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新たな草木が靡く風の章
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媚薬の止まらない浅い快楽の異常な現状に心と身体両方を堕とされついには自らもっとしてと望み、彼にせがんで愛されした事は記憶にある。
鏡に映る首輪と腕輪をつけられているのは、ぼんやりと覚えており、背後から抱きしめられながらひんひんと悦みながら腰を振る自分とユリウスを眺めながらイきながら奥底に注ぎ込まれて、私はそれさえも感じてシーツを掴み耐えた。
ユリウスのペニスがようやく外され、こぽっと流れ落ちる精液に感じて痙攣しながら意識を飛ばしていた。
もう幾日たったかわからない。
私が気を失っている間に身体を洗ってくれたりしている様で清潔な匂いのする身体やベッドシーツに代わっていたりする。
時折、ユリウスが居なくなり、ご飯を食べさせられたり、ユリウスに連れて行かれ排泄………している所をじっくり見られたりして人としての尊厳はゼロである。
ユリウスしか居ない世界。
ユリウスが居ない内は渡された本を読んだり、針と糸で刺繍したりする事もあるがそろそろ陽の光を浴びたいと思ってしまう。
……だけど、ユリウスが私がここで居たら安心してくれるならいいかと思う。
ユリウスが遅くまで働いてきたのか、げっそりとしており、よれたフォーマルな服装になにか香水がふんわりとしていて、ユリウスが疲れたと言い、私に甘えてきて、私はどこかその香水の甘い香りが女性の物の様な気がして、彼にその気は無くても、余り嬉しくは無い。
少し沈んだ表情の私に気が付かず、彼は私の胸へと顔を埋めており、私は彼の髪を優しく撫でた。
……きっと浮気はしてないだろう。それでも、仕事だと言っていたし、彼にその事を聞くのは傷口に塩を塗る事だろうし。
余り話をしたくないだろかなと考えて、私はその事は胸の奥にしまった。
「本当はここから出したくない。だけど、どうしても欠席できないパーティーがある。君を表に出すなんて、またシアを狙う者がいそうなのに…だからここから……いや……もう少し……準備もあるから、自室に戻ろうか。」
「ユリウス……きっと大丈夫よ。危険をなるべく避けるし、もし危険だったらすぐユリウスを呼ぶし、最悪はあそこに逃げるわ。」
そう言って私はユリウスを抱きしめた。
ユリウスは小さくぼそっと言った。
「必要なのは君だけだ。だから公務はしたくない。」
─ ─ ─ずっと君と居られるのに。
―――――――――――
「これで良いかしら。」
「あぁ、それで俺も揃いの衣装を仕立ててもらう。」
「ふー、疲れた……」
仕立ての為のデザインや布や色などを、王室御用達の商人と話し合い、ようやく終わった。
彼が東南の方にある外国のラー・アージャクリシャ王国のパーティーに招待されていた。
以前、王国の王太子来た時に仲良くなったらしく、ユリウスの婚約者ができたという事で、王太子の結婚パーティーに招待されたらしい。
かなり自由な国風で、竜王国も自由な国風である故にで長い関係を築いて、両国民間の関係も仲が良く、東南の気候もあって交易が盛んだと聞いた。
「お米があるの!?」
「そうだ、輸入してようやくこの前、学園で栽培が成功したらしくて、市場に出ると聞いている。その事もあって、色々協力してくれた彼には御礼を言おうと思っている。」
私は彼がなんで私がお米の事を知っているのかは今更、気がついてふと眺めると、彼のギリシャ彫刻の様に彫りが深く、大きな青い瞳にふさふかさと金色のまつげや鼻筋が高く通っている顔立ちは、まるで雑誌のモデルの様で、私のドレスのデザインが描かれた紙を眺めていて、様になっている。
少し着飾った為か固められていた髪は、整えられており、いつものラフな格好よりも、ドレスシャツを着た彼はまた別にかっこよくて、似合っている。
「ねぇ……なんで」
「シア……楽しみだな。あの国には久しぶりだから、それにシアはラー・アージャクリシャ王国は初だろ?」
「うん、そうだけど。」
私が聞こうとしたが、彼は煙に巻く様に私の言葉を遮り、ドレスが楽しみだと彼はシャツのボタンを外してラフになりながら、髪の毛をかきあげて笑い、執務室の方へ去っていった。
寝室のベッドに腰掛けて、私はなんで私が米を期待していたのは彼はなんで知っていたのか……
考えていても、わからない。
ユリウスの知らない一面を垣間見た気がして、私の心はさざなみを立て、気になって仕方なかった。
パタンとベッドに倒れ込み、ラー・アージャクリシャ王国の事を思いだして復習した。
南国の国で、温かな気候の植物が多く生えており、キラキラとしたラメの入った通気性のある服装が正装である事が特徴的で、体毛が濃く、胸毛やギャランドゥがフサフサな男性が大いにモテると言われており、胸毛やギャランドゥを大いに出して自慢する事が多く、とても開放的な見た目らしい。
……性生活に奔放で余り、大通りから外れて小道には入らない様にと女性の旅行者には有名らしい。
初めてのユリウスに連れられての外交に私は緊張がする。
国境は接しては居ないけど、友好国なので割りかし、若干良いが。
私は不安と緊張と疲れに微睡み、目を閉じた。
ぴちゃと水音がして、ゆらゆらとした視界の中、触られる事にすっかりと慣れて彼の匂いがして私は微睡みながら再び意識を手放した。
鏡に映る首輪と腕輪をつけられているのは、ぼんやりと覚えており、背後から抱きしめられながらひんひんと悦みながら腰を振る自分とユリウスを眺めながらイきながら奥底に注ぎ込まれて、私はそれさえも感じてシーツを掴み耐えた。
ユリウスのペニスがようやく外され、こぽっと流れ落ちる精液に感じて痙攣しながら意識を飛ばしていた。
もう幾日たったかわからない。
私が気を失っている間に身体を洗ってくれたりしている様で清潔な匂いのする身体やベッドシーツに代わっていたりする。
時折、ユリウスが居なくなり、ご飯を食べさせられたり、ユリウスに連れて行かれ排泄………している所をじっくり見られたりして人としての尊厳はゼロである。
ユリウスしか居ない世界。
ユリウスが居ない内は渡された本を読んだり、針と糸で刺繍したりする事もあるがそろそろ陽の光を浴びたいと思ってしまう。
……だけど、ユリウスが私がここで居たら安心してくれるならいいかと思う。
ユリウスが遅くまで働いてきたのか、げっそりとしており、よれたフォーマルな服装になにか香水がふんわりとしていて、ユリウスが疲れたと言い、私に甘えてきて、私はどこかその香水の甘い香りが女性の物の様な気がして、彼にその気は無くても、余り嬉しくは無い。
少し沈んだ表情の私に気が付かず、彼は私の胸へと顔を埋めており、私は彼の髪を優しく撫でた。
……きっと浮気はしてないだろう。それでも、仕事だと言っていたし、彼にその事を聞くのは傷口に塩を塗る事だろうし。
余り話をしたくないだろかなと考えて、私はその事は胸の奥にしまった。
「本当はここから出したくない。だけど、どうしても欠席できないパーティーがある。君を表に出すなんて、またシアを狙う者がいそうなのに…だからここから……いや……もう少し……準備もあるから、自室に戻ろうか。」
「ユリウス……きっと大丈夫よ。危険をなるべく避けるし、もし危険だったらすぐユリウスを呼ぶし、最悪はあそこに逃げるわ。」
そう言って私はユリウスを抱きしめた。
ユリウスは小さくぼそっと言った。
「必要なのは君だけだ。だから公務はしたくない。」
─ ─ ─ずっと君と居られるのに。
―――――――――――
「これで良いかしら。」
「あぁ、それで俺も揃いの衣装を仕立ててもらう。」
「ふー、疲れた……」
仕立ての為のデザインや布や色などを、王室御用達の商人と話し合い、ようやく終わった。
彼が東南の方にある外国のラー・アージャクリシャ王国のパーティーに招待されていた。
以前、王国の王太子来た時に仲良くなったらしく、ユリウスの婚約者ができたという事で、王太子の結婚パーティーに招待されたらしい。
かなり自由な国風で、竜王国も自由な国風である故にで長い関係を築いて、両国民間の関係も仲が良く、東南の気候もあって交易が盛んだと聞いた。
「お米があるの!?」
「そうだ、輸入してようやくこの前、学園で栽培が成功したらしくて、市場に出ると聞いている。その事もあって、色々協力してくれた彼には御礼を言おうと思っている。」
私は彼がなんで私がお米の事を知っているのかは今更、気がついてふと眺めると、彼のギリシャ彫刻の様に彫りが深く、大きな青い瞳にふさふかさと金色のまつげや鼻筋が高く通っている顔立ちは、まるで雑誌のモデルの様で、私のドレスのデザインが描かれた紙を眺めていて、様になっている。
少し着飾った為か固められていた髪は、整えられており、いつものラフな格好よりも、ドレスシャツを着た彼はまた別にかっこよくて、似合っている。
「ねぇ……なんで」
「シア……楽しみだな。あの国には久しぶりだから、それにシアはラー・アージャクリシャ王国は初だろ?」
「うん、そうだけど。」
私が聞こうとしたが、彼は煙に巻く様に私の言葉を遮り、ドレスが楽しみだと彼はシャツのボタンを外してラフになりながら、髪の毛をかきあげて笑い、執務室の方へ去っていった。
寝室のベッドに腰掛けて、私はなんで私が米を期待していたのは彼はなんで知っていたのか……
考えていても、わからない。
ユリウスの知らない一面を垣間見た気がして、私の心はさざなみを立て、気になって仕方なかった。
パタンとベッドに倒れ込み、ラー・アージャクリシャ王国の事を思いだして復習した。
南国の国で、温かな気候の植物が多く生えており、キラキラとしたラメの入った通気性のある服装が正装である事が特徴的で、体毛が濃く、胸毛やギャランドゥがフサフサな男性が大いにモテると言われており、胸毛やギャランドゥを大いに出して自慢する事が多く、とても開放的な見た目らしい。
……性生活に奔放で余り、大通りから外れて小道には入らない様にと女性の旅行者には有名らしい。
初めてのユリウスに連れられての外交に私は緊張がする。
国境は接しては居ないけど、友好国なので割りかし、若干良いが。
私は不安と緊張と疲れに微睡み、目を閉じた。
ぴちゃと水音がして、ゆらゆらとした視界の中、触られる事にすっかりと慣れて彼の匂いがして私は微睡みながら再び意識を手放した。
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