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誓いの六夜目
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夜を明かし、王宮に戻ってみればルートラン様とキーリム様が変死を遂げたと報告を受けた。
駆けつけたヴィルヘルム様は、頭を抱える。
こうして計五名の王子様がお亡くなりになった。
微笑みを浮かべた表情で亡くなっている点は、ランドルフ様とリドムンド様付きの護衛兵の亡くなり方と類似している。
使い魔の仕業だと思う。
お二人の遺体を拝見したところ、そばに例の使い魔がいた。私はくるりん、と指先を回せば、ラドルが出てくる。ラドルは一目散、小人型の使い魔をくわえてしまう。
そのまま、飛び去っていった。恐らくウィリエール様の元へ飛んでいったのだろう。
ラドルが捕獲した使い魔をウィリエール様が検分なさる。
その間に私は神殿に向かい、浄霊師を派遣してもらうように母に頼んだ。母の家は元々霊媒や浄霊の祭事を行う力を持つ者が多い。父との婚姻に関しても、一番霊力の高い母が選ばれていたのだ。
さらにフロスティン国との戦争に関して、情報を集める。各家に嫁いでいた姉達にも話を聞いていく。特に一番上の姉は、当時の軍司令官と婚姻していたために、事情に詳しかった。想像していた通りの事実が浮かびあがってくる。
そして想像していなかった事実も耳にすることとなった。
駆けつけたヴィルヘルム様は、頭を抱える。
こうして計五名の王子様がお亡くなりになった。
微笑みを浮かべた表情で亡くなっている点は、ランドルフ様とリドムンド様付きの護衛兵の亡くなり方と類似している。
使い魔の仕業だと思う。
お二人の遺体を拝見したところ、そばに例の使い魔がいた。私はくるりん、と指先を回せば、ラドルが出てくる。ラドルは一目散、小人型の使い魔をくわえてしまう。
そのまま、飛び去っていった。恐らくウィリエール様の元へ飛んでいったのだろう。
ラドルが捕獲した使い魔をウィリエール様が検分なさる。
その間に私は神殿に向かい、浄霊師を派遣してもらうように母に頼んだ。母の家は元々霊媒や浄霊の祭事を行う力を持つ者が多い。父との婚姻に関しても、一番霊力の高い母が選ばれていたのだ。
さらにフロスティン国との戦争に関して、情報を集める。各家に嫁いでいた姉達にも話を聞いていく。特に一番上の姉は、当時の軍司令官と婚姻していたために、事情に詳しかった。想像していた通りの事実が浮かびあがってくる。
そして想像していなかった事実も耳にすることとなった。
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