忘れられない匂い

数日前、愛猫の『チャタロー』を亡くした成田真理は失意の底にいた。
彼女はチャタローの肉球の匂いをこよなく愛し、帰宅するとチャタローを抱き上げ、肉球の匂いを嗅ぐのが日課で1日の終わりを締めくくる最高の儀式としていた。
そんな愛猫を失った彼女を励まそうと、友達が彼女を外に連れ出す。
そのさきでチャタローとそっくりの匂いに出逢い、その後を着いていくと……
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