愛が重いなんて聞いてない

音羽 藍

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駆け巡る普天率土の章

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通りを抜けて、歩いて行くと様々な人々が行き交う、大通りだとわかった。

ただ、女性のみがこの民族衣装を着ており、鎖に繋がれた女性やほぼ丸見えになりそうな際どい衣装に視線を集めている女性など異様な光景だった。

「……ぁっ……ユリウス、後どのくらいでつくの?」
「もう少し……あの三角の垂れ幕のかかった店なんだ。」

ガシャんと大きい音が聞こえ、金属の物を落とした音が左方向から聞こえた。

私はフードの間からなんだろうと思い、視線を向けるとほぼ半裸に近い際どい格好の女性が地面に品物を落とした様で座り込み籠に拾い集めていた。

「オラッ、早く集めて走れこのメス女!」
「ご、ごめんなさい旦那様!」
「謝る時はいつも教えている通りしろと何度も言っているだろうが!それとも、本格的に見せ物にしてやろうか?」
「そ、それだけはお許しを!……申し訳ありません旦那様。この薄汚い私にどうか、お恵みを!」

女性は慌てて、かなり太り顔がテカっている男性の股間辺りに顔を寄せて縋りついていた。

「ゾクシヌの旦那、このゴミ金になるんすか?」

幕がかかった店舗の入り口の方から出てきた細った男性が淡いグリーンのクリスタルの様な石が入った青白い魔道具?だろうかの器物を持っていた。

「あぁ、それか。それは今度開催される仮面舞踏会の景品らしくてな。だからMr.モントオールに渡すから大事に扱えよ。壊して金を要求されたらクソ面倒だ。」
「そうですか!おぉ、その女は良い女ですな。俺にも……」

馬車が通りかかり見えなくなり、少しユリウスの抱えていた高さを上げられた。

「シア……ダメだ、俺だけを見ていて」
「ぅぐっ……」

すっかりと見ていた私の口を荒々しく塞がれ、半開きだった唇の中にユリウスの舌が入り込んできた。

くちゅくちゅと舌を絡み合い、路上だというのに、激しく行う行為に私は恥ずかしさの余り、ジタバタとしてしまいその度に棒が動き奥の方へと入り、コツンコツンと奥底に当たる棒で感じてしまい、下の気持ち良さと上のユリウスから与えられるキスの感覚にすっかりと快楽に思考は溶けていった。

ダメなのに、止められない気持ちよさに、私はぴくぴくっと揺れて、達してしまった。

「……ッ」

足先をピンっとさせて達した事で、ぬちゅっと彼は口を離していった。

「今イッたの?シアったらこんな所でダメだな……」
「それはっ……ユリウスがっぁ!」

ヒクヒクとするあそこを感じてユリウスの青い瞳を下から眺めながら、私は全部彼が悪いと睨んだ。

「ふーん?そう言うなら……」
「……変な事はしないでよ?」

目の前の悪そうななにかを企んでいる表情をした彼を見上げてながら、やってしまったと感じた。

謝れば良かったのか?
そんな事を考えていたが、ずるずると先ほど彼が言っていた店舗では無く、小道に入り込み、窓がない家と家の狭間の小道へと進み、私は慌てた。

「ちょっと、さっき言っていたお店ではないの!?」
「シアが反省してないからな……」
「え、どういう事?」

行き止まりまで入り込み、降ろされて私はよろけながら地面に足を着けた。

ユリウスによりかかりながらも、ぶるっとイッた後の微睡みと、街中のこんな外れでいる事に怖さがあった。

「置いていかないでっ」
「置いて行く訳がない。俺とずっと一緒いてって言ってるだろ?下を俺に見せてみて、取るから。」
「えっここで?」
「取って欲しくないのか?」

私はユリウスの身体に縋り付き、抱き締めていたが、彼がここで取るという事に不安感しかない。

しかも、こんな所で取ったら溢れ出てきた物が拭けないから更に……

「シアは気に入っちゃたか?これ」

ユリウスの片足の太ももが私のスカートの足の間に入り込み、棒を輪っかがついた根元を押し込み、私はビクビクとしながら声を抑えようとしたが、咄嗟の事で声が漏れてしまった。

「んッ……ひぁ」
「シア取って欲しくないのか?」
「取って……ほしいっ」
「……見せて。」
「ぅぅ……足退けてよ。」

私はとうとう、これ以上彼を責めるとどんどんと悪い方向へ行きそうな感じがして諦めた。

彼の足が引っ込み、私は周りに誰か居ないか見渡して、窓も人影もなく、そろそろと私はスカートを彼に見せる様にたくし上げた。

「少し俺に掴まってて。」

ユリウスがふふっと、とても嬉しそうに微笑みながら、私の下半身の方に手を伸ばしてきて、私は片手をユリウスの服を掴むと、リボンがするすると解かれ、じんわりと下半身に魔力が注がれた。

「んっ……ぁぁはひっ」

ぬぷりと抜けていく感覚にビクビクと揺れてしまった。

「これは俺が預かっておくから……すっかり俺とシアの体液でぐっちょりとしてて良いな。」
「ぁっ……溢れちゃっ」

ツーと伝う感覚とぽたんぽたんと溢れ出て地面に落ちている音がした。

下を向くと白濁が地面に落ちていて足を伝う体液に私は、こんな所で恥ずかしいけれど、出て行く体液の感覚さえも感じてしまいヒクヒクと奥底が疼いてしまった。

さっきまで入っていた場所がぽっかりと無くなって、埋めて欲しい。

ハッとしてユリウスの方を向き、そんな事を考えてしまった私を嫌ってしまうかもしれないと考えた私は、違うからと首を振った。

「ごめんなさいっ……違うのっ私はユリウスが良いからでっ」
「なら良かった。少ししてあげようか?ここなら見えないから……」
「え、それはやだっ」
「さっき、他の男を見てたからな……あーいう乱暴な男が好きなのか?」
「嫌いだから!ユリウスが一番だしっ……んんっ」

私はスカートをたくし上げて、あそこから白濁を垂らしながら、当たり前過ぎて深く考えもせず、何を口走っていたかを言ってから、恥ずかしいと再確認できて顔が更に熱い。

「もう!スカート降ろしても良いでしょ?」
「良いよ……お仕置きが必要だよな?他の男を見たから。」
「………断るとどうなるの?」

私はドレスのスカートをおろすと、薄くなっていたドレスの色は足に着いていた体液が触れて濃い色へと変わっていった。

足の甲から何本もの細い革バンドで覆ったデザインのサンダルを履いている自分の足を見ながら、フルフルと私は地面に落ちている白濁を眺めながら震えていた。

「うん?断ったら……そうだなシアには悪いけど、少し経ったら数日間は学園をお休みしてもらおうかな……少しまだ先だけどな?」
「……なにをするの?」
「タイミングがな……確率の問題だ。」

棒を腕輪の収納の中にしまい、ゆるりと彼が私の下腹を触った事でゾクリとその優しい触り方と、彼の舌舐めずりしながら謎の微笑みに私はなにか不安感しかない。

彼の顔が近付いて、私の耳元でここでヤろうかと言い、彼がコソコソとスラックスの股間のボタン外して行く事に私はダメだと彼の胸の服を掴み押そうとした。

しかし、またこぽりと溢れた体液の感覚に震えて感じてしまい、私は意識がその方へ傾き、その間に彼がスカートを上げてひたりと彼の熱い屹立がスカートの中の太ももの間へと入り込んできた。

「ユリウスっだめって、こんな所でっ」
「大きい声出すと人来るから……ダメだ。それとも見られたいのか?」
「違うから……」
「シアはそれとも離れて欲しいか?」
「………っ」

ぬちゅぬちゅと私の秘所を擦れていく感覚にユリウスにヒシっと掴み立っていた。

抜かれていき離れそうになると私は震えて、快楽から腰を動かして彼の方に寄せた。

「ぬいちゃっやだっ……ぁぁっごめんなさっ」
「……ッ……これはお仕置きだから」

じわりと恥ずかしさと快楽から少し涙が出て、それをユリウスに舐められた。
ユリウスの手がスカートの中に入り込みお尻を掴みひん剥いて腰を小刻みに揺らしてきて、私はビクビクと感じながら手を回して抱き締めた。

「こんな所でっ……感じちゃってっごめんなさいっ」
「俺も……顔を赤くして俺の出した精液を垂らしている君をみて勃起したからなっ……もっと……どこでも感じて良いから気にしないで良い……」


がぐがくと揺れて、達しそうになると、ゆっくりとユリウスの動きがスローダウンしてしまい、私はイキそうだったのにイケずにやめないでと言おうとしたら、ぬぷっと入り込んできた熱いペニスに震えて達した。

「ぁぁっ………っひぁっ」
「ッ………シアもうイッたの?まだこれからだ。」

達した事で背を反らして、がくんがくんと頭上を向いていると、引き寄せられて耳元に囁かれて耳の穴の中に彼の舌が入り込んできて、んんっともぞもぞとする感覚に震えた。

「そこはっ………」

こんな路上で青姦してしまった事に私は愕然としながら、そして感じてしまっている事に震えながら彼を求めているのである。

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