3
 デアとルードスは幼馴染であり、付き合いたての両想いカップル。  しかしどちらも奥手なせいで、交際から半年経ってもまだ手すら繋いでいなかった。  そんな初々しい2人を背後から見つめる青年がいた。  子刀流(ねとうりゅう)剣術の師範代、クレスクント。  彼はデアの後ろ姿から、彼女に剣士としての才能があるとを見抜く。  後日、クエストから帰還したデアの元にクレスクントが現れた。  王が発行した権利書を片手に、1回だけ自分の稽古を受ける事を彼女に要求。  拒否すれば国家反逆罪になると言われ、デアはなすがままクレスクントの道場へと足を運ぶのだった。  『たった1回だけの関係』という、彼の言葉を信じて……   (全8話+エピローグ) ※本編は至って健全ですが、NTRモノのパロになっているので苦手な方はご注意ください。  
24h.ポイント 0pt
小説 183,878 位 / 183,878件 ファンタジー 42,231 位 / 42,231件
文字数 22,781 最終更新日 2021.05.02 登録日 2021.04.30
「アル。お前をパーティーからクビにする」 勇者の俺は、パーティーのお荷物であるメンバーの一人にクビを言い渡した。 「いいのか? レグルス。僕をクビにすればスキル【倍速成長付与(エボリューション・ロード)】の効果がなくなり、君たちはただの低級冒険者に逆戻りだぞ?」 え、待って? この人一体なにを言ってるの? クビになりたくないからって、突然苦し紛れの嘘? しかし、仲間の一人が彼の言葉が真実であると告げ、状況は変わる。 「どうする、レグルス。それでも僕をクビにするつもりか?」 スキルの効果を盾に、こちらを脅迫するアル。 そんなのいいからさっさとクビを受け入れてくれ! このやり取りを機会に、パーティーは静かに崩壊しようとしていた。
24h.ポイント 0pt
小説 183,878 位 / 183,878件 ファンタジー 42,231 位 / 42,231件
文字数 6,171 最終更新日 2021.03.06 登録日 2021.03.06
 キノー、二十六歳。特技は家事。  根は真面目だが、趣味が高じて大失敗を二度もやらかし故郷を出る。  彼女は今、大災害から復興中の魔法星インファンティアの片田舎で、家政婦として新たな人生を歩もうとしていた。 「こんな世の中で、奇跡的に職にありつけた……絶対にクビにならない様にしないとっ」  だがしかし……。 「新人さーん。私の足、舐めて綺麗にしてよ」  雇い主の幼き長女、リュンヌ。  容姿は端麗だが、性格は歪んでいた。  対する新人家政婦キノーが取った行動は……。 「お任せくださいっ! 足でも他の場所でもペロペロしますっ!!」 「ッッッ!?」  少女は恐怖を感じて逃げ出した。 「あれ? 私……またなんかやっちゃいましたっ?」  ……これは、一度は普通になろうとした変人が、変人のまま回復し、変人のまま称賛されていく物語である。
24h.ポイント 0pt
小説 183,878 位 / 183,878件 ファンタジー 42,231 位 / 42,231件
文字数 33,219 最終更新日 2020.06.12 登録日 2020.05.30
3