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連載
288、地下六十階層へ
「さあ、じゃあメンバーを入れ替えるわよ! シェリルもお願い」
「ふにゃ! エリス、了解にゃ!!」
二人の魔道士の合図で、一斉にパーティメンバーのシャッフルが行われる。
「何だか変な感じね。エイジがパーティにいないなんて」
少し不安げなエリスの言葉にエイジは笑った。
「やることは同じさ。傍にいることは変わらないんだから」
「そうよね……ええ、そうね!」
同じように暫く狩りを続けると、早速メンバー入れ替えの効果が発揮される。
今まで明らかに足枷になっていたライアンたちの動きが、みるみる良くなっていく。
オリビアに至っては、エリクを超えそうな勢いだ。
「参りましたねこれは。流石はロードファエル家の血筋だけはあります」
そう言いながら、エリクはパーティの先頭で戦う少年を眺めていた。
「しかし、それもエイジがいての話ですね。この階層で、これ程安全に戦えるのは前衛に彼がいてこそでしょう」
地下55階層の魔物を一刀両断する冒険者。
その力は完全にSランクの冒険者だ。
もはや、その領域に足を踏み入れたというような次元ではない。
(ジーナ隊長やラエサルさんはSランクの中でも特別な存在でしょうが、それ以外のSランクであれば彼以上の強さの者がどれだけいるか)
しかも、まだこれで中級クラスである。
これが上級クラスともなれば一体どうなるのか?
「彼だけは、その力がはかり知れませんね」
そうこうしているうちに、火炎に耐性のある魔物が現れる。
エイジの髪が青く変わっていく。
リイムがエイジの闘気に溶け込むと、ミイムがエイジの肩の上に現れた。
『ミイム助かったぜ、しばらく休んでてくれ』
『はいです! エイジ』
役に立ったのが嬉しいのかニコニコのミイム。
新たな魔物と戦うエイジ。
そうこうしているうちに一行は、地下59階層に到達した。
(もうすぐレベル50になる。無事に上級クラスになれればいいんだけどな)
とエイジは思う。
先程レベルが上がって、今は中級剣士のレベル49である。
全員がレベル50になるには、もう少しかかるだろう。
ライアンは大槍を構えて鼻息を荒くする。
「おい! 信じられるか? 地下60階層だぞ! Aランクの限界だ、ここから先はSランクしか立ち入れない場所だぜ」
「ふにゃ~あり得ないにゃ!」
エイジがいなければ、ここまで楽にはたどり着けなかっただろう。
だが、アンジェとオリビアもその剣の力を含めれば、もはやSランクの領域に入っている。
エリスの魔法の威力も同様だ。
他のメンバーもAランクではトップクラスの力を持っていると言ってもいいだろう。
それを考えれば、ここまでくる力は十分すぎるぐらいにあるといえる。
(地下六十階層、白王の薔薇が咲くのはここから先のどこかだって聞いた)
数日前に、冒険者ギルドで聞いた話を思い出すエイジ。
その前にぽっかりと開く地下六十階層への階段。
もしかしたらこの先に……
エイジはまるで何かに魅入られるかのように、その階段に歩み寄っていった。
「ふにゃ! エリス、了解にゃ!!」
二人の魔道士の合図で、一斉にパーティメンバーのシャッフルが行われる。
「何だか変な感じね。エイジがパーティにいないなんて」
少し不安げなエリスの言葉にエイジは笑った。
「やることは同じさ。傍にいることは変わらないんだから」
「そうよね……ええ、そうね!」
同じように暫く狩りを続けると、早速メンバー入れ替えの効果が発揮される。
今まで明らかに足枷になっていたライアンたちの動きが、みるみる良くなっていく。
オリビアに至っては、エリクを超えそうな勢いだ。
「参りましたねこれは。流石はロードファエル家の血筋だけはあります」
そう言いながら、エリクはパーティの先頭で戦う少年を眺めていた。
「しかし、それもエイジがいての話ですね。この階層で、これ程安全に戦えるのは前衛に彼がいてこそでしょう」
地下55階層の魔物を一刀両断する冒険者。
その力は完全にSランクの冒険者だ。
もはや、その領域に足を踏み入れたというような次元ではない。
(ジーナ隊長やラエサルさんはSランクの中でも特別な存在でしょうが、それ以外のSランクであれば彼以上の強さの者がどれだけいるか)
しかも、まだこれで中級クラスである。
これが上級クラスともなれば一体どうなるのか?
「彼だけは、その力がはかり知れませんね」
そうこうしているうちに、火炎に耐性のある魔物が現れる。
エイジの髪が青く変わっていく。
リイムがエイジの闘気に溶け込むと、ミイムがエイジの肩の上に現れた。
『ミイム助かったぜ、しばらく休んでてくれ』
『はいです! エイジ』
役に立ったのが嬉しいのかニコニコのミイム。
新たな魔物と戦うエイジ。
そうこうしているうちに一行は、地下59階層に到達した。
(もうすぐレベル50になる。無事に上級クラスになれればいいんだけどな)
とエイジは思う。
先程レベルが上がって、今は中級剣士のレベル49である。
全員がレベル50になるには、もう少しかかるだろう。
ライアンは大槍を構えて鼻息を荒くする。
「おい! 信じられるか? 地下60階層だぞ! Aランクの限界だ、ここから先はSランクしか立ち入れない場所だぜ」
「ふにゃ~あり得ないにゃ!」
エイジがいなければ、ここまで楽にはたどり着けなかっただろう。
だが、アンジェとオリビアもその剣の力を含めれば、もはやSランクの領域に入っている。
エリスの魔法の威力も同様だ。
他のメンバーもAランクではトップクラスの力を持っていると言ってもいいだろう。
それを考えれば、ここまでくる力は十分すぎるぐらいにあるといえる。
(地下六十階層、白王の薔薇が咲くのはここから先のどこかだって聞いた)
数日前に、冒険者ギルドで聞いた話を思い出すエイジ。
その前にぽっかりと開く地下六十階層への階段。
もしかしたらこの先に……
エイジはまるで何かに魅入られるかのように、その階段に歩み寄っていった。
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