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第89話 オーク狩り
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地下九階層で俺は豚に似たモンスターのオークを倒しつつフロアのアイテムを回収していった。
フロアには合計三つの宝箱がありそれぞれ中から象の像とデスサイスと風切りのバンダナを手に入れた。
といっても象の像は持っていると不幸が訪れる呪われたアイテムだしデスサイスも攻撃力は+30とかなり高いが持っていると防御力が0になってしまうやはり呪われた武器だったので早々に手放した。
一方風切りのバンダナは防御力+2で素早さもアップする防具なので鉢巻きの代わりに装備し直した。
「いつも通りオーク狩りをするんですよね」
「もちろん。時間はあるんだフロアボスのところに行く前に出来ることはやっておくさ」
俺は首からぶら下げたにおい袋を開け放つ。
「さて始めるか」
においにつられてやってきたオークたちを斬り倒していく。
オークの動きは遅いのでほとんどダメージなく蹴散らしていった。
におい袋を開けた場所が悪かったのか途中前後のオークに挟まれヒヤッとする場面もあったがかすり傷程度で済んだのは幸いだった。
神秘のスカートのおかげで多少のダメージなら自然に回復してくれるので俺は気兼ねなく大立ち回りを演じた。
オーク狩りの最中一旦におい袋の口を閉じると快眠枕で仮眠をとり万全の体調で再度オーク狩りを続けた。
影縫いのお守りの効果でいちいち階を移動する手間も省け、オークと戦うことおよそ二十四時間――
【オークコレクターを取得しました】
俺はオークコレクターを手に入れたのだった。
*************************************
マツイ:レベル75
生命力:130/130
魔力:80/80
攻撃力:88
防御力:85
素早さ:66
スキル:魔眼、テイマー、スライムコレクター、ゴブリンコレクター、ゾンビコレクター、ビーコレクター、コボルトコレクター、バットコレクター、ボアコレクター、スケルトンコレクター、オークコレクター
魔法:バトルマッチ、ヒール、バトルアイス、キュア、バトルウインド、ハイヒール、バトルアース、ハイキュア
*************************************
オークの経験値はそれなりに高かったので俺のレベルは必然的に64から75へと上がっていた。
またドロップアイテムもかなり手に入ったのだがそれらはみな鉄の槍かオークの肉だった。
鉄の槍は長くて皮の袋の中には入らないため仕方なく諦めオークの肉は一つは食べ、一つは皮の袋にしまい他は捨て置いた。
「さあ、ではいよいよフロアボスですね」
「ここのボスはどんなモンスターなんだ?」
俺はククリに向き直る。
「オークキングというオークより一回り大きめのモンスターです。動きは遅いですし武器は鉄の槍ですからあまりオークと違いはありませんよ」
ククリは言うが、
「そうやって俺はククリに何度かだまされてるからな」
百パーセントうのみには出来ない俺がいる。
「だまされてるなんて人聞きの悪いっ。私はついうっかり話し忘れたことはあってもマツイさんをだましたことなんて一度もありませんからねっ」
頬を膨らませてこれみよがしに怒ってみせるククリ。
「じゃあ危険なことはないんだな?」
「もちろんです。マツイさんなら絶対勝てますっ」
「わかったよ。じゃあオークキングとやらを倒してくるか」
「はいっ」
俺はオークキングの待つ部屋へと歩みを進めたのだった。
フロアには合計三つの宝箱がありそれぞれ中から象の像とデスサイスと風切りのバンダナを手に入れた。
といっても象の像は持っていると不幸が訪れる呪われたアイテムだしデスサイスも攻撃力は+30とかなり高いが持っていると防御力が0になってしまうやはり呪われた武器だったので早々に手放した。
一方風切りのバンダナは防御力+2で素早さもアップする防具なので鉢巻きの代わりに装備し直した。
「いつも通りオーク狩りをするんですよね」
「もちろん。時間はあるんだフロアボスのところに行く前に出来ることはやっておくさ」
俺は首からぶら下げたにおい袋を開け放つ。
「さて始めるか」
においにつられてやってきたオークたちを斬り倒していく。
オークの動きは遅いのでほとんどダメージなく蹴散らしていった。
におい袋を開けた場所が悪かったのか途中前後のオークに挟まれヒヤッとする場面もあったがかすり傷程度で済んだのは幸いだった。
神秘のスカートのおかげで多少のダメージなら自然に回復してくれるので俺は気兼ねなく大立ち回りを演じた。
オーク狩りの最中一旦におい袋の口を閉じると快眠枕で仮眠をとり万全の体調で再度オーク狩りを続けた。
影縫いのお守りの効果でいちいち階を移動する手間も省け、オークと戦うことおよそ二十四時間――
【オークコレクターを取得しました】
俺はオークコレクターを手に入れたのだった。
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マツイ:レベル75
生命力:130/130
魔力:80/80
攻撃力:88
防御力:85
素早さ:66
スキル:魔眼、テイマー、スライムコレクター、ゴブリンコレクター、ゾンビコレクター、ビーコレクター、コボルトコレクター、バットコレクター、ボアコレクター、スケルトンコレクター、オークコレクター
魔法:バトルマッチ、ヒール、バトルアイス、キュア、バトルウインド、ハイヒール、バトルアース、ハイキュア
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オークの経験値はそれなりに高かったので俺のレベルは必然的に64から75へと上がっていた。
またドロップアイテムもかなり手に入ったのだがそれらはみな鉄の槍かオークの肉だった。
鉄の槍は長くて皮の袋の中には入らないため仕方なく諦めオークの肉は一つは食べ、一つは皮の袋にしまい他は捨て置いた。
「さあ、ではいよいよフロアボスですね」
「ここのボスはどんなモンスターなんだ?」
俺はククリに向き直る。
「オークキングというオークより一回り大きめのモンスターです。動きは遅いですし武器は鉄の槍ですからあまりオークと違いはありませんよ」
ククリは言うが、
「そうやって俺はククリに何度かだまされてるからな」
百パーセントうのみには出来ない俺がいる。
「だまされてるなんて人聞きの悪いっ。私はついうっかり話し忘れたことはあってもマツイさんをだましたことなんて一度もありませんからねっ」
頬を膨らませてこれみよがしに怒ってみせるククリ。
「じゃあ危険なことはないんだな?」
「もちろんです。マツイさんなら絶対勝てますっ」
「わかったよ。じゃあオークキングとやらを倒してくるか」
「はいっ」
俺はオークキングの待つ部屋へと歩みを進めたのだった。
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