プレアデスは遥か彼方(2025.10.5完)

継永乃々佳@J庭59ぬ11b

文字の大きさ
47 / 60
7章 初めての人

初めての人#5※R18

しおりを挟む
「出来ることなら、本当は抱かせてあげたい。僕も昴を受け入れたい。って思ってたから……その……ひとりでする時、昴のことを考えて、お尻の穴で自慰してた。……引く?」
 理月は目を丸くして固まってしまった昴の顔を見上げ、気恥ずかしいながらもありのまま口にして小首を傾げる。昴はハッと気を取り直すと、噛み付くように理月の口唇に吸い付いた。
「んむっ……ん……ぅ……ンッ……はぁ……っ」
 昴の舌が口唇を割って押し入り、絡み付いてきて、それに理月も絡め返す。熱い吐息が交じり、中に入りたいとばかりに昴のペニスがぐりぐりと後ろの穴に押し当てられる。昴がシャワーしている間に自身で軽く解して準備しておいたから、理月のアナルは昴を中に招き入れるようにくぱっと開いていく。

「っ……引くわけ、ない。りっちゃんが、僕に抱かれたいって思ってくれて……僕のこと考えて、エッチなことしてたって……興奮しすぎて、わけわかんなくなりそう……」
「あっ……ん……僕だって、普通に男だし……好きな人のことを考えて自慰くらいする。昴の、大きいから、入るか分からないけど……このまま、奥まで入れてみる?」
「このまま入りたい、のは山々だけど……まだキツそうだし、りっちゃんに痛い思いさせたくない。世界で一番大切にしたいから、もうちょっとしっかり慣らしてからにする」
 昴は先の数ミリ中に入れながらも腰を引き、ちゅっと軽く理月に口づけた。

「昴は我慢強いな。自制出来て偉いなって思うよ」
「我慢強いってだけじゃなくて、ショートケーキのイチゴを最後に取っておきたいみたいな気持ちもあるよ。忍耐力で言ったら、りっちゃんの方がずっと凄いと思う」
「んっ……あっ……僕は、イチゴは最初に食べたいけどな……」
「確かに、りっちゃんは好きなもの最初に食べるよね。なのに、いつもなんだって僕に先に選ばせてくれる」
 首筋や鎖骨にちゅ、ちゅ、と軽いキスを続けられる。口づけられた部分から熱を帯び、全身に熱が回るようだった。

「昴……コンドーム、パンツのポケットに入ってるから……指、挿れるなら、着けて。昴の指、汚したくないし」
「りっちゃんの身体に汚いところなんてひとつもないけど……爪で傷付けたりしたくないから、着けるね。準備してくれてありがとう」
 中に入りたそうに指でアナルの入口を押す昴に理月が声を掛けると、昴は理月が脱いだパンツのポケットからコンドームと指用コンドームを取り出した。昴は指用コンドームを右手の三本の指に着け、まずそのうちの中指だけをつぷりと理月の中に入れていく。
「っく……はぁ……っ」
 理月が自分で解しておいたそこは、易々と昴の中指を根本まで咥え込む。指一本だけでも、下から押し上げられる圧迫感でぐっと息が詰まる。奥まで入った中指に内側の壁をすりすりと擦られて、思わず身体がびくついた。

「りっちゃん、自分でしてたって言ってたけど……どの辺りが気持ち良いの? りっちゃんが気持ち良いようにしたいから、教えてほしい。言うの、恥ずかしいかな」
「昴の、指が……あっ……入ってるって、思うだけで、きもちいよ……でも、えっと……多分、もうちょっと、手前の方、かも」
 理月は吐息を漏らしながら、触ると気持ち良い部分を口頭で昴に教える。
「この辺り?」
「ん……もう少し、手前……ひゃっ、んっ、んぅっ!」
 昴の指が理月の良いところを探るようにお腹側の壁を押していき、一点を押されたところで理月は甘い声を上げた。軽く押されただけでびりっと痺れが走り、びくんと腰が跳ね上がる。

「ここ?」
「うん……っ、そこ、きもちい……っあ、ン……ッ!」
 トントンと指で軽く叩かれ、擦られて、内側からぞくぞくと痺れが走る。自分でするそれとはまた違う甘ったるい感覚がする。自分ですると次に何をするか、どう動かすか、どう感じるか、全部分かってしまうけれど、自分以外の誰かにされると全部分からない。その分からなさが快感を増長させるというのもあるだろうし――それから何より、それを昴がしているということが、理月の身体をとろとろに蕩けさせていく。
 昴は中にもう一本指を挿れ込んで、理月の真っ白い肌の中で薄くピンク色に染まった突起にぢゅっと吸い付いた。
「あっ、ひゃうっ、ンっ、昴……ッ!」
「乳首、吸われるの気持ちい?」
「ん、あっ、きもちいっ、んぅっ、あッ……」
 口唇で突起を食まれて軽く前歯で甘噛みされて、歯の隙間から覗くざらっとした舌が理月のそこを責め立てる。快感にあられない声が漏れ、理月は思わず手の平を上に向け右の前腕で目元を覆い隠した。

「自分でする時、乳首も弄ってたりする?」
「っ……その……最初、お尻で自慰するようになった頃、あんまり、気持ち良く、なくて……んっ……乳首も一緒に弄ると気持ち良くなるって、見た、からっ……つまり……、……うん」
 指で中を擦られながらもしどろもどろに言い訳をした後、理月はこくりと頷いた。流石に恥ずかしく、かあっと頬が熱くなる。
「……僕が触る想像、してた?」
「……まあ……うん」
 蚊の鳴くような小さな声を理月が口から漏らすと、目元を覆い隠す右腕にそっと昴の手が触れる。怖いわけじゃないのに、びくっと身体が震えた。優しく腕を退ける手を拒むことはせず、されるがままに力を抜く。そっと腕を退けられて、視線がぱちりと絡み合った。熱に浮かされたような顔で真っ直ぐ見下ろされて、心臓がどきりと跳ねる。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

宵にまぎれて兎は回る

宇土為名
BL
高校3年の春、同級生の名取に告白した冬だったが名取にはあっさりと冗談だったことにされてしまう。それを否定することもなく卒業し手以来、冬は親友だった名取とは距離を置こうと一度も連絡を取らなかった。そして8年後、勤めている会社の取引先で転勤してきた名取と8年ぶりに再会を果たす。再会してすぐ名取は自身の結婚式に出席してくれと冬に頼んできた。はじめは断るつもりだった冬だが、名取の願いには弱く結局引き受けてしまう。そして式当日、幸せに溢れた雰囲気に疲れてしまった冬は式場の中庭で避難するように休憩した。いまだに思いを断ち切れていない自分の情けなさを反省していると、そこで別の式に出席している男と出会い…

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

【R18+BL】空に月が輝く時

hosimure
BL
仕事が終わり、アパートへ戻ると、部屋の扉の前に誰かがいた。 そこにいたのは8年前、俺を最悪な形でフッた兄貴の親友だった。 告白した俺に、「大キライだ」と言っておいて、今更何の用なんだか…。 ★BL小説&R18です。

死ぬほど嫌いな上司と付き合いました【完結】

三宅スズ
BL
社会人3年目の皆川涼介(みながわりょうすけ)25歳。 皆川涼介の上司、瀧本樹(たきもといつき)28歳。 涼介はとにかく樹のことが苦手だし、嫌いだし、話すのも嫌だし、絶対に自分とは釣り合わないと思っていたが‥‥ 上司×部下BL

幸せな復讐

志生帆 海
BL
お前の結婚式前夜……僕たちは最後の儀式のように身体を重ねた。 明日から別々の人生を歩むことを受け入れたのは、僕の方だった。 だから最後に一生忘れない程、激しく深く抱き合ったことを後悔していない。 でも僕はこれからどうやって生きて行けばいい。 君に捨てられた僕の恋の行方は…… それぞれの新生活を意識して書きました。 よろしくお願いします。 fujossyさんの新生活コンテスト応募作品の転載です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

エリート上司に完全に落とされるまで

琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。 彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。 そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。 社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。

【完結】取り柄は顔が良い事だけです

pino
BL
昔から顔だけは良い夏川伊吹は、高級デートクラブでバイトをするフリーター。25歳で美しい顔だけを頼りに様々な女性と仕事でデートを繰り返して何とか生計を立てている伊吹はたまに同性からもデートを申し込まれていた。お小遣い欲しさにいつも年上だけを相手にしていたけど、たまには若い子と触れ合って、ターゲット層を広げようと20歳の大学生とデートをする事に。 そこで出会った男に気に入られ、高額なプレゼントをされていい気になる伊吹だったが、相手は年下だしまだ学生だしと罪悪感を抱く。 そんな中もう一人の20歳の大学生の男からもデートを申し込まれ、更に同業でただの同僚だと思っていた23歳の男からも言い寄られて? ノンケの伊吹と伊吹を落とそうと奮闘する三人の若者が巻き起こすラブコメディ! BLです。 性的表現有り。 伊吹視点のお話になります。 題名に※が付いてるお話は他の登場人物の視点になります。 表紙は伊吹です。

処理中です...