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元禄四年、満を持して、高田屋の旅籠が完成した。
田畑の忙しい時期を過ぎた神無月のことであった。
旅籠の名は、紅風屋。
きちがいくつかの案を出し、最終的には道之が決めた名前だった。
客室数は、実に二十を数えた。
もちろん、当時の小沢村では、最大の旅籠であった。
当初、料理人や女中のあてはなく、道之は考えた末に、自ら農家を訪ね歩き、交渉を重ね、そこの妻や娘を採用した。
思いのほかすんなり、人は集まったが、終日働ける者が少なく、必然的に交代制となった。
専業の女中として雇われたのは、ただ一人、きちの妹せんだけだった。
つぎはぎの開業だったが、最初は客足も少なかったので、試用営業にはちょうど良かった。
そんな折、ある夜、二代目高田清右衛門は、自室に道之を呼び、正式に隠居を伝えた。
江戸の一件以来、実質上は道之が高田屋の主人として大口の交渉から、生産農家の窓口を引き受けていたので、ごく自然の成り行きと言えた。
「お話ついでに、申し上げるようで、大変恐縮なのですが」
道之は、切り出した。
「襲名披露を、ぜひ、紅風屋で執り行いたいと存じますが、いかがでしょうか」
道之は、判断を仰ぎながら、清右衛門の言葉を一瞬待っただけで、話を続けた。
「紅風屋も、まだまだ、世に知られておらず、客足もいま一つでございます」「夏までには徐々に客足も増えて参るかと存じますが、待っているだけでは、少し心もとなく存じます」
ここで、二代目は頷く代わりに、湯ざましを啜った。
「ここは、私の襲名披露と合わせて、遅ればせながら、宣伝を兼ねて、紅風屋の開業披露を開催してはいかがかと存じます」
清右衛門は、宣伝を兼ねて、というところを強調して言った。
二代目は、咳払いを一つして答えた。
「いま、おまえに、家督を譲ると言ったところだ」「今後、商いの最終決断は、三代目高田屋清右衛門がすればいいこと」
「ありがとうございます」
道之は、頭を深々と下げた。
頭を上げるや、道之は再度姿勢を正して口を開いた。
「父上、もうひとつ」「お話があります」
今度、道之は敢て「相談」とは言わなかった。
「なんだ」
「この度、高田屋の三代目清右衛門を襲名するにあたり、後妻を迎えることを、たった今決心致しました」
「ほう、誰かいい人がおるのか」
「紅風屋の女将、きちでございます」
してやられた、と二代目ははっとしたが、時すでに遅しであった。
元禄五年と言えば、かの赤穂事件の十年前である。
その年の正月、高田屋、三代目清右衛門の襲名披露および紅風屋開業披露、そして高田道之、きちの結婚の祝言が、紅風屋で執り行われた。
関係者が招待され、大広間にて祝い膳が囲まれた。
襲名披露と開業披露の式の後、すぐに宴会には入らず、別室、紅の間にて、諏訪神社の神主を迎え、略式の結婚の儀がとり行われた。
女中たちは、代わる代わるに、女将の白無垢姿を一目見ようと、立ち働くふりをしては、紅の間に覗きに来た。
「いやあ、女将さん、奇麗だちゃあ」
「白無垢も、あげな立派な着物なあ、見だごどねえちゃあ、おら」
「お白いも上等なものだべ、あれ」
「んだべちゃ、真っ白だがら、紅が映えるにゃあ」
京を離れて以来、地味目の小袖、化粧はしても薄化粧で通していた、きちであった。それでも、十分化粧映えしていた。
だからこそ、その日のきちの美しさを人々は格別の思いで見とれ、口々に驚きの声を上げた。
しかし、驚きはそれだけではなかった。
披露宴は半時ほどで終わった。
その時、すでに紅風屋の表には、人だかりができていた。
その多くは、正月の休日で駆け付けた農民たちだった。
三代目清右衛門が暮れのうちに、庄屋を通じて、村人たちに知らせたことがあった。
その知らせを聞きつけ、待ち望み、村人たちは集まってきたのだった。
その、知らせたこと、がまさに始まろうとしていた。
諏訪神社の参道の雪は、きれいに片づけられ、掃き清められていた。
鳥居を入ったすぐ左は三間四方に雪が避けられ、そこに丸太で櫓が組まれていた。
櫓の上には、六畳ほどの即席の座敷ができていた。
周りは紅白の段だら幕で覆われている。
そしてすでに、三味線を持った芸妓が二人、座敷に座って待機していた。
これは、三代目の呼びかけで、坂田川河口の町、海庄からやってきた一流の芸妓たちであった。
その時、紅風屋の入り口付近で、ひと際大きな歓声が上がった。
人ごみをかき分け、手をひかれて現れたのは、太夫姿にお色直しした、きちであった。
それは金襴豪華な衣装で、この日のために清右衛門が特別にあつらえたものだった。
「ありゃりゃ、まんず、なんと奇麗だごどお」
「ないだて、すんばらすいなあ」
「こりゃ、たまげだ、初めで見るちゃあ」
人だかりは、一気に活気づき騒然となった。
出囃子に合わせて、舞台に上がったきちは、まず、民衆に挨拶をした。
「この度は、高田屋、三代目清右衛門の襲名披露の儀にご参列いただき、まことにありがたく、深く御礼申し上げます」
きちがひれ伏すと、観衆からは大きな歓声と拍手が沸き起こった。
「今後とも末長く、高田屋をよろしゅう、お引き立てのほど、切にお願い申し上げ奉ります」
きちは、高田屋のことを中心に挨拶をした。きちなりの気遣いだった。
その後、きちは三曲の舞を披露した。
それは、村人たちにとって、初めての経験だった。
終演後、紅風屋から村人たちに赤飯のむすびと、温かい紅花茶が振舞われた。
人々は口々に満足を表しながら帰って行った。
清右衛門のもくろみ通り、その年の夏以降、高田屋の紅花の扱いがさらに増えていった。
いわんや、紅風屋は商人たちの知るところとなり、宿泊客は絶えることがなかった。
諏訪神社の葉月の祭礼では、踊り櫓が恒例行事になった。
やがて、それを楽しみに紅風屋に逗留する客が増えていったことは言うまでもない。
田畑の忙しい時期を過ぎた神無月のことであった。
旅籠の名は、紅風屋。
きちがいくつかの案を出し、最終的には道之が決めた名前だった。
客室数は、実に二十を数えた。
もちろん、当時の小沢村では、最大の旅籠であった。
当初、料理人や女中のあてはなく、道之は考えた末に、自ら農家を訪ね歩き、交渉を重ね、そこの妻や娘を採用した。
思いのほかすんなり、人は集まったが、終日働ける者が少なく、必然的に交代制となった。
専業の女中として雇われたのは、ただ一人、きちの妹せんだけだった。
つぎはぎの開業だったが、最初は客足も少なかったので、試用営業にはちょうど良かった。
そんな折、ある夜、二代目高田清右衛門は、自室に道之を呼び、正式に隠居を伝えた。
江戸の一件以来、実質上は道之が高田屋の主人として大口の交渉から、生産農家の窓口を引き受けていたので、ごく自然の成り行きと言えた。
「お話ついでに、申し上げるようで、大変恐縮なのですが」
道之は、切り出した。
「襲名披露を、ぜひ、紅風屋で執り行いたいと存じますが、いかがでしょうか」
道之は、判断を仰ぎながら、清右衛門の言葉を一瞬待っただけで、話を続けた。
「紅風屋も、まだまだ、世に知られておらず、客足もいま一つでございます」「夏までには徐々に客足も増えて参るかと存じますが、待っているだけでは、少し心もとなく存じます」
ここで、二代目は頷く代わりに、湯ざましを啜った。
「ここは、私の襲名披露と合わせて、遅ればせながら、宣伝を兼ねて、紅風屋の開業披露を開催してはいかがかと存じます」
清右衛門は、宣伝を兼ねて、というところを強調して言った。
二代目は、咳払いを一つして答えた。
「いま、おまえに、家督を譲ると言ったところだ」「今後、商いの最終決断は、三代目高田屋清右衛門がすればいいこと」
「ありがとうございます」
道之は、頭を深々と下げた。
頭を上げるや、道之は再度姿勢を正して口を開いた。
「父上、もうひとつ」「お話があります」
今度、道之は敢て「相談」とは言わなかった。
「なんだ」
「この度、高田屋の三代目清右衛門を襲名するにあたり、後妻を迎えることを、たった今決心致しました」
「ほう、誰かいい人がおるのか」
「紅風屋の女将、きちでございます」
してやられた、と二代目ははっとしたが、時すでに遅しであった。
元禄五年と言えば、かの赤穂事件の十年前である。
その年の正月、高田屋、三代目清右衛門の襲名披露および紅風屋開業披露、そして高田道之、きちの結婚の祝言が、紅風屋で執り行われた。
関係者が招待され、大広間にて祝い膳が囲まれた。
襲名披露と開業披露の式の後、すぐに宴会には入らず、別室、紅の間にて、諏訪神社の神主を迎え、略式の結婚の儀がとり行われた。
女中たちは、代わる代わるに、女将の白無垢姿を一目見ようと、立ち働くふりをしては、紅の間に覗きに来た。
「いやあ、女将さん、奇麗だちゃあ」
「白無垢も、あげな立派な着物なあ、見だごどねえちゃあ、おら」
「お白いも上等なものだべ、あれ」
「んだべちゃ、真っ白だがら、紅が映えるにゃあ」
京を離れて以来、地味目の小袖、化粧はしても薄化粧で通していた、きちであった。それでも、十分化粧映えしていた。
だからこそ、その日のきちの美しさを人々は格別の思いで見とれ、口々に驚きの声を上げた。
しかし、驚きはそれだけではなかった。
披露宴は半時ほどで終わった。
その時、すでに紅風屋の表には、人だかりができていた。
その多くは、正月の休日で駆け付けた農民たちだった。
三代目清右衛門が暮れのうちに、庄屋を通じて、村人たちに知らせたことがあった。
その知らせを聞きつけ、待ち望み、村人たちは集まってきたのだった。
その、知らせたこと、がまさに始まろうとしていた。
諏訪神社の参道の雪は、きれいに片づけられ、掃き清められていた。
鳥居を入ったすぐ左は三間四方に雪が避けられ、そこに丸太で櫓が組まれていた。
櫓の上には、六畳ほどの即席の座敷ができていた。
周りは紅白の段だら幕で覆われている。
そしてすでに、三味線を持った芸妓が二人、座敷に座って待機していた。
これは、三代目の呼びかけで、坂田川河口の町、海庄からやってきた一流の芸妓たちであった。
その時、紅風屋の入り口付近で、ひと際大きな歓声が上がった。
人ごみをかき分け、手をひかれて現れたのは、太夫姿にお色直しした、きちであった。
それは金襴豪華な衣装で、この日のために清右衛門が特別にあつらえたものだった。
「ありゃりゃ、まんず、なんと奇麗だごどお」
「ないだて、すんばらすいなあ」
「こりゃ、たまげだ、初めで見るちゃあ」
人だかりは、一気に活気づき騒然となった。
出囃子に合わせて、舞台に上がったきちは、まず、民衆に挨拶をした。
「この度は、高田屋、三代目清右衛門の襲名披露の儀にご参列いただき、まことにありがたく、深く御礼申し上げます」
きちがひれ伏すと、観衆からは大きな歓声と拍手が沸き起こった。
「今後とも末長く、高田屋をよろしゅう、お引き立てのほど、切にお願い申し上げ奉ります」
きちは、高田屋のことを中心に挨拶をした。きちなりの気遣いだった。
その後、きちは三曲の舞を披露した。
それは、村人たちにとって、初めての経験だった。
終演後、紅風屋から村人たちに赤飯のむすびと、温かい紅花茶が振舞われた。
人々は口々に満足を表しながら帰って行った。
清右衛門のもくろみ通り、その年の夏以降、高田屋の紅花の扱いがさらに増えていった。
いわんや、紅風屋は商人たちの知るところとなり、宿泊客は絶えることがなかった。
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