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7章 初めての人
初めての人#6※R18
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「りっちゃんの想像の中の僕は、君をどんな風にしてたのかな。僕より先にりっちゃんを抱いてたなんて、僕に妬けてくる」
「それを言ったら……昴の想像の中の僕は? きっと、今と違うだろ。そっちの僕の方が、あっ……良かったんじゃない……?」
「そんなことないよ? 僕の想像の中のりっちゃんは、いつだって僕に優しくて、僕に都合の良い夢だったけど……今だって、夢の中みたい」
昴は幸せそうにふにゃっと破顔して、理月の口唇に口づけた。昴から与えられるまま、身体の内側からも、外側からも全部が気持ち良くされる。
「僕だって、夢の続きでも見てるみたいだよ。さっき、ソファで寝ちゃった時……昴にキスされる夢を見てた」
「じゃあ、正夢だ。でも、良い夢か分かんないって言ってなかった?」
「だって、その時は断ろうと思ってたし。気持ちは、勿論応えたかったけどね。だから、粘って諦めないでくれて……僕に昴を選ばせてくれて、ありがとう」
そっと手を伸ばし、昴の首の後ろに両手を回して引き寄せ、口づけた。そうすれば泣き出しそうな熱っぽい瞳で見つめられ、昴からもキスを返される。胸がいっぱいで、心から幸せだった。口づけが口唇から、首筋へ、鎖骨へ、胸元へと段々下りていき、理月が『気持ち良い』と申告した乳首に再び舌が這わされる。
「あっ……、あっ! 昴っ、すばる……ッん、あっ、あンッ!」
指の腹で中を叩かれ、舌先でチロチロと乳首を責め立てられ、快感の波が理月を襲う。かあっと腹の内側が熱くなり、弓なりに背を撓らせて喉をぐっと反らした。全身が戦慄いて、膝から爪先までびくびくと跳ね上がる。射精とは違う、それ以上の強い快楽が込み上げ身体を巡っていく。無意識に入口がきゅうっと締まり、昴の指を締め付けて、余計に気持ち良くなって――頭が真っ白になる。くたっと身体から力が抜けて、けれど甘い余韻で全身がひくひくと震えた。
「りっちゃん、イッちゃった?」
「んっ……はぁっ……あっ……うん……ひとりで、気持ち良くなって、ごめ……んぅっ! あっ、あんっ、僕、イッたばっかりっ……ひゃっ、あっ、あ……ッ!」
理月は荒く浅く呼吸しながら息を整えようとした。けれど、まだ中に入ったままの昴の指が、乳首を甘噛みしながら舐め上げる口が、達したばかりの理月の身体を尚も責め立てていく。
「もっと沢山、気持ち良くなってほしいな。全身びくびくして、顏がとろとろになっちゃってるエッチなりっちゃんのこと、もっと見たい」
昴は悪戯っぽく、少し意地悪に微笑んで、すっかり覚えた理月の気持ち良いところを的確に嬲っていく。理月からは自分自身の顔は見えないけれど、きっと今の自分ははしたない顔をしているのだろうと思った。
「きもちい……っ、きもちい、けど……っよすぎて、あたまが、あ……っ! へんに、なる……っ」
気持ち良くて、頭がくらくらして、ふわふわして、本当に夢でも見ているような心地だった。
「僕ばっかり、気持ち良くなるんじゃなくて……っ僕も、昴のこと、気持ち良くしたい……」
「僕は視覚と触覚で目いっぱい楽しんでるから、それは後で大丈夫。イチゴは最後に食べたいからさ。りっちゃんは、気持ち良くなることだけ考えて」
昴は幸せを噛み締めるようにはにかんで、理月の髪をくしゃっと撫でた。
「あっ、昴……っ、ン……っ」
「りっちゃん、好きだよ。大好き」
乳首を舌で捏ねられながら、右手の指がもう一本中へと入り込む。理月の中は三本の指をするりと根本まで咥え込み、とろとろになるまで解されていく。
「あ」と「ん」しか言えなくなって、ただ切れ切れに言葉にならない声を上げる。強火でぐつぐつ煮られているような気分だった。強い快感を与え続けられ、射精を伴わない絶頂を幾度と迎え、目端にじわりと涙が浮かんで視界が滲む。
「っはぁ……んっ……すばる……っ指は、もう、良いから……っすばるが、欲しい……」
目に涙を湛えながら昴を見上げて言うと、昴はぐっと息を詰まらせた。とろとろに蕩け切った理月の身体は、昴が欲しくて堪らない。入口がひくひく震えては昴の指を締め付ける。中まで全部、昴で満たされたいと切望していた。
「うん……僕も、りっちゃんの中に入りたい。ゴム、着けるね」
昴は先ほど理月のパンツのポケットから取り出したコンドームの袋を破き、据え膳を目の前にして先端から涎を垂らしている自身のペニスの先端にぴとりと宛がった。巻き下ろそうとしていくものの、もたついて上手く着けられない。
「……ごめん、入らないっぽい……。サイズが合ってない、かも。挿れるの、やっぱり今日は止めよう。りっちゃんのこと、大事にしたいから」
昴は眉を八の字にして、申し訳無さそうな表情を浮かべた。理月が一人遊びの時に精液で汚さないようにするため着けているサイズだから、かなり大きめの昴のペニスでは無理がある。浮かされた頭では、理月もそこまで気が回らなかった。
「いや、気付かなかった僕が悪い……ごめんね、僕のサイズじゃ合わないよね。その……昴は、着けずにするのは、嫌だ?」
シュンとしょげてしまった昴を見遣り、そう口にする。昴はきょとんと目を丸くした。
「ごめん、普通嫌だよね。病気のリスクもあるし、昴のこと大事にしたいし、やっぱり忘れて――」
「嫌なわけ無い。りっちゃんのこと、今すぐ抱きたくてしょうがない。して良いなら、このまま……しちゃいたい……けど、りっちゃんが嫌だったら……」
「僕は……僕も……今すぐ、昴が欲しい。我慢した方が良いって分かってるけど、もし、昴が平気だったら……抱いてほし――んっ……!」
抱いてほしい、と理月が最後まで言うより早く、昴に覆い被さられて口唇が奪われる。ぬるぬるとペニスが擦り付けられて、期待に身体がぞくりと震えた。
「それを言ったら……昴の想像の中の僕は? きっと、今と違うだろ。そっちの僕の方が、あっ……良かったんじゃない……?」
「そんなことないよ? 僕の想像の中のりっちゃんは、いつだって僕に優しくて、僕に都合の良い夢だったけど……今だって、夢の中みたい」
昴は幸せそうにふにゃっと破顔して、理月の口唇に口づけた。昴から与えられるまま、身体の内側からも、外側からも全部が気持ち良くされる。
「僕だって、夢の続きでも見てるみたいだよ。さっき、ソファで寝ちゃった時……昴にキスされる夢を見てた」
「じゃあ、正夢だ。でも、良い夢か分かんないって言ってなかった?」
「だって、その時は断ろうと思ってたし。気持ちは、勿論応えたかったけどね。だから、粘って諦めないでくれて……僕に昴を選ばせてくれて、ありがとう」
そっと手を伸ばし、昴の首の後ろに両手を回して引き寄せ、口づけた。そうすれば泣き出しそうな熱っぽい瞳で見つめられ、昴からもキスを返される。胸がいっぱいで、心から幸せだった。口づけが口唇から、首筋へ、鎖骨へ、胸元へと段々下りていき、理月が『気持ち良い』と申告した乳首に再び舌が這わされる。
「あっ……、あっ! 昴っ、すばる……ッん、あっ、あンッ!」
指の腹で中を叩かれ、舌先でチロチロと乳首を責め立てられ、快感の波が理月を襲う。かあっと腹の内側が熱くなり、弓なりに背を撓らせて喉をぐっと反らした。全身が戦慄いて、膝から爪先までびくびくと跳ね上がる。射精とは違う、それ以上の強い快楽が込み上げ身体を巡っていく。無意識に入口がきゅうっと締まり、昴の指を締め付けて、余計に気持ち良くなって――頭が真っ白になる。くたっと身体から力が抜けて、けれど甘い余韻で全身がひくひくと震えた。
「りっちゃん、イッちゃった?」
「んっ……はぁっ……あっ……うん……ひとりで、気持ち良くなって、ごめ……んぅっ! あっ、あんっ、僕、イッたばっかりっ……ひゃっ、あっ、あ……ッ!」
理月は荒く浅く呼吸しながら息を整えようとした。けれど、まだ中に入ったままの昴の指が、乳首を甘噛みしながら舐め上げる口が、達したばかりの理月の身体を尚も責め立てていく。
「もっと沢山、気持ち良くなってほしいな。全身びくびくして、顏がとろとろになっちゃってるエッチなりっちゃんのこと、もっと見たい」
昴は悪戯っぽく、少し意地悪に微笑んで、すっかり覚えた理月の気持ち良いところを的確に嬲っていく。理月からは自分自身の顔は見えないけれど、きっと今の自分ははしたない顔をしているのだろうと思った。
「きもちい……っ、きもちい、けど……っよすぎて、あたまが、あ……っ! へんに、なる……っ」
気持ち良くて、頭がくらくらして、ふわふわして、本当に夢でも見ているような心地だった。
「僕ばっかり、気持ち良くなるんじゃなくて……っ僕も、昴のこと、気持ち良くしたい……」
「僕は視覚と触覚で目いっぱい楽しんでるから、それは後で大丈夫。イチゴは最後に食べたいからさ。りっちゃんは、気持ち良くなることだけ考えて」
昴は幸せを噛み締めるようにはにかんで、理月の髪をくしゃっと撫でた。
「あっ、昴……っ、ン……っ」
「りっちゃん、好きだよ。大好き」
乳首を舌で捏ねられながら、右手の指がもう一本中へと入り込む。理月の中は三本の指をするりと根本まで咥え込み、とろとろになるまで解されていく。
「あ」と「ん」しか言えなくなって、ただ切れ切れに言葉にならない声を上げる。強火でぐつぐつ煮られているような気分だった。強い快感を与え続けられ、射精を伴わない絶頂を幾度と迎え、目端にじわりと涙が浮かんで視界が滲む。
「っはぁ……んっ……すばる……っ指は、もう、良いから……っすばるが、欲しい……」
目に涙を湛えながら昴を見上げて言うと、昴はぐっと息を詰まらせた。とろとろに蕩け切った理月の身体は、昴が欲しくて堪らない。入口がひくひく震えては昴の指を締め付ける。中まで全部、昴で満たされたいと切望していた。
「うん……僕も、りっちゃんの中に入りたい。ゴム、着けるね」
昴は先ほど理月のパンツのポケットから取り出したコンドームの袋を破き、据え膳を目の前にして先端から涎を垂らしている自身のペニスの先端にぴとりと宛がった。巻き下ろそうとしていくものの、もたついて上手く着けられない。
「……ごめん、入らないっぽい……。サイズが合ってない、かも。挿れるの、やっぱり今日は止めよう。りっちゃんのこと、大事にしたいから」
昴は眉を八の字にして、申し訳無さそうな表情を浮かべた。理月が一人遊びの時に精液で汚さないようにするため着けているサイズだから、かなり大きめの昴のペニスでは無理がある。浮かされた頭では、理月もそこまで気が回らなかった。
「いや、気付かなかった僕が悪い……ごめんね、僕のサイズじゃ合わないよね。その……昴は、着けずにするのは、嫌だ?」
シュンとしょげてしまった昴を見遣り、そう口にする。昴はきょとんと目を丸くした。
「ごめん、普通嫌だよね。病気のリスクもあるし、昴のこと大事にしたいし、やっぱり忘れて――」
「嫌なわけ無い。りっちゃんのこと、今すぐ抱きたくてしょうがない。して良いなら、このまま……しちゃいたい……けど、りっちゃんが嫌だったら……」
「僕は……僕も……今すぐ、昴が欲しい。我慢した方が良いって分かってるけど、もし、昴が平気だったら……抱いてほし――んっ……!」
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