忘れられない匂い

数日前、愛猫の『チャタロー』を亡くした成田真理は失意の底にいた。
彼女はチャタローの肉球の匂いをこよなく愛し、帰宅するとチャタローを抱き上げ、肉球の匂いを嗅ぐのが日課で1日の終わりを締めくくる最高の儀式としていた。
そんな愛猫を失った彼女を励まそうと、友達が彼女を外に連れ出す。
そのさきでチャタローとそっくりの匂いに出逢い、その後を着いていくと……
24h.ポイント 0pt
1
小説 184,069 位 / 184,069件 ライト文芸 7,400 位 / 7,400件