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新しい人生の始まり
魚と蓮の花
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それなりに充実した日々を送っていたある日。りーぱぱとざらぱぱの休日が重なり、ガルも依頼は受けていないので、少し遠出をしようということになった。この街とマレビの森しか知らないわたしは、諸手を挙げて喜んだ。リクエストを聞かれたので、海でお魚を食べたい!というと驚かれた。
そして、海に魚はいない!という衝撃の事実を知らされた。魚は川で獲れるんだって。海には、海の魔物がいて、魚は、川に住んでいるそうだ。
oh、my god!
海は、移転陣を使っても10日くらいはかかるので、今回は諦めた。お魚がいないんじゃね。
魚、食べたいなぁ、と言ったら、海ではなくて、川に行くことになった。
この際、川魚でもいい、なんて思ったのは、いつのことだったか。
「・・・・・・・・」
みんなで訪れた大きな川には、普通にマグロや鯛、秋刀魚がいた。しかも季節感などなく、いろんな魚が共生して泳いでいる。なんと昆布にワカメまで、ふわふわと漂っていた。
衝撃はまだ続いた。
どうやって釣るんだろう、と周りをキョロキョロ見廻してみるが、釣糸を垂れている人はいない。というか、人がいない。まあ、マグロなんかの大きな魚を釣竿で釣ろうというのが間違っている。りーぱぱにどうやって釣るの?と聞こうとした直後、目の前に魚が、ぼとぼとぼとと大量に降ってきた。そう、文字通り、空から降ってきた。
ぎょっとして、空を見上げたが、そこに魚はいない。
????????????
地面でのたうつ魚をジッと見つめる。
どっからきたの?
すると、今度は一匹ずつ、ビタン、ビタンと地面に落ちる。
はっとして、視線を川の方に廻して見ると、そこでは・・・・。
川の所々にある岩の上に立ったざらぱぱが、熊のように片手で魚を狙い撃ちしている。
えっ、熊?ライオン辞めたの?
別の岩では、りーぱぱが魔法の網で一網打尽に、その隣で、ガルが風魔法で網に魚を追い込んでいた。
なんか、こう・・・・、思ってたのと違うというか、風情もなにもないというか、そんなに捕ってどうするの?
などと思っていたこともありましたよ。
魚は、商業ギルドで高値で売れるんだって。何故なら、遠いし、捕るのが難しいから。だから、わざわざ捕りに来ないんだって。
いやいや、簡単そうに捕ってましたよね?
確かに遠いよ。
ガルたちでも鐘3つ分は走ってたもん。
時々、冒険者ギルドに依頼がくるけど、なかなか受けてくれる人がいなくて、今でも3人で受けてるそうだ。通りで、慣れてるはずだよね。
だから、一度来たら、大量に捕獲するんだね。
みんなが魚を捕っている間、わたしは採集だ。森にはない物がたくさんあって楽しい。森にはいない動物もいる。それを追いかけたりちょこまか動いて食べられる物を取っていると、ガルがやってきて、ため息混じりに迷子紐を装着していった。見ると、ずいぶん川から離れている。
うひょぉ、いつの間に!
向こうで呆れて見ているりーぱぱとざらぱぱもガルのため息も気づかないことにした・・・・。
あっという間に、大型船も真っ青な量の魚を確保し終えて、私がほしい魚を取り分けてから、残りをわたしが作ったガルのマジックバッグへ。もちろん、昆布やワカメも手にいれたよ。魚、捌けるかなぁと思っていたら、インベントリーがやってくれた。解体のバリエーションが知らない間に増えていて、肉もブロック、スライスとか選べるし、魚も三枚下ろし、ぶつ切り、開きなんかを選んで、自動で出来上がり。どんどん便利に賢くなっていく。
3人は、呆れながらも、うはうは、るんるん、にこにこのわたしを抱えて、再び来た道を戻ったのだった。
そして、再び、ガルと依頼の日々。
森の浅いところだけでなく、奥の方まで行って野営もした。でもね、なんだか、最近、誰かに見られてるような嫌な視線を感じる。街でも森でも。流石に森の奥では感じなかったけど。
「ガル、あのね・・・・」
ややこしくなる前に、森の奥に依頼で行った日の夜、ガルに相談することにした。
「ん?どうした?」
「最近ね、なんだか、嫌な視線を感じるの。街でも森でも。流石にこんな森の奥ではないけど・・・・」
ガルは、眉間にシワを寄せた。
「それは、いつからだ?」
「7日くらい前から?」
「そうか。殺気は感じないが。・・・・嫌な視線かぁ」
「うん。殺気はないけど、気持ち悪い」
「戻ったら、リールたちに報告だ。いつものように俺たち3人の誰かと必ず一緒にいろよ」
「うん、気をつける」
翌日は、依頼の魔獣、ワイバーンの群れの討伐だ。ガルにステルスのように結界を纏わせることと討伐したワイバーンを回収することがわたしの仕事だ。風魔法や植物操作で引き寄せるだけだから簡単簡単!今回は、7頭いたが、あっという間だった。ざらぱぱも来たがったが、残念ながら仕事が代われなくて、お留守番だ。もちろん採集もした。なかなか貴重な茸や薬草が手に入った。
やったー!
その帰り道。
「ガル~!大変!来て~!」
わたしの叫び声に、近くにる魔獣を刈っていたガルが何事かと慌てて来た。
「どうした!」
「幻の蓮があるの~!」
わたしに何かあったわけではないと知り、ほっとした顔で近づくガルにワクワクしながら聞く。
「採っていいよね?」
「ああ。だが、特別な容器がないとすぐに枯れるぞ」
「大丈夫!状態保存かけるから♪」
「そ、そうか。なら、たくさん採っていくといい。リールが喜ぶ」
わたしは、るんるんで刈りまくった。もちろん、適当には残してあるし、根っこは花が枯れているのだけ戴いた。
「全部採ってもいいんだぞ?」
「そんなことしたら、次が咲かないじゃない。それに、複製すればいいから」
「まっ、そうだな」
珍しい物がたくさん手に入ったわたしはうきうきでタルの街に戻ったのだった。
そして、海に魚はいない!という衝撃の事実を知らされた。魚は川で獲れるんだって。海には、海の魔物がいて、魚は、川に住んでいるそうだ。
oh、my god!
海は、移転陣を使っても10日くらいはかかるので、今回は諦めた。お魚がいないんじゃね。
魚、食べたいなぁ、と言ったら、海ではなくて、川に行くことになった。
この際、川魚でもいい、なんて思ったのは、いつのことだったか。
「・・・・・・・・」
みんなで訪れた大きな川には、普通にマグロや鯛、秋刀魚がいた。しかも季節感などなく、いろんな魚が共生して泳いでいる。なんと昆布にワカメまで、ふわふわと漂っていた。
衝撃はまだ続いた。
どうやって釣るんだろう、と周りをキョロキョロ見廻してみるが、釣糸を垂れている人はいない。というか、人がいない。まあ、マグロなんかの大きな魚を釣竿で釣ろうというのが間違っている。りーぱぱにどうやって釣るの?と聞こうとした直後、目の前に魚が、ぼとぼとぼとと大量に降ってきた。そう、文字通り、空から降ってきた。
ぎょっとして、空を見上げたが、そこに魚はいない。
????????????
地面でのたうつ魚をジッと見つめる。
どっからきたの?
すると、今度は一匹ずつ、ビタン、ビタンと地面に落ちる。
はっとして、視線を川の方に廻して見ると、そこでは・・・・。
川の所々にある岩の上に立ったざらぱぱが、熊のように片手で魚を狙い撃ちしている。
えっ、熊?ライオン辞めたの?
別の岩では、りーぱぱが魔法の網で一網打尽に、その隣で、ガルが風魔法で網に魚を追い込んでいた。
なんか、こう・・・・、思ってたのと違うというか、風情もなにもないというか、そんなに捕ってどうするの?
などと思っていたこともありましたよ。
魚は、商業ギルドで高値で売れるんだって。何故なら、遠いし、捕るのが難しいから。だから、わざわざ捕りに来ないんだって。
いやいや、簡単そうに捕ってましたよね?
確かに遠いよ。
ガルたちでも鐘3つ分は走ってたもん。
時々、冒険者ギルドに依頼がくるけど、なかなか受けてくれる人がいなくて、今でも3人で受けてるそうだ。通りで、慣れてるはずだよね。
だから、一度来たら、大量に捕獲するんだね。
みんなが魚を捕っている間、わたしは採集だ。森にはない物がたくさんあって楽しい。森にはいない動物もいる。それを追いかけたりちょこまか動いて食べられる物を取っていると、ガルがやってきて、ため息混じりに迷子紐を装着していった。見ると、ずいぶん川から離れている。
うひょぉ、いつの間に!
向こうで呆れて見ているりーぱぱとざらぱぱもガルのため息も気づかないことにした・・・・。
あっという間に、大型船も真っ青な量の魚を確保し終えて、私がほしい魚を取り分けてから、残りをわたしが作ったガルのマジックバッグへ。もちろん、昆布やワカメも手にいれたよ。魚、捌けるかなぁと思っていたら、インベントリーがやってくれた。解体のバリエーションが知らない間に増えていて、肉もブロック、スライスとか選べるし、魚も三枚下ろし、ぶつ切り、開きなんかを選んで、自動で出来上がり。どんどん便利に賢くなっていく。
3人は、呆れながらも、うはうは、るんるん、にこにこのわたしを抱えて、再び来た道を戻ったのだった。
そして、再び、ガルと依頼の日々。
森の浅いところだけでなく、奥の方まで行って野営もした。でもね、なんだか、最近、誰かに見られてるような嫌な視線を感じる。街でも森でも。流石に森の奥では感じなかったけど。
「ガル、あのね・・・・」
ややこしくなる前に、森の奥に依頼で行った日の夜、ガルに相談することにした。
「ん?どうした?」
「最近ね、なんだか、嫌な視線を感じるの。街でも森でも。流石にこんな森の奥ではないけど・・・・」
ガルは、眉間にシワを寄せた。
「それは、いつからだ?」
「7日くらい前から?」
「そうか。殺気は感じないが。・・・・嫌な視線かぁ」
「うん。殺気はないけど、気持ち悪い」
「戻ったら、リールたちに報告だ。いつものように俺たち3人の誰かと必ず一緒にいろよ」
「うん、気をつける」
翌日は、依頼の魔獣、ワイバーンの群れの討伐だ。ガルにステルスのように結界を纏わせることと討伐したワイバーンを回収することがわたしの仕事だ。風魔法や植物操作で引き寄せるだけだから簡単簡単!今回は、7頭いたが、あっという間だった。ざらぱぱも来たがったが、残念ながら仕事が代われなくて、お留守番だ。もちろん採集もした。なかなか貴重な茸や薬草が手に入った。
やったー!
その帰り道。
「ガル~!大変!来て~!」
わたしの叫び声に、近くにる魔獣を刈っていたガルが何事かと慌てて来た。
「どうした!」
「幻の蓮があるの~!」
わたしに何かあったわけではないと知り、ほっとした顔で近づくガルにワクワクしながら聞く。
「採っていいよね?」
「ああ。だが、特別な容器がないとすぐに枯れるぞ」
「大丈夫!状態保存かけるから♪」
「そ、そうか。なら、たくさん採っていくといい。リールが喜ぶ」
わたしは、るんるんで刈りまくった。もちろん、適当には残してあるし、根っこは花が枯れているのだけ戴いた。
「全部採ってもいいんだぞ?」
「そんなことしたら、次が咲かないじゃない。それに、複製すればいいから」
「まっ、そうだな」
珍しい物がたくさん手に入ったわたしはうきうきでタルの街に戻ったのだった。
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