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第184話 地下十四階層のアイテム
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地下十四階層。
メドゥーサたちは翼を使い浮いているので動きが予測しづらいもののモンスターとしての強さはコボルト程度だったので慣れてくれば意外と簡単に処理することが出来た。
メドゥーサを退治しながらアイテムを集めていく。
「ククリ、この鎧はなんだ?」
宝箱の中からカラフルな鎧を持ち上げる。
「それは防御力+20のミラクルアーマーです。それを装備していると魔力の消費が半分に抑えられます」
「へー、いいじゃないか」
俺は穴の開いたパワードスーツを脱ぐとミラクルアーマーを早速装備した。
かなり目立つがこの際気にしない。
◇ ◇ ◇
「ククリ、これは?」
「それは真実のメガネというアイテムです。そのメガネをかけると相手の考えていることが読めます」
「相手の考えていることがねー……」
俺は真実のメガネをかけてみた。
ククリを見る。
今何を考えているのだろう?
(なんですか?)
「おおっ!」
ククリの後ろになんですか? という文字が浮かび上がっている。
心の声を聴くというアイテムではなく本当に読むアイテムなんだなこれ。
「ククリ、俺に黙っている秘密はあるか?」
(はい? ありませんよそんなの)
「本当に?」
(本当です)
「あれ、おっかしいな。ククリには秘密がないのか?」
「マツイさん、そのアイテムは今考えていることを読むだけですから心を読まれているとわかっていて心の中で秘密を話すわけないじゃないですか」
「うーん、そういうものか……?」
俺はスラにも試してみる。
「スラ、俺のことどう思ってる?」
『大好きだけど、それが何?』
(大好きだけど、それが何?)
「……いや、なんでもない」
せっかく面白いアイテムを手に入れたと思ったのにこのふたりには使っても意味がないな。
……つまらん。
俺は割れて目に入っても危ないので真実のメガネを外すと異次元袋にしまった。
◇ ◇ ◇
「ククリ、このアイテムはなんだ?」
俺はきらきら光る液体の入った容器を見せた。
「それは聖水です。アンデッド系のモンスターに当てると一撃で倒せます」
「それってフロアボスでも?」
「はい、もちろん」
「ふーん、悪くないな」
こうして地下十四階層では三つのアイテムを手に入れることが出来た。
そして、
『ようマツイ、また会ったな』
通路から部屋に入るとベアさんとの再会も果たした。
メドゥーサたちは翼を使い浮いているので動きが予測しづらいもののモンスターとしての強さはコボルト程度だったので慣れてくれば意外と簡単に処理することが出来た。
メドゥーサを退治しながらアイテムを集めていく。
「ククリ、この鎧はなんだ?」
宝箱の中からカラフルな鎧を持ち上げる。
「それは防御力+20のミラクルアーマーです。それを装備していると魔力の消費が半分に抑えられます」
「へー、いいじゃないか」
俺は穴の開いたパワードスーツを脱ぐとミラクルアーマーを早速装備した。
かなり目立つがこの際気にしない。
◇ ◇ ◇
「ククリ、これは?」
「それは真実のメガネというアイテムです。そのメガネをかけると相手の考えていることが読めます」
「相手の考えていることがねー……」
俺は真実のメガネをかけてみた。
ククリを見る。
今何を考えているのだろう?
(なんですか?)
「おおっ!」
ククリの後ろになんですか? という文字が浮かび上がっている。
心の声を聴くというアイテムではなく本当に読むアイテムなんだなこれ。
「ククリ、俺に黙っている秘密はあるか?」
(はい? ありませんよそんなの)
「本当に?」
(本当です)
「あれ、おっかしいな。ククリには秘密がないのか?」
「マツイさん、そのアイテムは今考えていることを読むだけですから心を読まれているとわかっていて心の中で秘密を話すわけないじゃないですか」
「うーん、そういうものか……?」
俺はスラにも試してみる。
「スラ、俺のことどう思ってる?」
『大好きだけど、それが何?』
(大好きだけど、それが何?)
「……いや、なんでもない」
せっかく面白いアイテムを手に入れたと思ったのにこのふたりには使っても意味がないな。
……つまらん。
俺は割れて目に入っても危ないので真実のメガネを外すと異次元袋にしまった。
◇ ◇ ◇
「ククリ、このアイテムはなんだ?」
俺はきらきら光る液体の入った容器を見せた。
「それは聖水です。アンデッド系のモンスターに当てると一撃で倒せます」
「それってフロアボスでも?」
「はい、もちろん」
「ふーん、悪くないな」
こうして地下十四階層では三つのアイテムを手に入れることが出来た。
そして、
『ようマツイ、また会ったな』
通路から部屋に入るとベアさんとの再会も果たした。
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