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攻防
終結
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皇宮神殿を出たわたしたちは、それぞれの国に報告に行くジャイたちと別れ、パパに事の次第を告げに来て、恐ろしいことが判明した。
「は?」
「嘘だろ?」
「マジかぁ」
「よりによって、今・・・・」
冒険者ギルドから、以前破壊神の魔力が埋め込まれたニンフの森とタカラの森から魔獣がほぼ居なくなっていると連絡があったそうだ。つまり、近々、魔獣の大量発生が起こる兆しが見えたということになる。ほぼ居ないなら、2・3日中に起こるのではないだろうか?70年くらい前にマジョの森で魔獣の中規模程度の大量発生が起きたときにも同じことが起こった。それ以来、これが予兆では?とずっと観察していたのだ。
え?小さな黒い塊の飛んでいったところも魔獣が進化して暴走するんだよね?大丈夫?
「伝令です!キライの森、マジョの森、イナイの森で魔獣の大量発生の兆しあり。応援を求む、とのことです!」
「ニンフの森とタカラの森でも同じことが起こっている、と伝えろ!!!」
「は!」
パパの鬼の形相に、伝令に来た騎士は、真っ青な顔をして躓きながらも急いでここを後にしていた。
「どうすんだ?!この5ヶ所以外にも魔獣の進化と暴走があるんだろ?各領地の騎士団の応援はアテに出来んし、巨人の国のからすぐに引き揚げさせても、人手が足りん!」
パパの焦りが伝わってくる。
「小さな黒い塊が飛んでいったところを棄てるつもりなら方法がないわけじゃないよ」
そっちは進化して暴走するだけで後から後から湧き出てくることはない。
「どういうことだ?棄てるとは?」
「まず、小さな黒い塊が着地したところを結界で覆って魔獣が他に行かないようにするのね。その中でも領地の騎士団で手に負えないところをわたしたちが片付けて回るの。5ヶ所の森は国の騎士団と冒険者で頑張ってね?ただ、順番に回っていくから、結界の中で魔獣同士の縄張り争いが繰り広げられると思うの。そうするとそこは破壊され尽くすと思うから・・・・」
蠱毒にまでは至らないと思う。思いたい。大丈夫、たぶん。
「うーむ。結界の魔石とそれだけの間、結界を監視して維持できる人員は必要だな」
「結界の魔石はわたしが置きに行く」
「俺も行くぞ。1人で行かせると思うのか?」
そんなに怖い顔しなくてもひとりで行けるなんて思ってないよ。りーぱぱもざらぱぱもガルもパパの決断を待っている。どうやら、わたしの提案に異議は無いみたい。
「やるしかないか。俺は今から陛下に奏上に行く。お前たちも来い」
そして、その提案を聞いた皇帝陛下は・・・・。
「順番をどうするかだなぁ。この地図に記された場所はだいたい100ヶ所。同じ森をひとつと考えると、70ヶ所くらいになるな。手に負えない場所となると、それでも50ヶ所かくらいか。お前たちなら1日に5ヶ所くらいは片付けられるだろうが・・・・。どの国も被害は最小限にしたいだろうからな。最大で10日か」
「ホト・サム・バーレイ・オーシャを1番に回って、あとはくじ引きでいいんじゃない?」
マレビの森にも幾つか落ちている。もちろん、結界の魔石を置きがてら討伐しちゃうよ!
「それが1番公平か。よし!各国に連絡しろ!協力して事にあたれ!」
「「「「は!」」」」
さて、あと一踏ん張り。とりあえず、今日は結界の魔石を置くだけで、タルの家に帰った。と言っても70ヶ所はキツかったけど。幸いにもベルガの領地には落ちなかったようだ。カフェイの森が荒らされるなんて耐えられない。実は、落ちたのだけれど、神聖結界に触れて消滅したと後でベルガから聞いた。小さな黒い塊が飛んできて警戒していた時にそんなことが起こったのだから、あるだけの魔石で領地を覆ったそうだ。神聖結界の魔石を大量に置いてきたりーぱぱ、偉い!ちなみに、マレビの森は明日の朝一で討伐する。今日は、さすがにみんな疲れた。恐ろしいことに、破壊神との戦いからまだ数時間しか経っていないのだ。マレビの森の奥深くに落ちたから只でさえ強い個体がさらに強くなっている。うん。島のダンジョン近くに配置した魔獣くらい強い。それを見たざらぱぱは張り切ってさっさと寝た。さすが脳筋。どんなに疲れていてもブレない。
「んじゃ、殺るか」
「ええ。マレビの森とホト・サム・バーレイ・オーシャと出来ればもう1ヶ所ですかね」
「ご飯も沢山用意したよ♪!」
「うまい飯と狩り放題な1日か。夢のようだな」
いや、それっていつもと同じだよね?ざらぱぱの日常と変わらないのでは?と思ったところで、身構えていた身体から力が抜けた。まずは、マレビの森へ。自宅から直接転移した。
「うわっ!減ってるし!」
「強い個体が更に進化していやがるな」
「1日でコレとは。面倒ですねぇ」
魔獣同士の争いが早速起こっていた。ざらぱぱは楽しさ全開だ。
「シャナ。今の結界より一回り大きな結界を張ってから、中の結界を解除してください」
「ん」
早速、ざらぱぱが突っ込んでいった。と同時に爆裂音と煙が結界の中に広がる。ざらぱぱ、絶好調♪!
「ザラム!」
「島と違って、再生しないんですから、破壊はほどほどに頼みますよ!」
「そうだったな。すまんすまん」
島と同じ攻撃力でやられたら、ここはズタボロになってしまう。魔獣同士の争いより、ざらぱぱの破壊力を心配するべきだったか。私も含めた全員が攻撃力をかなり落としたことで、時間は掛かったが、森は再生の余地が残された。
「こんなもんだな」
「次に行きましょう」
「シャナ」
「はいはい」
休むことなく鐘ふたつ分戦ったにも拘わらず、元気いっぱいに次への転移を急かしてくるざらぱぱは、やっぱり脳筋だと思う。そして、予定通り、ホト・サム・バーレイ・オーシャを回り、時間切れとなった。翌日からはくじ引きの順に回っていく。5日目を過ぎてからは、結界の中にほとんど魔獣はおらず、代わりに進化の限界を迎えた個体が1体暴れていたり、強い個体が群れを作っていたりと場所によって様々になった。ただ、全ての場所で見張りの魔術師も騎士たちも恐怖に震えていた。わたしたちを見つけると「後はよろしくお願いします」と言いつつ、急いでその場を離れて行く姿には、思わず苦笑してしまったが。ともあれ、予定通り10日で全ての場所を廻り終えた。ニンフの森、タカラの森、イナイの森、マジョの森、キライの森も無事に収束して、95年に及ぶ破壊神との攻防は終わりを迎えた。
「は?」
「嘘だろ?」
「マジかぁ」
「よりによって、今・・・・」
冒険者ギルドから、以前破壊神の魔力が埋め込まれたニンフの森とタカラの森から魔獣がほぼ居なくなっていると連絡があったそうだ。つまり、近々、魔獣の大量発生が起こる兆しが見えたということになる。ほぼ居ないなら、2・3日中に起こるのではないだろうか?70年くらい前にマジョの森で魔獣の中規模程度の大量発生が起きたときにも同じことが起こった。それ以来、これが予兆では?とずっと観察していたのだ。
え?小さな黒い塊の飛んでいったところも魔獣が進化して暴走するんだよね?大丈夫?
「伝令です!キライの森、マジョの森、イナイの森で魔獣の大量発生の兆しあり。応援を求む、とのことです!」
「ニンフの森とタカラの森でも同じことが起こっている、と伝えろ!!!」
「は!」
パパの鬼の形相に、伝令に来た騎士は、真っ青な顔をして躓きながらも急いでここを後にしていた。
「どうすんだ?!この5ヶ所以外にも魔獣の進化と暴走があるんだろ?各領地の騎士団の応援はアテに出来んし、巨人の国のからすぐに引き揚げさせても、人手が足りん!」
パパの焦りが伝わってくる。
「小さな黒い塊が飛んでいったところを棄てるつもりなら方法がないわけじゃないよ」
そっちは進化して暴走するだけで後から後から湧き出てくることはない。
「どういうことだ?棄てるとは?」
「まず、小さな黒い塊が着地したところを結界で覆って魔獣が他に行かないようにするのね。その中でも領地の騎士団で手に負えないところをわたしたちが片付けて回るの。5ヶ所の森は国の騎士団と冒険者で頑張ってね?ただ、順番に回っていくから、結界の中で魔獣同士の縄張り争いが繰り広げられると思うの。そうするとそこは破壊され尽くすと思うから・・・・」
蠱毒にまでは至らないと思う。思いたい。大丈夫、たぶん。
「うーむ。結界の魔石とそれだけの間、結界を監視して維持できる人員は必要だな」
「結界の魔石はわたしが置きに行く」
「俺も行くぞ。1人で行かせると思うのか?」
そんなに怖い顔しなくてもひとりで行けるなんて思ってないよ。りーぱぱもざらぱぱもガルもパパの決断を待っている。どうやら、わたしの提案に異議は無いみたい。
「やるしかないか。俺は今から陛下に奏上に行く。お前たちも来い」
そして、その提案を聞いた皇帝陛下は・・・・。
「順番をどうするかだなぁ。この地図に記された場所はだいたい100ヶ所。同じ森をひとつと考えると、70ヶ所くらいになるな。手に負えない場所となると、それでも50ヶ所かくらいか。お前たちなら1日に5ヶ所くらいは片付けられるだろうが・・・・。どの国も被害は最小限にしたいだろうからな。最大で10日か」
「ホト・サム・バーレイ・オーシャを1番に回って、あとはくじ引きでいいんじゃない?」
マレビの森にも幾つか落ちている。もちろん、結界の魔石を置きがてら討伐しちゃうよ!
「それが1番公平か。よし!各国に連絡しろ!協力して事にあたれ!」
「「「「は!」」」」
さて、あと一踏ん張り。とりあえず、今日は結界の魔石を置くだけで、タルの家に帰った。と言っても70ヶ所はキツかったけど。幸いにもベルガの領地には落ちなかったようだ。カフェイの森が荒らされるなんて耐えられない。実は、落ちたのだけれど、神聖結界に触れて消滅したと後でベルガから聞いた。小さな黒い塊が飛んできて警戒していた時にそんなことが起こったのだから、あるだけの魔石で領地を覆ったそうだ。神聖結界の魔石を大量に置いてきたりーぱぱ、偉い!ちなみに、マレビの森は明日の朝一で討伐する。今日は、さすがにみんな疲れた。恐ろしいことに、破壊神との戦いからまだ数時間しか経っていないのだ。マレビの森の奥深くに落ちたから只でさえ強い個体がさらに強くなっている。うん。島のダンジョン近くに配置した魔獣くらい強い。それを見たざらぱぱは張り切ってさっさと寝た。さすが脳筋。どんなに疲れていてもブレない。
「んじゃ、殺るか」
「ええ。マレビの森とホト・サム・バーレイ・オーシャと出来ればもう1ヶ所ですかね」
「ご飯も沢山用意したよ♪!」
「うまい飯と狩り放題な1日か。夢のようだな」
いや、それっていつもと同じだよね?ざらぱぱの日常と変わらないのでは?と思ったところで、身構えていた身体から力が抜けた。まずは、マレビの森へ。自宅から直接転移した。
「うわっ!減ってるし!」
「強い個体が更に進化していやがるな」
「1日でコレとは。面倒ですねぇ」
魔獣同士の争いが早速起こっていた。ざらぱぱは楽しさ全開だ。
「シャナ。今の結界より一回り大きな結界を張ってから、中の結界を解除してください」
「ん」
早速、ざらぱぱが突っ込んでいった。と同時に爆裂音と煙が結界の中に広がる。ざらぱぱ、絶好調♪!
「ザラム!」
「島と違って、再生しないんですから、破壊はほどほどに頼みますよ!」
「そうだったな。すまんすまん」
島と同じ攻撃力でやられたら、ここはズタボロになってしまう。魔獣同士の争いより、ざらぱぱの破壊力を心配するべきだったか。私も含めた全員が攻撃力をかなり落としたことで、時間は掛かったが、森は再生の余地が残された。
「こんなもんだな」
「次に行きましょう」
「シャナ」
「はいはい」
休むことなく鐘ふたつ分戦ったにも拘わらず、元気いっぱいに次への転移を急かしてくるざらぱぱは、やっぱり脳筋だと思う。そして、予定通り、ホト・サム・バーレイ・オーシャを回り、時間切れとなった。翌日からはくじ引きの順に回っていく。5日目を過ぎてからは、結界の中にほとんど魔獣はおらず、代わりに進化の限界を迎えた個体が1体暴れていたり、強い個体が群れを作っていたりと場所によって様々になった。ただ、全ての場所で見張りの魔術師も騎士たちも恐怖に震えていた。わたしたちを見つけると「後はよろしくお願いします」と言いつつ、急いでその場を離れて行く姿には、思わず苦笑してしまったが。ともあれ、予定通り10日で全ての場所を廻り終えた。ニンフの森、タカラの森、イナイの森、マジョの森、キライの森も無事に収束して、95年に及ぶ破壊神との攻防は終わりを迎えた。
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