。
もしかすると意中の女性が突然の不参加で持て余した花を贈っただけ。外聞も気にするであろうから明日のお出掛けも「お詫び」のようなものだと。
そう思ってもサーシャも夢を見ないわけでは無い。
ほんの少しだけ。神様の気まぐれで与えられた明日の時間に叶わぬ夢を思い描いてもバチは当たらないだろう。
何度もハンガーに吊るしたワンピースを眺め、小さなバッグの中身も確認する。
8歳の時から働き始めて、少しづつ貯めて来た金は10年経っても平民文官の1か月分の給料しかない。しかし家に金を入れる事をサーシャが止めてしまえば父も兄も母も食べる事も出来ないし、何より母親の薬が買えなくなる。
毎月少ない月で200クル。多い月でも2000クル。
サーシャが10年貯めて来た金の全てが入っている。
「足らなかったら使って」
メアリはそう言ってサーシャに5万クルを「ある時払いの催促なし」で貸してくれた。
リヒトには「観劇は数回」と言ったが、実際は子供の駄賃で観られる程度のドサ廻りをしている俳優志望の人間が流行りの芝居を焼き直しで行う三文芝居を街角で観た程度。
劇場でフカフカの椅子に腰かけて劇を観た事など一度もない。
――お金の事だけでも住む世界が違うのよね――
夜会でリヒトが着ていた上着ですら父親の年間の収入で買えるかどうか。
一生に一度の降って沸いた幸運を数時間楽しむだけ。
そう心に刻むように言い聞かせる。
――きっとその思い出だけでスープなしのパンが食べられるわ――
夜が明けてサーシャは早めの朝食、と言っても夕食にする野菜のスープの皮だけを煮だした灰汁を取る際にすくったスープとは呼べないものと、週に一度パン屋で売れ残って持ち帰り自由と書かれたもうカチカチの石のようになったパンを鉄串に刺して竈の火で直接炙った物を胃に流し込んだ。
約束の時間まではまだ2時間半ある午前8時。
辻馬車も金がかかるため、サーシャは歩いて劇場に向かうために家を出た。
~★~リヒトSIDE~★~
パンパンと肌と肌のぶつかる音が不規則に響く部屋。
粗い息遣いは複数あって、2人と3人は獣のように欲を解き放っていた。
セニーゼン公爵家のビアンカ、ハゼーク侯爵家のアベルとエルサ、フラキ侯爵家のフランク、コナー伯爵家のリヒトは相手を変えて相手が男であろうと女であろうと問わずに数か月に一度、アブノーマルな夜を愉しむ。
5人だけで楽しむのは人間の数が増えればそれだけトラブルの元になる。
かと言って3人では男2人に女1人となるか男1人に女2人となって、これまた独占の気持ちが芽生えてしまうややこしい関係になるから。
男3人に女2人の5人の関係なら「感情」という面倒な事がない。
月が空の真上から傾き始めた頃、息も上がった5人は裸のままで寝台にある者は重なったまま、ある者はごろりと仰向けになってコトを終えた。
むくりと体を起こしたリヒトは裸のままで少し離れた椅子に腰かけ、栓を抜いてそのままにしていたワイン瓶を咥えると喉仏を上下に動かして瓶に残った液体を飲み干した。
「明日はデートなんだが、お前たちは何処で見てる?」
空になったワイン瓶を無造作にテーブルに転がしながら、まだ横たわっている4人に声を掛けた。
「チケットは買ったの?」
「チケット?買う訳がない。なんで俺が貧乏人の為に身銭を切らなきゃいけなんだ?」
気怠そうにビアンカが問う声に、リヒトは馬鹿馬鹿しいと語尾に付け加えて答えを返した。
まだ体を繋げたままの異母兄アベルの体を押しのけてエルサが不思議そうに問うた。
「でも観劇なんでしょう?違うの?」
エルサの問いにフランクがエルサの双璧を後ろから手のひらで包みながらさらに答えを返した。
「俺らが観劇するんだろ?疑似恋愛劇場を」フランクが言えば
「あぁ、なるほど。ならチケットは必要ないわね。うふふっ」エルサが笑う。
リヒトの向かいの椅子にビアンカがリヒトと同じく裸のままで腰を下ろし、白い片足を椅子に引っかけるとペディキュアを爪で剥ぎ始めた。
カリカリと削ぐように動かすと床にポロポロと残骸が舞って落ちていく。
「なんでチケット買わないのよ。外だと日に焼けちゃうじゃない」
「じゃぁビアンカが金を出してくれよ」
「は?なんでわたくしが?」
「貧乏人に金は出したくない。だって結果がどっちに転ぼうと俺だけは上乗せがないんだぜ?」
「負けたって損はないじゃない。わたくしだって商会に使用後、破損させて返品し返金させる賭けでは同じだったわよ?」
ビアンカの言葉に残滓の入ったゴムをバシッと壁に投げつけたアベル。
その時の賭けでは平民街にある小さな商会でガラスの花瓶をビアンカが買った。
『陶器よりも繊細なので』という説明を逆手に取り、「柄が繊細」だと言い張って「落としたら割れるとは聞いていない」と理不尽なクレームをつけて商品代を返金させるついでに、片付けで使用人が怪我をしたと治療費まで毟り取ったビアンカ。その商会はビアンカが筆頭公爵家の令嬢だと知り泣き寝入りして今はもう店をたたんだ。
アベルは実直な店主が屈するはずが無いと「返金なし」に賭けて1人負けをしたのだ。
リヒトは苛立つアベルを宥めるように声を掛けた。
「今度は勝たせてやるよ。涼しいオープンテラスのカフェで見てろって」
「1回でケリをつけろよ?」
「まぁまぁ、そう焦るなって。棄てられた時のどん底な顔は1、2回可愛がったところで見られないじゃないか」
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