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連載
303、更なる深層へ
「私に考えがあります。エイジ、聞いて下さい」
エリクのその言葉に一同は皆、彼を見る。
「エリクさん、考えって何ですか?」
「ええ、つまりは大切なことは二つ。一つは王女殿下をお守りすること。そしてもう一つは、今までの経緯をしかるべき相手に伝える必要があるということです」
ラエサルはエリクを眺めると。
「しかるべき相手だと?」
ラエサルの問いに、エリクは大きく頷いた。
「ええ、貴方が一番分かっているはずですよ。ラエサルさん」
「……ジーナか」
その言葉にエリクは首を縦に振る。
「ここは二手に分かれるべきです。私たちは一度ルイーナに戻ります、いいですねライアン、オリビア、シェリル」
「ああ、ジーナ隊長がいりゃあ百人力だぜ!」
「そうね、とにかくジーナ隊長に現状を知らせるべきだわ。リカルドのこともあるし」
「そうだにゃ、でもせっかくここまで来たのににゃ……」
残念そうなシェリルの様子に、エリクは苦笑した。
「シェリル。貴方たちにとっても、一度教会に行って上級クラスにクラスチェンジしたほうがいいでしょう?」
それを聞いてシェリルがピコンと耳を立てた。
「そうにゃ! クラスチェンジできるにゃ」
今エイジとパーティを組んでいるのは、ライアンたちである。
魔剣に巣くうモノを倒したことで、クラスチェンジには十分な状態になっている。
エリクは呆れたように肩をすくめた。
(彼らは警備隊でも特に才能がある若手ですからね。いずれ上級クラスにはなれるとは思っていましたが、エイジがいなければとてもこうはいかなかったでしょう)
迷宮の中では、才能があるものほどレベルが上がりやすい。
魔物と自分とのレベルの差があるほど、多くの経験が得られるからだ。
エイジがまさにそれを実証しているだろう。
(それだけじゃありませんね。エイジの力に刺激を受けたからこそ、より強くなれたのでしょう)
己の限界自体を押し上げる力は、レベルの上昇とはまた違うものである。
それは精神的な要素が大きい。
経験上、エリクはそれをよく分かっていた。
リアナが首を傾げるとエリクに尋ねた。
「二手に分かれるって、それじゃあ私たちは何をしたらいいの?」
その問いにエリクは答える。
「ええ、一度皆で精霊の住処に戻ってからということにはなりますが、リアナ、貴方たちには迷宮の奥に進んでもらいます。エリスを守る為にね」
「エリクさん、どういうこと? それがどうしてエリスを守ることになるの?」
リアナは不思議がったが、エリクの言葉にラエサルは頷いた。
「なるほどな、結局それしか方法がないだろう」
エリクのその言葉に一同は皆、彼を見る。
「エリクさん、考えって何ですか?」
「ええ、つまりは大切なことは二つ。一つは王女殿下をお守りすること。そしてもう一つは、今までの経緯をしかるべき相手に伝える必要があるということです」
ラエサルはエリクを眺めると。
「しかるべき相手だと?」
ラエサルの問いに、エリクは大きく頷いた。
「ええ、貴方が一番分かっているはずですよ。ラエサルさん」
「……ジーナか」
その言葉にエリクは首を縦に振る。
「ここは二手に分かれるべきです。私たちは一度ルイーナに戻ります、いいですねライアン、オリビア、シェリル」
「ああ、ジーナ隊長がいりゃあ百人力だぜ!」
「そうね、とにかくジーナ隊長に現状を知らせるべきだわ。リカルドのこともあるし」
「そうだにゃ、でもせっかくここまで来たのににゃ……」
残念そうなシェリルの様子に、エリクは苦笑した。
「シェリル。貴方たちにとっても、一度教会に行って上級クラスにクラスチェンジしたほうがいいでしょう?」
それを聞いてシェリルがピコンと耳を立てた。
「そうにゃ! クラスチェンジできるにゃ」
今エイジとパーティを組んでいるのは、ライアンたちである。
魔剣に巣くうモノを倒したことで、クラスチェンジには十分な状態になっている。
エリクは呆れたように肩をすくめた。
(彼らは警備隊でも特に才能がある若手ですからね。いずれ上級クラスにはなれるとは思っていましたが、エイジがいなければとてもこうはいかなかったでしょう)
迷宮の中では、才能があるものほどレベルが上がりやすい。
魔物と自分とのレベルの差があるほど、多くの経験が得られるからだ。
エイジがまさにそれを実証しているだろう。
(それだけじゃありませんね。エイジの力に刺激を受けたからこそ、より強くなれたのでしょう)
己の限界自体を押し上げる力は、レベルの上昇とはまた違うものである。
それは精神的な要素が大きい。
経験上、エリクはそれをよく分かっていた。
リアナが首を傾げるとエリクに尋ねた。
「二手に分かれるって、それじゃあ私たちは何をしたらいいの?」
その問いにエリクは答える。
「ええ、一度皆で精霊の住処に戻ってからということにはなりますが、リアナ、貴方たちには迷宮の奥に進んでもらいます。エリスを守る為にね」
「エリクさん、どういうこと? それがどうしてエリスを守ることになるの?」
リアナは不思議がったが、エリクの言葉にラエサルは頷いた。
「なるほどな、結局それしか方法がないだろう」
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