キミを絶対、世界のみんなに自慢する。〜ポンコツな家政婦とナマイキ少女の下克上〜

 キノー、二十六歳。特技は家事。
 根は真面目だが、趣味が高じて大失敗を二度もやらかし故郷を出る。

 彼女は今、大災害から復興中の魔法星インファンティアの片田舎で、家政婦として新たな人生を歩もうとしていた。

「こんな世の中で、奇跡的に職にありつけた……絶対にクビにならない様にしないとっ」

 だがしかし……。

「新人さーん。私の足、舐めて綺麗にしてよ」

 雇い主の幼き長女、リュンヌ。
 容姿は端麗だが、性格は歪んでいた。

 対する新人家政婦キノーが取った行動は……。

「お任せくださいっ! 足でも他の場所でもペロペロしますっ!!」
「ッッッ!?」

 少女は恐怖を感じて逃げ出した。

「あれ? 私……またなんかやっちゃいましたっ?」


 ……これは、一度は普通になろうとした変人が、変人のまま回復し、変人のまま称賛されていく物語である。
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