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ゴブリンキング編
闇属性の吸魔石
『よし……倒そう』
「作戦が思いついたんですか?」
『まあね。まずはアイリィが囮になってあいつの目の前でホネミンに変身する』
「何でですかっ」
『そして相手が驚いている隙に俺が後ろから止めを刺す……完璧だ』
「まず、私がバラバラにされそうですけど……」
『しょうがないな……なら、プランBで行く』
レナは改めて自分が考えた作戦を2人に伝え、アイリィを先に安全な場所まで避難させ、自分の鞄から闇属性の吸魔石を取り出し、右手で握りしめながらゴブリンナイトの元に近づく。コトミンの擬態能力でゴブリンに変身したままなので堂々とゴブリンナイトに近づく。
「ギィイイッ……!!」
だが、距離が5メートルまで縮まるとゴブリンナイトは近付いてくるレナに警戒するように鳴き声を上げ、これ以上は接近は許さないと伝えるように右腕を振り払う動作を行う。仲間であろうと自分に近寄らせない相手の行動にレナは立ち止まり、コトミンに合図を行う。
『コトミン』
『分かった』
相手に気付かれないようにレナは右腕を背中に回し、吸魔石を握りしめる。そして彼の掌に張り付いているスライムが剥がれ落ち、人間の手に戻った瞬間にレナは闇属性の付与魔法を発動させた。
『闇属性』
「……っ!?」
彼が人間の言葉を発した途端にゴブリンナイトは目を見開き、外見は完全にゴブリンに変化しているレナが人語を話した事にゴブリンナイトは激しく動揺し、その隙にレナは吸魔石を天井の鉱石に目掛けて放り投げると、投擲と同時にレナの身体に張り付いていたコトミンが分離し、彼は人間の姿に戻る。
「離れてろっ!!」
「うんっ」
「ギィイッ!?」
引き剥がしたコトミンを後方に避難させ、レナはゴブリンナイトに走り出す。それと同時に天井に取り付けられた光石のランタンに吸魔石が衝突し、次の瞬間に闇属性の黒煙を吹き出す。煙幕のように周囲に煙が広がり、ランタンの光を覆い隠した事でゴブリンナイトの視界が暗闇に覆われて混乱を起こし、迫りくる黒煙に両腕を庇う。
「ギィイイッ……!?」
「聖属性」
ゴブリンナイトが混乱している隙にレナは聖属性の付与魔法を肉体に発動して身体能力を上昇させ、黒煙の中を突き進む。「暗視」のスキルの効果でレナの視界は赤外線センサーのように周囲の光景を問題なく確認できるため、サキュバスのカトレアとの戦闘の際にも利用した複数のスキルを同時に発動させる攻撃法を仕掛ける為、レナは大声を上げて敢えてゴブリンナイトに自分が接近している事を知らせる。
「グギィイイイッ!!」
「おっと」
相手は黒煙によって視界を塞がれても聴覚を頼りにレナの位置を把握して咄嗟に大きな腕を振り払うが、冷静に「回避」のスキルを発動したかれは相手の攻撃を避けるのと同時に「反撃」のスキルを発動し、攻撃を仕掛ける。この時に暗殺者の「不意打ち」のスキルの効果も重なり、レナは最大の一撃を叩き込む。
「弾撃!!」
「グギャアアアアッ!?」
勢いよく地面を踏み込み、足の裏、足首、膝、股関節、腹部、胸、肩、肘、腕の順番に身体を回転及び加速させた拳をゴブリンナイトの左腕に叩き込み、相手の巨体が揺らぐ。それでも完全には倒し切る事は出来ず、相手は倒れかけた足を踏ん張って地面に倒れる事を耐え凌ぐ。あのカトレアを倒した攻撃ではあるが、耐久力は彼女以上らしく、レナは白銀拳に雷属性の付与魔法を発動する。
「雷属性」
「ギィイッ……!?」
「弾撃!!」
ゴブリンナイトが体勢を整える前に接近し、相手の胴体は鎧を着こんでおり、レナは今度はボクシングのフックの要領で拳を振り抜き、今度は鎧で身を守られていない右腕に叩き込む。その瞬間にゴブリンナイトの体内に電流が走り、相手は苦痛の表情を浮かべて倒れこむ。
「グギィイイイッ……!?」
「ふうっ……」
自分の目の前で倒れ込んだゴブリンナイトにレナは冷や汗を流し、相手の身体を痺れさせただけで完全には倒したわけではないのだが、戦闘不能に追い込んだ事に変わりはない。その直後に周囲を覆っていた吸魔石の黒煙が消散し、周囲が光石のランタンに照らされた。
「うわっ……よくこんな大物を仕留めましたね」
「格好いい」
「まだ死んでないよ……今から止めを刺す」
「ギィイイイッ……!!」
ゴブリンナイトは苦痛の表情を浮かべながらもレナを睨み付け、その視線に彼は後退るがこの場でゴブリンナイトに止めを刺さないと後々後悔する事は間違いなく、レナは掌を伸ばして出来る限り痛みを与えないようにするために拳を構える。今度は左腕の魔法腕輪も利用し、装着されている魔水晶から魔力を得て白銀拳に「土属性」の付与魔法を発動させる。
――これまでに色々と実験した結果、レナは白銀拳を装着した時に攻撃を行うのに適した付与魔法は電撃を帯びる「雷属性」と重力を加算させる「土属性」が相性が良い事を見抜き、ゴブリンナイトの頭部に向けて拳を振り抜く。
「はああっ!!」
「ッ――!?」
戦技を使用する必要もなく、土属性の付与魔法を発動させた白銀拳を纏った右拳がゴブリンナイトの頭部に衝突し、首が反対方向にまで曲がった。
「作戦が思いついたんですか?」
『まあね。まずはアイリィが囮になってあいつの目の前でホネミンに変身する』
「何でですかっ」
『そして相手が驚いている隙に俺が後ろから止めを刺す……完璧だ』
「まず、私がバラバラにされそうですけど……」
『しょうがないな……なら、プランBで行く』
レナは改めて自分が考えた作戦を2人に伝え、アイリィを先に安全な場所まで避難させ、自分の鞄から闇属性の吸魔石を取り出し、右手で握りしめながらゴブリンナイトの元に近づく。コトミンの擬態能力でゴブリンに変身したままなので堂々とゴブリンナイトに近づく。
「ギィイイッ……!!」
だが、距離が5メートルまで縮まるとゴブリンナイトは近付いてくるレナに警戒するように鳴き声を上げ、これ以上は接近は許さないと伝えるように右腕を振り払う動作を行う。仲間であろうと自分に近寄らせない相手の行動にレナは立ち止まり、コトミンに合図を行う。
『コトミン』
『分かった』
相手に気付かれないようにレナは右腕を背中に回し、吸魔石を握りしめる。そして彼の掌に張り付いているスライムが剥がれ落ち、人間の手に戻った瞬間にレナは闇属性の付与魔法を発動させた。
『闇属性』
「……っ!?」
彼が人間の言葉を発した途端にゴブリンナイトは目を見開き、外見は完全にゴブリンに変化しているレナが人語を話した事にゴブリンナイトは激しく動揺し、その隙にレナは吸魔石を天井の鉱石に目掛けて放り投げると、投擲と同時にレナの身体に張り付いていたコトミンが分離し、彼は人間の姿に戻る。
「離れてろっ!!」
「うんっ」
「ギィイッ!?」
引き剥がしたコトミンを後方に避難させ、レナはゴブリンナイトに走り出す。それと同時に天井に取り付けられた光石のランタンに吸魔石が衝突し、次の瞬間に闇属性の黒煙を吹き出す。煙幕のように周囲に煙が広がり、ランタンの光を覆い隠した事でゴブリンナイトの視界が暗闇に覆われて混乱を起こし、迫りくる黒煙に両腕を庇う。
「ギィイイッ……!?」
「聖属性」
ゴブリンナイトが混乱している隙にレナは聖属性の付与魔法を肉体に発動して身体能力を上昇させ、黒煙の中を突き進む。「暗視」のスキルの効果でレナの視界は赤外線センサーのように周囲の光景を問題なく確認できるため、サキュバスのカトレアとの戦闘の際にも利用した複数のスキルを同時に発動させる攻撃法を仕掛ける為、レナは大声を上げて敢えてゴブリンナイトに自分が接近している事を知らせる。
「グギィイイイッ!!」
「おっと」
相手は黒煙によって視界を塞がれても聴覚を頼りにレナの位置を把握して咄嗟に大きな腕を振り払うが、冷静に「回避」のスキルを発動したかれは相手の攻撃を避けるのと同時に「反撃」のスキルを発動し、攻撃を仕掛ける。この時に暗殺者の「不意打ち」のスキルの効果も重なり、レナは最大の一撃を叩き込む。
「弾撃!!」
「グギャアアアアッ!?」
勢いよく地面を踏み込み、足の裏、足首、膝、股関節、腹部、胸、肩、肘、腕の順番に身体を回転及び加速させた拳をゴブリンナイトの左腕に叩き込み、相手の巨体が揺らぐ。それでも完全には倒し切る事は出来ず、相手は倒れかけた足を踏ん張って地面に倒れる事を耐え凌ぐ。あのカトレアを倒した攻撃ではあるが、耐久力は彼女以上らしく、レナは白銀拳に雷属性の付与魔法を発動する。
「雷属性」
「ギィイッ……!?」
「弾撃!!」
ゴブリンナイトが体勢を整える前に接近し、相手の胴体は鎧を着こんでおり、レナは今度はボクシングのフックの要領で拳を振り抜き、今度は鎧で身を守られていない右腕に叩き込む。その瞬間にゴブリンナイトの体内に電流が走り、相手は苦痛の表情を浮かべて倒れこむ。
「グギィイイイッ……!?」
「ふうっ……」
自分の目の前で倒れ込んだゴブリンナイトにレナは冷や汗を流し、相手の身体を痺れさせただけで完全には倒したわけではないのだが、戦闘不能に追い込んだ事に変わりはない。その直後に周囲を覆っていた吸魔石の黒煙が消散し、周囲が光石のランタンに照らされた。
「うわっ……よくこんな大物を仕留めましたね」
「格好いい」
「まだ死んでないよ……今から止めを刺す」
「ギィイイイッ……!!」
ゴブリンナイトは苦痛の表情を浮かべながらもレナを睨み付け、その視線に彼は後退るがこの場でゴブリンナイトに止めを刺さないと後々後悔する事は間違いなく、レナは掌を伸ばして出来る限り痛みを与えないようにするために拳を構える。今度は左腕の魔法腕輪も利用し、装着されている魔水晶から魔力を得て白銀拳に「土属性」の付与魔法を発動させる。
――これまでに色々と実験した結果、レナは白銀拳を装着した時に攻撃を行うのに適した付与魔法は電撃を帯びる「雷属性」と重力を加算させる「土属性」が相性が良い事を見抜き、ゴブリンナイトの頭部に向けて拳を振り抜く。
「はああっ!!」
「ッ――!?」
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