上 下
3 / 36

幼馴染

しおりを挟む
アイカは、街に出る時は、平民の服に着替えて出かけることが多かった。
アイカの噂話よくないことが多いから、なるべく身を隠すようにしていた。

結婚生活が、3ヶ月が過ぎだころ、

カイン様の幼馴染であるリーナ様が、離縁して、戻ってきた。職場も移動になり、カイン様と同じ職場で働くなったよう。と街の噂で聞いてしまった。


カイン様からは、何も聞いていなかった。

カイン様はリーナ様と恋仲であったが、リーナ様が、政略結婚をすることになり、別れたと婚約した時に聞いた。


リーナ様が、戻ってから、家に帰ってくるのが遅くなってきた。

でも、家では、いつもと変わららず、優しく、私を愛してくれた。

いや。そう感じようとしていたのかもしれない。

あのカインの笑顔を見るまでは、、、、





祭りがあって街へ使用人と二人で、行った。
今まで王妃教育で忙しくて、祭りに参加したことがなかった。
本当は、カイン様と行きたかったけど、仕事らしく、無理を言うわけにはいかなかった。

「本当は、初めての祭り貴方と行きたいの。」
と言いたかったけど、王妃教育を受けているアイカには、甘えることはできなかった。
甘えることは許されなかったから。


カイン様とリーナ様が、一緒にいる姿を見たので、使用人が店員と話しているスキに、2人を追った。

カイン様とリーナ様が、一緒にいるところを初めてみた。私といる時とは違った。
ショックだった。私にはそんな笑顔を見せてくれなかった。
そして、この祭りに二人で来ていた。

私は、やっぱりダメなのね。自信を無くした。
そう。誰にも愛されないのよ。

アイカは、ショックを受けた。
顔色が悪かった。

そこに使用人がやってきて、
「アイカ様、探しましたよ。どこに、、、」

「ごめんなさい。」

「どうされましたか?」

心配させてはいけない。と考えて、、

「迷子になったかと思って、、、」


「奥様は可愛らしいですね。帰りましょう。」


その日、カイン様は帰ってくるのが遅かった。
先に寝ることにした。
寝れるわけもなかったのに、、
カインの顔を見て安心したかった。私の勘違いだと思わせて欲しかった。

いつもより遅い時間にカインは帰ってきた。
「アイカ。ただいま、遅くなってごめん」
と額にキスをした。

でも、いつもと違う香りがした。



しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

懐妊したポンコツ妻は夫から自立したい

恋愛 / 完結 24h.ポイント:397pt お気に入り:3,976

俺のセフレが義妹になった。そのあと毎日めちゃくちゃシた。

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:589pt お気に入り:38

1000年聖女♡悪魔に魅せられて

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:66

You're the one

BL / 完結 24h.ポイント:631pt お気に入り:63

私を悪女にしたのはあなたですよ[完]

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:120pt お気に入り:55

私の初恋の人に屈辱と絶望を与えたのは、大好きなお姉様でした

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:6,396pt お気に入り:103

処理中です...