貴方の隣で私は異世界を謳歌する

紅子

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新しい人生の始まり

ステータス

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「シャナのステータスについては、いろいろと聞きたいことも問題も山積みですが、まずは、普通の子供のステータスにしていきましょう。シャナの登録申請も後見人審査もシャナ自身のステータスを見られることはないですが、誰に鑑定されるとも限りません、私が鑑定出来なかったかったくらいですから、偽装してしまえば、大丈夫でしょう」

「そうだな。それが一番重要だ」

「ああ、これでは、ちとヤバイな。軍関係や魔術師団関係から要らぬ詮索が入りそうだ」

狙われるってことですね。
ヤバイのは充分解ってます。

「まず、ここでは種族によってステータスは、大きく異なります。あなたは、エルフ・・・ですから、他の種族を参考にしてはダメですよ?」

うわー、教えてくれてよかったぁ。見境なく、参考にするところだったよ。

若干顔色が悪くなる。

「マジかよ。ソコからかぁ」

「先が思いやられるな」

外野、煩いよ!

「パーソナルレベルですが、110歳の冒険者見習いで18程度です。それを踏まえて、おかしい数字にならないようにしてください。私たちもチェックはしますが、どうも、上がり具合がおかしい気がします」

つまり、手に負えないということですか、わかります。実際、あっという間に上がってる。

「HPは、42。MPは、277。属性はそのまま。エルフですから、問題ありません。それから・・・・」
リールさんは、どんどんと指示していく。
その度にわたしは、偽装と隠蔽を掛ける。



やっと普通になった。

「これでいいでしょう」

「鑑定!」

(鑑定!)

で、リールさん監修のもと偽装したわたしのステータスがこれ。





名前   シャナーリエ
種族   エルフ
年齢   40歳
職業   無職

レベル   8

HP   42(520)
MP   277(∞)

属性   
全属性 (火+・風+・水+・土+・雷・光+・ 闇+)

スキル   
鑑定(L3)・生活魔法(L5)・マップ (L1)・索敵(L1)・隠密(隠蔽中)・鍛冶 (隠蔽中)・ 木工細工(L1)・付与魔法 (L1)・ 調合(L1)・錬金(隠蔽中)・平行思考(L1)・隠蔽 (隠蔽中)・ 偽装 (隠蔽中)

複合スキル (隠蔽中)
マップ(マップ-索敵-鑑定)
料理(料理-鑑定-錬金)
調合(調合-鑑定-錬金)


特殊スキル   
魔法創造(隠蔽中)・複製(隠蔽中)・料理・インベントリー  (隠蔽中)


称号   女神の愛し子・異世界より戻りし者(隠蔽中)・古の薬術師(隠蔽中)・ガルドラムの番





ちなみに、リールさんたちには、こう見えている。



名前   シャナーリエ
種族   エルフ
年齢   40歳
職業   無職

レベル   8

HP   42
MP   277

属性   
全属性 (火+・風+・水+・土+・雷・光+・ 闇+)

スキル   
鑑定(L3)・生活魔法(L5)・マップ (L1)・索敵(L1)・ 木工細工(L1)・付与魔法 (L1)・ 調合(L1)・平行思考(L1)


特殊スキル   
料理


称号   女神の愛し子・ガルドラムの番




随分とスッキリだ。

「これなら、まぁ、いいでしょう。さあ、まだ、話すことはたくさんありますが、一度休憩にしましょう」

みんな疲れきった顔をしている。この休憩は、たぶん、わたし以外のみんなの精神的な何かを回復するためのようだ。申し訳ないので、ブランデーのケーキとショートケーキをホールで出して、3等分に切り分けて渡しておいた。ちなみにブランデーは、ガルの家にたくさんあったのを戴いた。貰うけど、あんまり飲まないんだって。ケーキを食べながら思い出したのか、ガルが話を振ってきた。

「あー、さっきは言えなかったんだけども、シャナの料理方法は、たぶんおかしいからちょっと見てくれ。ついでにシャナの持ってるポーションも普通じゃない」

なんだか自信なさげだなぁ。

ふたりは、どういうことだ?と疑問を顔に浮かべている。

「シャナが普通じゃないのは今さらですね。その料理の仕方を見せてください」

「そうだな。予想もつかないから、見る方が早い」

普通じゃないって、普通じゃないって、普通じゃないって!!!!酷い!

とにかく、何か作ることになった。

何にしようか?
ああ、コロッケ食べたい。肉を入れないポテトと薩摩芋、野菜たくさんのやつ。

よし!

材料を鍋にポイポイっと入れて、結界で覆う。

「複合スキル 料理!」

あとは、待つだけ~。なんて楽チンなんでしょ♪
ええ、ちゃんと洗ってからいれてるよ。ごみはまとめて別で出てくるし。


ふと、みんなを見ると頭を抱えている。

やっぱり、ダメだったか。ガルの反応から、ダメかなぁとは思ってたんだよね。魔法なんだから、出来る人がいてもいいでしょ?

そんなふうに思うのはわたしだけのようだ。

「これは、外では絶対に・・・使ってはいけません。家の中で、外から見えない結界を張ってから使うこと。それと、普通にも・・・・作れるようになること。万が一料理を見られて、作って欲しいと言われないとも限りませんから。分かりましたね?」

怖いくらい真剣に言われた。

「本当に規格外だな」 

ザラムさんは、呆れたように苦笑している。ガルは、なんだか、ほっとしているようだ。

ん?なんで?と思っていると、ガルからその答えを話し始めた。

「よかったぁー。俺は正常だった。初めて見たとき、シャナのやり方も世間一般では有りなのか?とか思ってさ。俺、料理できないし。でも、野営のときは、みんな竈に火をおこすだろ。だんだん訳がわからなくなってきて。一応シャナには、他ではやるなと言ってみたけど、自信なくて。ほっとした」

「まあ、気持ちはわかりますよ。常識を試されているような気になります」

それだとわたしが非常識みたいだよねぇ?
認めない、絶対に認めない。わたしは普通だ。だって、魔法創造なんてあったら、こんなのできないかなぁ、ってやりたくなるでしょう?

「シャナ、ポーションも見せてください。作れるんですよね。複合スキルに調合がありましたし。さぁ、やって見せてください」

リールさんの有無を言わせない恐ろしい笑顔にわたしに作る以外の選択肢は、ない!

仕方なく、さっきと同じようなことをする。


結界の大きさを決めてと。

「結界!」


今度はその中に材料をポイポイと入れていく。

「複合スキル 調合!」


以上。
出来上がり。


「ハァ、そうですね。そうなりますよね。・・・・、一応、正規の作り方を教えておきますね」

そう言って、作り方を教えてくれた。
こんな感じだ。

1、薬草を同じ大きさに刻む
2、乳鉢に薬草を少しずつ入れて乳棒ですりつぶしていく
3、薬草を順番に混ぜ合わせながら擂り潰したら、魔力水を少しずつ加える
4、落ち着くまで暫く寝かす
5、目の荒い布で濾す
6、目の細かい布で濾す 
7、ポーションの瓶に詰めて、完成


とても繊細で、面倒くさい。これを聞くと、わたしの作り方は詐欺に思えてくる。調合スキルの手順は、大雑把なこともわかった。調合スキルがなくても作れるが、スキルがあると、失敗しないらしい。ただし、質は作り手次第だ。

「作ったものを全種類出してください。効果を鑑定します」

リールさん、いい笑顔ですね。
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