120 / 339
『編み物男子部』?ができるまで。
94 土曜日デス! 8 ☆朔田side1
しおりを挟む
朔田side
突然教室の扉が乱暴に開いた。クラス中の視線がすべてそこにいく。
そこには悪の根元がいた。
何しに来たんだよ……
そう心の中で悪態ついてみたけど、相手は上級生。
僕は小柄で弱っちい……。
だから、何も出来ることはないんだ。
何故かその上級生と目があった。
僕の方へやって来そうな……。
来そうじゃない!
来てしまった……。
「ねぇ、ボクちゃん……翔琉の席は何処?」
そ、それって……僕のこと?
僕がいったい何をしたっていうの?
こ、怖い。身体が金縛りにあったように身動きできない。
い、いやだ。
いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ……。
来ちゃ、いやだ!
「ね?上級生の僕が聞いているの。ボクちゃん、ちゃんと答えられないの?」
どうして鳴海君の席を教えなきゃいけないの?
こんなのに、教えたくなんか、ない。
「し、知りません……」
怖いから顔を背けるけど、ありったけの勇気で相手を睨む。
僕が出来るのは……たったそれだけ。
「僕が聞いてるんだから、ちゃんと答えなよね!」
そういった途端、悪の根元の手のひらが僕を捉えた。
突然教室の扉が乱暴に開いた。クラス中の視線がすべてそこにいく。
そこには悪の根元がいた。
何しに来たんだよ……
そう心の中で悪態ついてみたけど、相手は上級生。
僕は小柄で弱っちい……。
だから、何も出来ることはないんだ。
何故かその上級生と目があった。
僕の方へやって来そうな……。
来そうじゃない!
来てしまった……。
「ねぇ、ボクちゃん……翔琉の席は何処?」
そ、それって……僕のこと?
僕がいったい何をしたっていうの?
こ、怖い。身体が金縛りにあったように身動きできない。
い、いやだ。
いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ……。
来ちゃ、いやだ!
「ね?上級生の僕が聞いているの。ボクちゃん、ちゃんと答えられないの?」
どうして鳴海君の席を教えなきゃいけないの?
こんなのに、教えたくなんか、ない。
「し、知りません……」
怖いから顔を背けるけど、ありったけの勇気で相手を睨む。
僕が出来るのは……たったそれだけ。
「僕が聞いてるんだから、ちゃんと答えなよね!」
そういった途端、悪の根元の手のひらが僕を捉えた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
35
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる