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VOL:26の2 本当の事が言えない★最終話
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「こんな事ってあるのね」
「あるんだな。俺も時間差でってのは初めてだな」
アベルとリヒトを縄で縛りあげてラウロとサーシャは焚火に枝をポキリと折って放り込んだ。
珈琲は飲み終わり、黙ってただ焚火の炎を見ていると、後ろから声がした。
「サーシャ・・・ごめん。僕を追ってここまで来たんだよね」
後ろ手と足首を縛られ転がされたままリヒトはポロポロと涙を溢して芋虫が這うようにじわじわと方向を変えて顔をサーシャに向けた。
チラリと見た後、サーシャはリヒトから顔ごと反らす。
「サーシャ。お願いだ。僕の話を聞いてくれないか?頼むよ」
グスグスと涙声のリヒトに無視を貫くサーシャ。
ラウロは「話くらいなら良いんじゃないか?」とリヒトの元に行くと上半身を起こし、足は伸びた状態だが座らせた。
「話なんかする事ないもの。もう寝るわ。川にでも放り込んで置いたら明日は中流辺りまで流れ着いてるんじゃない?」
「サーシャ。それは仰向けで居られればだ。うつ伏せだと大変だぞ?水●体は引き上げるにも苦労するんだ」
「じゃ、茂みに置いとけば?蛇にでも噛まれれば良いんだわ」
「血清はそうやって作るんだぞ?」
「ラウロさん。なんでそんな男のカタを持つの?」
「カタを持ってるわけじゃない。でもこの機会だしサーシャも言いたい事を言えるんじゃないか?」
リヒトに対してはまだ腹に据えかねている事もある。
チラリと見れば視線があった気になっているのか「サーシャ」と嬉しそうな声を出す。気持ち悪い限りだが、どうせ明日、道すがらに警護団に連絡をしてくれる人を探さねばならないし、と諦めをつけた。
「何でしょう・・・」
「サーシャ!ありがとう。本当の事が言えなくてずっと苦しかった。騙している事も、奴らと付き合いを続けるのも辛かったんだ。でもサーシャを守る為ならそれも仕方がないと。世の中の必要悪と言う奴だ。判ってくれるよね」
「いいえ?心苦しくなるほど嘘を吐く事を選んだのは貴方ですし、私の為と言いながら貴方がしてたのは自己防衛だったり、保身です。でも…私は貴方に憧れていたのは本当です。あの時、幸せだと感じた気持ちがあったのも。騙されていたと知って・・・そんな気持ちも消えてしまいました」
「そんな!僕の気持ちは何時だって本当だった!僕はサーシャを愛している。曲げようのない事実だ!」
「そこまで仰ってくれるのは有難いですが、だからと言って気持ちを賭けの対象にしていい…人の気持ちを弄んでいいなんてならないでしょう?少なくとも私は誰かの気持ちを賭けの対象にするような人の言葉は信じられませんから」
「本当なんだってば!賭けの対象にしたのは悪かった!でもっ気持ちは本当だったんだよ」
「結婚だなんだと言いながら他の女性ともお付き合い。私には同時進行なんて無理ですし、同時進行されてもいいとも思えません」
「あれは浮気でも何でもない!仕方がなかったんだ」
「浮気で無ければ本気ですか?本気でも浮気でもご自由に。もしどちらでもないならもっと質が悪いわ。気持ちが無くても関係が持てるなんて…感情なく行為が出来る人に愛してるとか言われても信じられないの」
ふいっと横を向いたサーシャはもう話す事もないと口を閉ざした。
ラウロは溜息をついて、リヒトの近くにしゃがみ込んだ。
「泣いてないで悪かったと思うのならちゃんと反省して来い。好きな女にも本当の事が言えないのなら、言えるようになってから口説け。お前だって隠し事されたりすれば嫌だろう?見えない所でこそこそ笑いの種にされて嬉しいか?良い事も悪い事も、みぃんないつかは自分の所に返ってくるんだよ。その時に、自分自身に跳ね返るのならまだいい。自分のした事だから自分で尻を拭けばいい。でもな?子供だったり親だったりに跳ね返ってみろ?謝って済む問題じゃないんだ。特に子供はそれで未来が1つ2つ潰える事もあるんだ」
リヒトはラウロの言葉が祖母の言葉と同じで、声をあげて泣き出した。
「でもっ…でもっ…逃げてしまったし、僕はもう絞首刑かも知れませんっ」
「かも!だろ?違う「かも!」知れないだろ?何で決めつけてるんだ?それにな?人間なんて生まれただけで致死率100%なんだよ。いいか?生まれただけでだ。誰でも何時かは死ぬんだよ。でもその時になって後悔する事がないように精一杯胸張って生きればいいんだ」
「だけど僕はサーシャには謝罪も出来ないし、更生したとしても・・・見せられない」
「おぃおぃ。サーシャが許す事を最終目標にするな。悪い事をして謝って許すか許さないかは相手次第だ。許される事を前提に謝罪するのは謝罪とは言わないんだ。更生も自分で更生したなんて奴はまだまだだ。そういうのは他人がする評価。お前・・・肝心なところが間違ってるんだよ」
ラウロは気が付かない。
サーシャが後ろで「ケロケロ」とカエルの真似をしている事を。
だが、リヒトはラウロの言葉に何度も頷いた。
翌朝、アベルとリヒトは警護団に引き取られていき、風の噂でアベルは東の領に送られたと聞いた。逃げた2人は直ぐに捕縛されるだろうと落とされなかったつり橋は、アベルが渡り終えると直ぐに落とされた。
御者を傷つけてしまったリヒトは絞首刑が言い渡されたのだが、悪運が強いのか勢いよく体が落下したまでは通常だったが、体重がかかった瞬間にロープが切れてしまった。
二度絞首刑にする事も出来ず、リヒトはその後有期刑の者達が収監された牢獄を清掃する係として生涯を終えた。
東の領に送られた4人。
ゆっくりと回復したフランクとアベルは何年も掛けて絶壁を切り崩し、14年かけて渓谷の底まで階段を作った。石や木、時に素手で掘ったり削ったりの階段。
逃げ出すにも今度は渓谷の底を辿らねばならず、アベルとフランクが食料を調達している時に、ビアンカはエルサと共に先に階段を降りていったようだ。
だが手摺があるわけでは無く、数千段となった階段に手摺はない。
這うようにして後ろ向きに降りる所を、普通の階段のように降りてしまったので、たった2段目で渓谷の底まで落ちていってしまった(らしい)。
アベルとフランクはどうやら脱出したらしいとされているが、消息は不明。
それと言うのも、降りた先はこれまた深さが30mはある谷間を流れる川になっていて、泳ぐにも数キロ先まで泳ぎきらねばらないし、ほぼ流れの止まった池とも呼べる部分なので2人にそんな体力があったとも思えない。
アベルとフランクの作った階段はその後整備されて東の領にあった陸の孤島は観光地となった。
さて、サーシャとラウロ。
副王都に到着し、サーシャは出来たばかりの市場で経理主任の仕事に就いたのだが、なかなかメアリを部屋に呼べない事情が出来た。
ラウロが帰らないのである。
「ただいまぁ」
「おかえり。サーシャ。今日はハンバーグというひき肉を使った料理にしてみたんだ」
「そうなんだ・・・ソースもラウロ製?」
「勿論。トマトをペーストするんだけどさ。皮が剥けなくてさ~でも湯をかけるとツゥルンって剝けるんだぜ」
「へぇ…もしかしてそれもご近所の奥様方から?」
「そうだよ~はいスープも出来た。あ、俺さ来週から警護団に警備兵としてヘルプに行くんだよ。弁当は作れる日は作るけど…無理な日はごめんな?」
「それはいいんだけど、いつ王都に帰るの?そろそろ辺境警備に行けるんじゃない?」
「あぁそれ?今はさ、サーシャの警備で忙しいんだ」
完全に同棲をしているのだが主婦化しているラウロ。
王都に帰るのはサーシャと共に。そう心に決めてご近所さんとも仲良くしているラウロ。
そんなサーシャとラウロの進展は‥‥
22時22分でこの話が完結した後、おまけとして翌朝公開されるのだった。
Fin
★~★
本編は終了です。
長い話にお付き合いいただきありがとうございました<(_ _)>
「あるんだな。俺も時間差でってのは初めてだな」
アベルとリヒトを縄で縛りあげてラウロとサーシャは焚火に枝をポキリと折って放り込んだ。
珈琲は飲み終わり、黙ってただ焚火の炎を見ていると、後ろから声がした。
「サーシャ・・・ごめん。僕を追ってここまで来たんだよね」
後ろ手と足首を縛られ転がされたままリヒトはポロポロと涙を溢して芋虫が這うようにじわじわと方向を変えて顔をサーシャに向けた。
チラリと見た後、サーシャはリヒトから顔ごと反らす。
「サーシャ。お願いだ。僕の話を聞いてくれないか?頼むよ」
グスグスと涙声のリヒトに無視を貫くサーシャ。
ラウロは「話くらいなら良いんじゃないか?」とリヒトの元に行くと上半身を起こし、足は伸びた状態だが座らせた。
「話なんかする事ないもの。もう寝るわ。川にでも放り込んで置いたら明日は中流辺りまで流れ着いてるんじゃない?」
「サーシャ。それは仰向けで居られればだ。うつ伏せだと大変だぞ?水●体は引き上げるにも苦労するんだ」
「じゃ、茂みに置いとけば?蛇にでも噛まれれば良いんだわ」
「血清はそうやって作るんだぞ?」
「ラウロさん。なんでそんな男のカタを持つの?」
「カタを持ってるわけじゃない。でもこの機会だしサーシャも言いたい事を言えるんじゃないか?」
リヒトに対してはまだ腹に据えかねている事もある。
チラリと見れば視線があった気になっているのか「サーシャ」と嬉しそうな声を出す。気持ち悪い限りだが、どうせ明日、道すがらに警護団に連絡をしてくれる人を探さねばならないし、と諦めをつけた。
「何でしょう・・・」
「サーシャ!ありがとう。本当の事が言えなくてずっと苦しかった。騙している事も、奴らと付き合いを続けるのも辛かったんだ。でもサーシャを守る為ならそれも仕方がないと。世の中の必要悪と言う奴だ。判ってくれるよね」
「いいえ?心苦しくなるほど嘘を吐く事を選んだのは貴方ですし、私の為と言いながら貴方がしてたのは自己防衛だったり、保身です。でも…私は貴方に憧れていたのは本当です。あの時、幸せだと感じた気持ちがあったのも。騙されていたと知って・・・そんな気持ちも消えてしまいました」
「そんな!僕の気持ちは何時だって本当だった!僕はサーシャを愛している。曲げようのない事実だ!」
「そこまで仰ってくれるのは有難いですが、だからと言って気持ちを賭けの対象にしていい…人の気持ちを弄んでいいなんてならないでしょう?少なくとも私は誰かの気持ちを賭けの対象にするような人の言葉は信じられませんから」
「本当なんだってば!賭けの対象にしたのは悪かった!でもっ気持ちは本当だったんだよ」
「結婚だなんだと言いながら他の女性ともお付き合い。私には同時進行なんて無理ですし、同時進行されてもいいとも思えません」
「あれは浮気でも何でもない!仕方がなかったんだ」
「浮気で無ければ本気ですか?本気でも浮気でもご自由に。もしどちらでもないならもっと質が悪いわ。気持ちが無くても関係が持てるなんて…感情なく行為が出来る人に愛してるとか言われても信じられないの」
ふいっと横を向いたサーシャはもう話す事もないと口を閉ざした。
ラウロは溜息をついて、リヒトの近くにしゃがみ込んだ。
「泣いてないで悪かったと思うのならちゃんと反省して来い。好きな女にも本当の事が言えないのなら、言えるようになってから口説け。お前だって隠し事されたりすれば嫌だろう?見えない所でこそこそ笑いの種にされて嬉しいか?良い事も悪い事も、みぃんないつかは自分の所に返ってくるんだよ。その時に、自分自身に跳ね返るのならまだいい。自分のした事だから自分で尻を拭けばいい。でもな?子供だったり親だったりに跳ね返ってみろ?謝って済む問題じゃないんだ。特に子供はそれで未来が1つ2つ潰える事もあるんだ」
リヒトはラウロの言葉が祖母の言葉と同じで、声をあげて泣き出した。
「でもっ…でもっ…逃げてしまったし、僕はもう絞首刑かも知れませんっ」
「かも!だろ?違う「かも!」知れないだろ?何で決めつけてるんだ?それにな?人間なんて生まれただけで致死率100%なんだよ。いいか?生まれただけでだ。誰でも何時かは死ぬんだよ。でもその時になって後悔する事がないように精一杯胸張って生きればいいんだ」
「だけど僕はサーシャには謝罪も出来ないし、更生したとしても・・・見せられない」
「おぃおぃ。サーシャが許す事を最終目標にするな。悪い事をして謝って許すか許さないかは相手次第だ。許される事を前提に謝罪するのは謝罪とは言わないんだ。更生も自分で更生したなんて奴はまだまだだ。そういうのは他人がする評価。お前・・・肝心なところが間違ってるんだよ」
ラウロは気が付かない。
サーシャが後ろで「ケロケロ」とカエルの真似をしている事を。
だが、リヒトはラウロの言葉に何度も頷いた。
翌朝、アベルとリヒトは警護団に引き取られていき、風の噂でアベルは東の領に送られたと聞いた。逃げた2人は直ぐに捕縛されるだろうと落とされなかったつり橋は、アベルが渡り終えると直ぐに落とされた。
御者を傷つけてしまったリヒトは絞首刑が言い渡されたのだが、悪運が強いのか勢いよく体が落下したまでは通常だったが、体重がかかった瞬間にロープが切れてしまった。
二度絞首刑にする事も出来ず、リヒトはその後有期刑の者達が収監された牢獄を清掃する係として生涯を終えた。
東の領に送られた4人。
ゆっくりと回復したフランクとアベルは何年も掛けて絶壁を切り崩し、14年かけて渓谷の底まで階段を作った。石や木、時に素手で掘ったり削ったりの階段。
逃げ出すにも今度は渓谷の底を辿らねばならず、アベルとフランクが食料を調達している時に、ビアンカはエルサと共に先に階段を降りていったようだ。
だが手摺があるわけでは無く、数千段となった階段に手摺はない。
這うようにして後ろ向きに降りる所を、普通の階段のように降りてしまったので、たった2段目で渓谷の底まで落ちていってしまった(らしい)。
アベルとフランクはどうやら脱出したらしいとされているが、消息は不明。
それと言うのも、降りた先はこれまた深さが30mはある谷間を流れる川になっていて、泳ぐにも数キロ先まで泳ぎきらねばらないし、ほぼ流れの止まった池とも呼べる部分なので2人にそんな体力があったとも思えない。
アベルとフランクの作った階段はその後整備されて東の領にあった陸の孤島は観光地となった。
さて、サーシャとラウロ。
副王都に到着し、サーシャは出来たばかりの市場で経理主任の仕事に就いたのだが、なかなかメアリを部屋に呼べない事情が出来た。
ラウロが帰らないのである。
「ただいまぁ」
「おかえり。サーシャ。今日はハンバーグというひき肉を使った料理にしてみたんだ」
「そうなんだ・・・ソースもラウロ製?」
「勿論。トマトをペーストするんだけどさ。皮が剥けなくてさ~でも湯をかけるとツゥルンって剝けるんだぜ」
「へぇ…もしかしてそれもご近所の奥様方から?」
「そうだよ~はいスープも出来た。あ、俺さ来週から警護団に警備兵としてヘルプに行くんだよ。弁当は作れる日は作るけど…無理な日はごめんな?」
「それはいいんだけど、いつ王都に帰るの?そろそろ辺境警備に行けるんじゃない?」
「あぁそれ?今はさ、サーシャの警備で忙しいんだ」
完全に同棲をしているのだが主婦化しているラウロ。
王都に帰るのはサーシャと共に。そう心に決めてご近所さんとも仲良くしているラウロ。
そんなサーシャとラウロの進展は‥‥
22時22分でこの話が完結した後、おまけとして翌朝公開されるのだった。
Fin
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本編は終了です。
長い話にお付き合いいただきありがとうございました<(_ _)>
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