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魔人編
七魔将
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「とにかく、そいつらに触れても駄目だ!!触れた箇所から魔力が侵入してくるかもしれない!!」
「なら、どうすればいいのですか!?」
「聖属性の魔法だよ!!聖属性の魔法で浄化すればあるいは……」
「聖属性の魔法だね!?それなら私の出番だよ!!」
「私も手伝う……上手くやれるか分からないけど」
ダインの言葉に聖属性の魔法の使い手であるティナが前に出ると、コトミンもそれを手伝おうとする。ティナは回復魔法を得意としており、コトミンも水の聖痕は失ったが水さえあれば回復魔法は扱える。二人はアインとミノを治療としようとするが、その間に屋敷の外の方がら声が聞こえてきた。
「うぎぃいいっ!!」
「ああっ!!」
「な、何だ!?」
「これは……まさか、街の住民が!?」
屋敷の外から人々の奇声が聞こえ、どうやらマリアが闇属性の魔力の霧を吹き飛ばす前に侵された街の住民が屋敷に侵入しようとしていた。鉄柵を乗り越え、襲い掛かろうとする人間達を見てバルは焦りの声を上げる。
「嘘だろ、おい!?柵を乗り越えようとしているよ!?」
「きっと、理性を失った事で肉体の限界を振り切っているのね……死体以外の存在を操るなんて、何て魔法なの……」
「どうすればいいのですか!?」
「片っ端から回復魔法や浄化の魔法でどうにかするしかないよ!!」
リンダの問いにダインが答えると、この場にそんな魔法を扱える者がいるのかと思われたが、ここでナオは何かを思い出したように懐に手を伸ばす。彼女が取り出したのは筒状の道具であり、それを引っ張り上げる。
「そうだ、あの人なら……」
「ナオ?それは?」
「緊急連絡用の魔道具だ。これに火属性の魔力を注ぎ込めば……どうだ!?」
ナオは筒を空に構えて魔力を送り込むと、筒が光だし、やがて打ち上げ花火のように吸い上げた魔力を発射した。その結果、屋敷の上空に花火のように魔力が散ってしまい、周囲に爆発音と光が広がった。
この光景を見てナオは彼女がここに来るように祈ると、すぐに近くから離れた場所から光の柱のような物が発生し、凄まじい勢いで屋敷に近付く人影が出現した。それは聖剣エクスカリバーを携えたレミアであり、彼女はナオの危機を知って助けに来た。
「女王様ぁああっ!!」
「レミア大将軍!?」
「良かった、近くに居てくれたか……レミア!!この者達は闇属性の魔力の「瘴気」で侵されている!!どうか彼等を救ってくれ!!」
「瘴気!?」
レミアは屋敷の前に駆けつけると、屋敷に群がる大量の人間の光景を確認して驚き、すぐに彼等が普通の状態ではない事を察する。彼女はエクスカリバーを掲げると、天に向けて突き刺す。
「分かりました!!では皆さん、目を閉じてください!!」
「まずい、皆目を閉じろ!!」
「な、何をする気だ!?」
エクスカリバーを構えた状態でレミアは飛び上がると、彼女は鉄柵を乗り越えて聖剣を光り輝かせる。そして十分に刀身に魔力を送り込むと、地面に向けて突き刺す。その瞬間、光の衝撃波のような物が周囲に拡散した。
「天輪!!」
『あぎゃああああっ!?』
まるで天使の輪を想像させる光の帯が周囲に広がり、次々と「闇の瘴気」に侵された人間達が倒れていく。この時に天輪はレナ達の身体を通り抜けるが、特に身体に異変は起きず、レナ達の場合は無事で済んだ。どうやら体内に侵入した闇属性の魔力だけを打ち払ったらしく、普通の人間には何も影響は起きなかった。
剣が引き抜かれた時には先ほどまで暴れまわっていた者達は倒れ込み、これで一件落着かと思われた。だが、すぐにマリアはこの事態を引き起こした元凶の方へ顔を向けようとするが、いつの間にか姿を消している事に気付く。
「……逃げられた様ね」
「マリア様、すぐに我等が追いますか?」
「ここまでされた仕打ち、許せないでござる!!」
「いや、駄目だ……止めておけ、返り討ちにされるぞ」
姿を消した「七魔将」に対してカゲマルとハンゾウが追跡を提案するが、それに対してソルが二人を引き留めた。彼は七魔将の特徴を知り尽くしており、相手は人間がどうにか出来る存在ではない事を伝える。
「お前達も気づいただろう?魔族の奴等が扱う魔法は我々の物とは明らかに違う。奴は死霊使いの成れの果て、既に肉体は死人だ」
「それは……自分自身を死霊人形にしたという意味ですか?」
「少し違うな……確かに死霊使いの中には死後に自分自身を死霊人形に変化させる者もいる。だが、奴の場合は違う。奴はどういう方法を使ったのかは知らんが、通常ならばあり得ないほどの闇属性の魔力を蓄えている。理由は知らんが奴は死霊使いの中でも極めて稀有な存在だと古文書には記されてあった」
「た、確かに……あれだけの魔力を発揮して動けるなんて普通じゃないけど……」
闇の聖痕を所有するダインでも先ほどの七魔将の様な真似は出来ず(そもそも死霊使いではない彼があんな魔法を使うはずがないが)、異常なまでに敵は尋常ではありえない魔力を保有していた。この魔力の秘密を解き明かさない限り、ソルは七魔将を倒せないと語った。
「なら、どうすればいいのですか!?」
「聖属性の魔法だよ!!聖属性の魔法で浄化すればあるいは……」
「聖属性の魔法だね!?それなら私の出番だよ!!」
「私も手伝う……上手くやれるか分からないけど」
ダインの言葉に聖属性の魔法の使い手であるティナが前に出ると、コトミンもそれを手伝おうとする。ティナは回復魔法を得意としており、コトミンも水の聖痕は失ったが水さえあれば回復魔法は扱える。二人はアインとミノを治療としようとするが、その間に屋敷の外の方がら声が聞こえてきた。
「うぎぃいいっ!!」
「ああっ!!」
「な、何だ!?」
「これは……まさか、街の住民が!?」
屋敷の外から人々の奇声が聞こえ、どうやらマリアが闇属性の魔力の霧を吹き飛ばす前に侵された街の住民が屋敷に侵入しようとしていた。鉄柵を乗り越え、襲い掛かろうとする人間達を見てバルは焦りの声を上げる。
「嘘だろ、おい!?柵を乗り越えようとしているよ!?」
「きっと、理性を失った事で肉体の限界を振り切っているのね……死体以外の存在を操るなんて、何て魔法なの……」
「どうすればいいのですか!?」
「片っ端から回復魔法や浄化の魔法でどうにかするしかないよ!!」
リンダの問いにダインが答えると、この場にそんな魔法を扱える者がいるのかと思われたが、ここでナオは何かを思い出したように懐に手を伸ばす。彼女が取り出したのは筒状の道具であり、それを引っ張り上げる。
「そうだ、あの人なら……」
「ナオ?それは?」
「緊急連絡用の魔道具だ。これに火属性の魔力を注ぎ込めば……どうだ!?」
ナオは筒を空に構えて魔力を送り込むと、筒が光だし、やがて打ち上げ花火のように吸い上げた魔力を発射した。その結果、屋敷の上空に花火のように魔力が散ってしまい、周囲に爆発音と光が広がった。
この光景を見てナオは彼女がここに来るように祈ると、すぐに近くから離れた場所から光の柱のような物が発生し、凄まじい勢いで屋敷に近付く人影が出現した。それは聖剣エクスカリバーを携えたレミアであり、彼女はナオの危機を知って助けに来た。
「女王様ぁああっ!!」
「レミア大将軍!?」
「良かった、近くに居てくれたか……レミア!!この者達は闇属性の魔力の「瘴気」で侵されている!!どうか彼等を救ってくれ!!」
「瘴気!?」
レミアは屋敷の前に駆けつけると、屋敷に群がる大量の人間の光景を確認して驚き、すぐに彼等が普通の状態ではない事を察する。彼女はエクスカリバーを掲げると、天に向けて突き刺す。
「分かりました!!では皆さん、目を閉じてください!!」
「まずい、皆目を閉じろ!!」
「な、何をする気だ!?」
エクスカリバーを構えた状態でレミアは飛び上がると、彼女は鉄柵を乗り越えて聖剣を光り輝かせる。そして十分に刀身に魔力を送り込むと、地面に向けて突き刺す。その瞬間、光の衝撃波のような物が周囲に拡散した。
「天輪!!」
『あぎゃああああっ!?』
まるで天使の輪を想像させる光の帯が周囲に広がり、次々と「闇の瘴気」に侵された人間達が倒れていく。この時に天輪はレナ達の身体を通り抜けるが、特に身体に異変は起きず、レナ達の場合は無事で済んだ。どうやら体内に侵入した闇属性の魔力だけを打ち払ったらしく、普通の人間には何も影響は起きなかった。
剣が引き抜かれた時には先ほどまで暴れまわっていた者達は倒れ込み、これで一件落着かと思われた。だが、すぐにマリアはこの事態を引き起こした元凶の方へ顔を向けようとするが、いつの間にか姿を消している事に気付く。
「……逃げられた様ね」
「マリア様、すぐに我等が追いますか?」
「ここまでされた仕打ち、許せないでござる!!」
「いや、駄目だ……止めておけ、返り討ちにされるぞ」
姿を消した「七魔将」に対してカゲマルとハンゾウが追跡を提案するが、それに対してソルが二人を引き留めた。彼は七魔将の特徴を知り尽くしており、相手は人間がどうにか出来る存在ではない事を伝える。
「お前達も気づいただろう?魔族の奴等が扱う魔法は我々の物とは明らかに違う。奴は死霊使いの成れの果て、既に肉体は死人だ」
「それは……自分自身を死霊人形にしたという意味ですか?」
「少し違うな……確かに死霊使いの中には死後に自分自身を死霊人形に変化させる者もいる。だが、奴の場合は違う。奴はどういう方法を使ったのかは知らんが、通常ならばあり得ないほどの闇属性の魔力を蓄えている。理由は知らんが奴は死霊使いの中でも極めて稀有な存在だと古文書には記されてあった」
「た、確かに……あれだけの魔力を発揮して動けるなんて普通じゃないけど……」
闇の聖痕を所有するダインでも先ほどの七魔将の様な真似は出来ず(そもそも死霊使いではない彼があんな魔法を使うはずがないが)、異常なまでに敵は尋常ではありえない魔力を保有していた。この魔力の秘密を解き明かさない限り、ソルは七魔将を倒せないと語った。
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