シャッター

苦手な味が混ざっていても、彼女は無理やり飲み込んだ。

「めんどくさいのが、えっちゃんだからね。ちょうどいい頃迎えに来ようと思ってたんだ。そろそろかなって」
 私はこうやって、いつも瑠花に救われる。

 同性との関係をカミングアウトした時に、私と彼女の間に閉まったシャッターは……
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