恋愛音痴による恋愛のすゝめ

ハリネズミ

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エピローグー恋愛をしようー

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 ――違う……違うんだ!

 俺も、あのキラキラした瞳が好きだった。綺麗だって思ったんだ。

 俺はその場を去ろうとする由貴の服を必死に掴んだ。

「先輩?」

「――こ……ただ!」

「え?」

「幸太だ! 幸太って呼べよ! 由貴!」

「――――――幸、太さん……?」

 服を掴む手が震える。
 怖い。

「俺、やっぱり恋愛なんてまだ分からない! でも、お前と……由貴と一緒に恋愛したいって思ったんだ! だから……行くなよっ」

 声が震える。
 ダメだ。ちゃんと言わなきゃ。ちゃんと――!

「好き、だから! 俺の恋人になれよ!」

 睨みつけて叫ぶように言う俺に由貴は嬉しそうに笑った。俺の大好きなキラキラな笑顔。

「はい!」




 俺は恋愛が分からない。
 幼い頃のトラウマで人の好意というものが怖かった。
 でも、由貴とならできる気がした。


 これからゆっくりふたりで恋愛をしていこう。
 少しずつすこしずつ――。




-終-
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