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婚約破棄されました。
設定資料:魔物、ヴィラン、イグドラシル
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魔物:
魔樹と呼ばれる魔法を生み出す世界樹の対の木により、野生の生物が魔力を持ち、その中でも邪悪な意思を持ち変異したとされるものだ。
この世界では誰でも、それこそ私達人間も魔力は持っているから、邪悪な変質を免れて進化した種の一つなのだろう。
ところで魔物は、野生の獣よりもなお凶暴な人類の敵で、最弱とされるゴブリンですら、武器防具をきっちり整えた大人一人がようやく相手となるぐらいに強い。
そんな人が追い払える最弱のゴブリンすら、大量に増えてしまえば村の一つぐらい廃墟にするのだから、この世界の生きづらさが分かるというものだろう。
どちらの勢力にも、魔物というものは厄介者扱いである。
ただひたすらに人も物も食い荒らしていくだけのものだから、倒さざる得ない。
ヴィラン:
教義や生き様の点で折り合わない存在。
善なる勢力の一角であるイグ=ロザと敵対する勢力、悪なる者……ヴィランと言われる者達の大国と隣接している。
おおざっぱに言えば、神の教えによって協調し生きる者を、善なるもの、ヒーローと呼び。神の教えに逆らい悪逆に生きる者を、悪なる者、ヴィランと呼ぶ、と考えるといい。
悪なる者らとは有史以来ずっと戦っているが、今は休戦中である。
戦争って人も食料も膨大に消費するので、戦っては休み、休んでは戦い……というのを、ヒーロー勢力とヴィラン勢力はこの何百年間続けている。
ヒーロー側はヴィランと一部魔物の区別がつかない。
知性ある者、ヴィランの人族も纏めて魔物と呼んでいる事があるらしい。
ゴブリンでも、ゴブリンソーサラー等、偶に人語を解する者がいて、それらは人族として認められてるのがヴィランだ。
イグドラシル:
魔物の脅威から人の生存圏を守るのが、この国の名にも冠されている世界樹、イグドラシルの放つ、守りの波動だ。
それはまさしく人類の生存権、基本的な安全圏保有の為の大原則であるから、世界樹だけは大事に保護されている。
それぐらいに、人族全ての宝である樹が、イグドラシルだ。
その波動は魔物が嫌がる音波のようなものを発するらしく、人々の暮らす場所から、魔物を遠ざける。
人の可聴域を越えた超音波を発するような……私の前世でもあった、鳥獣よけの音波装置のようなものだと考えるといいかもしれない。
そこで、そんな貴重な世界樹を誰が所有するか、という問題になる。
人々は、宗教に寄った。
世界樹を神と崇め、それを保護する教団を立ち上げることにより、ヒーローヴィラン問わず、こと政争ごと全てから、遠ざけたのだ。
聖樹教は、世界樹を育て守り、世界樹の苗木を町や村に配って、守りの領域を広げるのが役割とされていた。
魔樹と呼ばれる魔法を生み出す世界樹の対の木により、野生の生物が魔力を持ち、その中でも邪悪な意思を持ち変異したとされるものだ。
この世界では誰でも、それこそ私達人間も魔力は持っているから、邪悪な変質を免れて進化した種の一つなのだろう。
ところで魔物は、野生の獣よりもなお凶暴な人類の敵で、最弱とされるゴブリンですら、武器防具をきっちり整えた大人一人がようやく相手となるぐらいに強い。
そんな人が追い払える最弱のゴブリンすら、大量に増えてしまえば村の一つぐらい廃墟にするのだから、この世界の生きづらさが分かるというものだろう。
どちらの勢力にも、魔物というものは厄介者扱いである。
ただひたすらに人も物も食い荒らしていくだけのものだから、倒さざる得ない。
ヴィラン:
教義や生き様の点で折り合わない存在。
善なる勢力の一角であるイグ=ロザと敵対する勢力、悪なる者……ヴィランと言われる者達の大国と隣接している。
おおざっぱに言えば、神の教えによって協調し生きる者を、善なるもの、ヒーローと呼び。神の教えに逆らい悪逆に生きる者を、悪なる者、ヴィランと呼ぶ、と考えるといい。
悪なる者らとは有史以来ずっと戦っているが、今は休戦中である。
戦争って人も食料も膨大に消費するので、戦っては休み、休んでは戦い……というのを、ヒーロー勢力とヴィラン勢力はこの何百年間続けている。
ヒーロー側はヴィランと一部魔物の区別がつかない。
知性ある者、ヴィランの人族も纏めて魔物と呼んでいる事があるらしい。
ゴブリンでも、ゴブリンソーサラー等、偶に人語を解する者がいて、それらは人族として認められてるのがヴィランだ。
イグドラシル:
魔物の脅威から人の生存圏を守るのが、この国の名にも冠されている世界樹、イグドラシルの放つ、守りの波動だ。
それはまさしく人類の生存権、基本的な安全圏保有の為の大原則であるから、世界樹だけは大事に保護されている。
それぐらいに、人族全ての宝である樹が、イグドラシルだ。
その波動は魔物が嫌がる音波のようなものを発するらしく、人々の暮らす場所から、魔物を遠ざける。
人の可聴域を越えた超音波を発するような……私の前世でもあった、鳥獣よけの音波装置のようなものだと考えるといいかもしれない。
そこで、そんな貴重な世界樹を誰が所有するか、という問題になる。
人々は、宗教に寄った。
世界樹を神と崇め、それを保護する教団を立ち上げることにより、ヒーローヴィラン問わず、こと政争ごと全てから、遠ざけたのだ。
聖樹教は、世界樹を育て守り、世界樹の苗木を町や村に配って、守りの領域を広げるのが役割とされていた。
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