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第171話 トロールコレクター
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目覚まし草と満腹草の効果で睡眠も食事も必要なくなり、影縫いのお守りの効果でダンジョン外に出される心配もなくなった俺は動きの遅いトロールをばったばったと斬り倒していった。
途中トロールが落としたドロップアイテムである攻撃力+7の鉄こんぼうをスラに飲み込ませ手に入れたカエルの涙を異次元袋の中にしまうとまたもトロールたちと対峙した。
七百体、八百体、九百体とトロールたちを狩っていき一日とちょっとが経過した時だった。
【トロールコレクターを取得しました】
俺はスキル、トロールコレクターを手に入れたのだった。
*************************************
マツイ:レベル158
生命力:224/226
魔力:152/156
攻撃力:176
防御力:174
素早さ:119
スキル:魔眼、テイマー、スライムコレクター、ゴブリンコレクター、ゾンビコレクター、ビーコレクター、コボルトコレクター、バットコレクター、ボアコレクター、スケルトンコレクター、オークコレクター、キマイラコレクター、グリュプスコレクター、トロールコレクター
魔法:バトルマッチ、ヒール、バトルアイス、キュア、バトルウインド、ハイヒール、バトルアース、ハイキュア、バトルメテオ、フライ
*************************************
俺のレベルは149から158に上がっていた。
またフライという新しい魔法も覚えた。
*************************************
スラ:レベル181
生命力:87/88
魔力:44/45
攻撃力:43
防御力:75
素早さ:156
特技:飲み込む、吐き出す、自爆、口笛
*************************************
スラのレベルも165から181に上がり新しい特技をマスターしていた。
「スラの覚えた口笛ってなんだ?」
ククリに訊ねると、
「口笛はモンスターの攻撃対象を自分にする特技です」
わかりやすく教えてくれる。
「へー、あんまり使い道はなさそうだな」
『だねー』
「面倒だからその特技は使うなよ、スラ」
弱いスラがそんな特技を使ったら余計足手まといになるだけだからな。
『わかってるってば。あたしもう自分が弱いってことわかってるし、そんなむちゃしないよーだ』
「あ……そうなの?」
てっきりスラはまだ自分が強いとでも勘違いしていると思っていたのだが。
『あのねマツイさん、あたしだってバカじゃないんだからさすがに気付くって。グリュプスとかトロール相手にあたしがマジ勝てるわけないっしょ。あたしに出来ることはせいぜいマツイさんの足を引っ張らないようにしながらいいアイテムを吐き出すことくらいじゃん』
レベルが上がったせいかスラは少しだけ大人びた表情で語った。
うーん……いつの間にかスラは自分の置かれている状況を理解していたようだ。
お前は切り札だと言ったら無邪気に喜んでいた頃がちょっとだけなつかしい。
「ククリ、ちなみに俺の新しい魔法はどういう魔法なんだ?」
フライという魔法を覚えたようだが口にすると発動してしまうから不用意に言うわけにはいかない。
「フライですか? フライは空を飛ぶ魔法ですよ」
「へー。消費魔力は?」
「一秒につき魔力を1消費します」
「だいぶ魔力を使うんだな」
俺の魔力は156だからマックスでも二分ちょっとしか飛べないじゃないか。
「そうですね。まあ今のマツイさんには必要ない魔法だからいいじゃないですか」
ヒーローマントを装備している俺を見てククリが言う。
「それより今回はガンガン行くんですよね。でしたらさっさと次の階層に進みましょうよ」
「あ、ああ。じゃあスラ行くぞ」
『オッケー』
俺たちはミノタウロスの待つ地下十三階層へと歩を進めた。
途中トロールが落としたドロップアイテムである攻撃力+7の鉄こんぼうをスラに飲み込ませ手に入れたカエルの涙を異次元袋の中にしまうとまたもトロールたちと対峙した。
七百体、八百体、九百体とトロールたちを狩っていき一日とちょっとが経過した時だった。
【トロールコレクターを取得しました】
俺はスキル、トロールコレクターを手に入れたのだった。
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マツイ:レベル158
生命力:224/226
魔力:152/156
攻撃力:176
防御力:174
素早さ:119
スキル:魔眼、テイマー、スライムコレクター、ゴブリンコレクター、ゾンビコレクター、ビーコレクター、コボルトコレクター、バットコレクター、ボアコレクター、スケルトンコレクター、オークコレクター、キマイラコレクター、グリュプスコレクター、トロールコレクター
魔法:バトルマッチ、ヒール、バトルアイス、キュア、バトルウインド、ハイヒール、バトルアース、ハイキュア、バトルメテオ、フライ
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俺のレベルは149から158に上がっていた。
またフライという新しい魔法も覚えた。
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スラ:レベル181
生命力:87/88
魔力:44/45
攻撃力:43
防御力:75
素早さ:156
特技:飲み込む、吐き出す、自爆、口笛
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スラのレベルも165から181に上がり新しい特技をマスターしていた。
「スラの覚えた口笛ってなんだ?」
ククリに訊ねると、
「口笛はモンスターの攻撃対象を自分にする特技です」
わかりやすく教えてくれる。
「へー、あんまり使い道はなさそうだな」
『だねー』
「面倒だからその特技は使うなよ、スラ」
弱いスラがそんな特技を使ったら余計足手まといになるだけだからな。
『わかってるってば。あたしもう自分が弱いってことわかってるし、そんなむちゃしないよーだ』
「あ……そうなの?」
てっきりスラはまだ自分が強いとでも勘違いしていると思っていたのだが。
『あのねマツイさん、あたしだってバカじゃないんだからさすがに気付くって。グリュプスとかトロール相手にあたしがマジ勝てるわけないっしょ。あたしに出来ることはせいぜいマツイさんの足を引っ張らないようにしながらいいアイテムを吐き出すことくらいじゃん』
レベルが上がったせいかスラは少しだけ大人びた表情で語った。
うーん……いつの間にかスラは自分の置かれている状況を理解していたようだ。
お前は切り札だと言ったら無邪気に喜んでいた頃がちょっとだけなつかしい。
「ククリ、ちなみに俺の新しい魔法はどういう魔法なんだ?」
フライという魔法を覚えたようだが口にすると発動してしまうから不用意に言うわけにはいかない。
「フライですか? フライは空を飛ぶ魔法ですよ」
「へー。消費魔力は?」
「一秒につき魔力を1消費します」
「だいぶ魔力を使うんだな」
俺の魔力は156だからマックスでも二分ちょっとしか飛べないじゃないか。
「そうですね。まあ今のマツイさんには必要ない魔法だからいいじゃないですか」
ヒーローマントを装備している俺を見てククリが言う。
「それより今回はガンガン行くんですよね。でしたらさっさと次の階層に進みましょうよ」
「あ、ああ。じゃあスラ行くぞ」
『オッケー』
俺たちはミノタウロスの待つ地下十三階層へと歩を進めた。
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