龍帝の許嫁

将軍家の娘である胡蝶は、皇后となるべく育てられてきた。

燈の国の皇帝、燈白龍とは幼い頃からの仲であり伴侶となることになんの躊躇いもなかった。

龍神の末裔である、燈の国の直系皇族とその伴侶たる皇后には、不老の加護が与えられる。

不老となり、燈の国の皇后として栄華を極めるはずだった胡蝶。

しかし、急に同盟国の姫を皇后に迎えることとなり、胡蝶は側妃である「四夫人」のうちの貴妃となってしまうのだった。

皇后の座を取り戻すべく、胡蝶の物語が始まる。
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