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『編み物男子部』?ができるまで。
134 土曜日デス!続・続き ★神崎川side3
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醜い泥々とした欲望……ひた隠しにしている翔琉への恋慕。
俺は状況と思考を少し戻した。
スーパーに翔琉と二人で行く予定だった場所は、翔琉が通学で降りる駅前のスーパーだ。
今日はこの面子だとそこへ行くはずがない。
電車に乗る方面だって違うからな。
教室を出てこいつらと団子になって歩いていく。
周囲から見たら仲がいい一団にしか見えないだろう。
この中で恋愛バトルしてるって……誰が想像つく?
翔琉……お前がその中心だとしても、それに全然気づいてないだろうな……
校門を出たところで相沢が仕掛けてきた。
「な、なぁ……鳴海。手、繋いでいいか……?」
照れるな!頬を赤く染めるな!
翔琉の心を持っていきそうな態度をするんじゃねー!
「俺は鳴海と手を繋ぎたいんだ……」
二人っきりになったら……シメた方がいいんじゃねーか?
コイツハホンキデネラッテイル……
「ぼ……僕も鳴海君と手を繋ぎたい!……やっぱり、駄目なのかな……」
二人にそう言われるときっと翔琉は嬉しいだろう。
俺の気も知らないで……
少しは俺の方も見ろってんだ!
「ぼ、僕も……」
ホントにお前は昔の俺そっくりだよな……
だから、お前を無視出来ねーんだ。
お前が俺を好きで、俺はお前の想いに報いてやることは出来ねーとしてもな。
悪いな……朔田。
俺は状況と思考を少し戻した。
スーパーに翔琉と二人で行く予定だった場所は、翔琉が通学で降りる駅前のスーパーだ。
今日はこの面子だとそこへ行くはずがない。
電車に乗る方面だって違うからな。
教室を出てこいつらと団子になって歩いていく。
周囲から見たら仲がいい一団にしか見えないだろう。
この中で恋愛バトルしてるって……誰が想像つく?
翔琉……お前がその中心だとしても、それに全然気づいてないだろうな……
校門を出たところで相沢が仕掛けてきた。
「な、なぁ……鳴海。手、繋いでいいか……?」
照れるな!頬を赤く染めるな!
翔琉の心を持っていきそうな態度をするんじゃねー!
「俺は鳴海と手を繋ぎたいんだ……」
二人っきりになったら……シメた方がいいんじゃねーか?
コイツハホンキデネラッテイル……
「ぼ……僕も鳴海君と手を繋ぎたい!……やっぱり、駄目なのかな……」
二人にそう言われるときっと翔琉は嬉しいだろう。
俺の気も知らないで……
少しは俺の方も見ろってんだ!
「ぼ、僕も……」
ホントにお前は昔の俺そっくりだよな……
だから、お前を無視出来ねーんだ。
お前が俺を好きで、俺はお前の想いに報いてやることは出来ねーとしてもな。
悪いな……朔田。
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