【完結】干物侍女と妄執の侯爵

私はアリーチェ・ド・クレメント。
一年前に夫を弔い、喪があけた私はコンラードヴナ公爵家で侍女として働きはじめました。
亡き夫は「私が死んだら、今度は良い人を見つけるんだよ」と言ってくれましたが、実際には難しく。
私はときどき、奥様の見目麗しいお兄様を目の保養にするだけの、乾いた日々を送っています。
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