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第18話 魔法
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ダンジョンのすすめを読んで俺が気になったのは以下の二点。
ステータスの確認の仕方とダンジョン内でのレベルアップその他もろもろがダンジョン外でも引き継がれること。
「確か右目の下を押せばいいんだったな……」
好奇心と恐怖心をないまぜにしつつ俺は右目の下辺りを軽く押してみた。
すると、
「うわっ!?」
目の前に文字が浮かび上がった。
「どうなってんだこれ……?」
まるで映画で見た近未来のテクノロジーのようだ。
浮かび上がった文字を確認するとそこには俺の名前やレベルといったステータスが表示されていた。
*************************************
マツイ:レベル7
生命力:23/23
魔力:5/5
攻撃力:13
防御力:9
素早さ:8
スキル:魔眼
魔法:バトルマッチ
*************************************
「なんかゲームみたいだな」
昔やったロールプレイングゲームのステータス画面はこんな感じだった。
一桁の数値が多いのは気になるがそれでも俺は興奮していた。
「魔法もあるぞ。えっとバトルマッチ――」
口にした瞬間だった。
俺の右手の人差し指からぼうっと火が燃え上がった。
「うわ、なんだこれあっちぃっ!」
火が中指に当たり俺はパニックになりながらもマッチの火を消す要領で右手を素早く振り払った。
そのおかげか気付くと火は消えていた。
「おーあっつい……今のが魔法か?」
中指をさすりながら冷静になって考えてみると俺がバトルマッチと言ったから魔法が発動したのかもしれないということに思い至った。
「魔法は口にしただけで発動するのかよ。だったらダンジョンのすすめにそう書いとけよな」
俺は恨みがましい視線を本へと向ける。
その時ステータス画面のある部分がさっきと違う数値になっていることに気付いた。
「あ、魔力が減ってる」
そう。さっき見た時は5/5だった魔力の欄が今は0/5になっている。
「バトルマッチって魔力5も消費するのかよ」
魔力が0になっていることでもう口にしても人差し指から火が出ることはなかった。
ちなみにステータス画面はもう一回右目の下を押したら消えた。
ステータスの確認の仕方とダンジョン内でのレベルアップその他もろもろがダンジョン外でも引き継がれること。
「確か右目の下を押せばいいんだったな……」
好奇心と恐怖心をないまぜにしつつ俺は右目の下辺りを軽く押してみた。
すると、
「うわっ!?」
目の前に文字が浮かび上がった。
「どうなってんだこれ……?」
まるで映画で見た近未来のテクノロジーのようだ。
浮かび上がった文字を確認するとそこには俺の名前やレベルといったステータスが表示されていた。
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マツイ:レベル7
生命力:23/23
魔力:5/5
攻撃力:13
防御力:9
素早さ:8
スキル:魔眼
魔法:バトルマッチ
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「なんかゲームみたいだな」
昔やったロールプレイングゲームのステータス画面はこんな感じだった。
一桁の数値が多いのは気になるがそれでも俺は興奮していた。
「魔法もあるぞ。えっとバトルマッチ――」
口にした瞬間だった。
俺の右手の人差し指からぼうっと火が燃え上がった。
「うわ、なんだこれあっちぃっ!」
火が中指に当たり俺はパニックになりながらもマッチの火を消す要領で右手を素早く振り払った。
そのおかげか気付くと火は消えていた。
「おーあっつい……今のが魔法か?」
中指をさすりながら冷静になって考えてみると俺がバトルマッチと言ったから魔法が発動したのかもしれないということに思い至った。
「魔法は口にしただけで発動するのかよ。だったらダンジョンのすすめにそう書いとけよな」
俺は恨みがましい視線を本へと向ける。
その時ステータス画面のある部分がさっきと違う数値になっていることに気付いた。
「あ、魔力が減ってる」
そう。さっき見た時は5/5だった魔力の欄が今は0/5になっている。
「バトルマッチって魔力5も消費するのかよ」
魔力が0になっていることでもう口にしても人差し指から火が出ることはなかった。
ちなみにステータス画面はもう一回右目の下を押したら消えた。
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