おれがアレを授かりまして

石月煤子

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平凡男子のおれがアレを授かりまして

1-5

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「ひ……比良くん……」


そこは神社の裏手だった。
万が一、誰か来た場合を考えて正面から移動したのだ。


常夜灯の明かりがかろうじて届いているものの、やっぱり暗い。

いや、一ヶ所だけ妙に明るい……?


「ちょっと……さすがに、それは……」


まさか懐中電灯で照らされるなんて?
恥ずかしさの極みなんですけど?


柚木はしんなり湿気た木造社殿の柱に背中をもたれさせていた。

比良が見やすいよう片手で自分のペニスを持ち上げて。


膝までずり下ろされたズボンとぱんつ。


片手にミニ懐中電灯を携えてしゃがみ込んだ比良は真面目な顔して股間を覗き込んでいる。


……どんな状況ですか、これ。


冷静になればなるほど恥ずかしさが募って「もういいよ」と中断したくなった柚木だが。


『心配なんだ、柚木のこと』


自分を心配してくれる同級生の親切心を無下にできず、ぐっと堪えていた。


だがしかし。


むにっ


「ひっ?」


柚木はギクリとした。
まさかおさわりされるとは思っていなかった。


できあがったばかりのアソコを肉びらごとやんわり摘まんだ比良は「柔らかい」と感想を口にした。


「ひ、比良くん、そんな、むりしなくていーよ……」


比良は申し訳なさそうにしている柚木を見上げて首を左右に振る。


「柚木のココ、綺麗な色してる」


き……きれいな色……?
まさか童貞チンコの方茶化してるわけじゃないよね?


「コレもちゃんとついてるんだな」
「んっ? な、なにがっ? まだなんかおれについてるっ?」
「クリ」


栗……じゃなくて……。


「クリトリス」
「あっ……あー、はいはい、くりとりす……」


比良くん、顔が近過ぎる。
やろーの股間診察なんか嫌でたまらないハズなのに。


おれのためにここまでしてくれるなんて、ほんっとう、優しーー


むにっ


「ぅわっっ?」


えもいわれぬ刺激に柚木はまた声を上げざるをえなかった。

皮に埋まったクリトリスをやんわり摘ままれ、びっくりまなこで比良を凝視した。


「ひ、比良くん……」
「ごめん、痛かったか」
「痛かったっていうか……」


なんだろ今の……。
なんか変なかんじ……。


「本当、出来立てって感じがする」


そんな……食べ物みたいに言われても……。


「綺麗で、柔らかくて、瑞々しいっていうか」


そんなベタ褒めされても……。


睾丸とお尻の穴の間に出来上がった柚木の未熟な亀裂。


弓を引くために必要な「手の内」をしっかり身につけた器用な手の、節くれ立つ長い指に、そっと浅くなぞられた。


「っ……」


また声が出そうになって柚木は慌てて口を噤んだ。


……これは診察、触診、身体検査みたいなもの。
……それで変なリアクションするのは失礼だろ。


「柚木」
「はいっ?」
「どんな感じ」


懐中電灯にピンポイントで照らされてるとこ、妙にあったかくて。

比良くんにさわられたら、もっと熱くなったような。


「べ、別に……ちょっとくすぐったいくらい……?」


平静を装って柚木がそう答えれば。

浅く触れていただけの指が、左右の肉びら狭間に割り込んで、今度はやや深めになぞられた。


「ッ……? ッ……?」


う、わ、ぁ。
なにこれやばい。
「変なかんじ」が倍になった。


これ続けられたら身体的に危ないんでない……?


「さっ……寒いっ、寒い寒い寒い寒いっ」


本当は逆で妙に下半身がポカポカし始めて焦った柚木は遠回しに比良に中断を願った。


「もう、そろそろ、ここら辺で、ねっ?」


大袈裟に寒がってみせる柚木を見、比良は、柚木ならば立ち眩みするだろう素早さですっくと立ち上がった。

自分が着ていたブルーのダウンを颯爽と脱ぐ。

ずり落ちていた下肢の服を正そうとしていた柚木に着せると。

ぐるんっ、割と華奢な体の向きを簡単に変え、老朽化目下進行中の木柱と向かい合わせにした。


流れるようにスムーズだった一連の動作になされるがまま、頭が追い着かず、ポカンとしていた柚木は。


「自分で触ったりしてないのか?」


再開された比良チェックに唖然となった。


しかも今度は後ろから。
これではお尻の穴までバッチシ丸見えになってしまう。


「えーーーーと」


柚木は咄嗟にお尻の穴を片手で隠した。


「柚木。そうされると見えなくなる」
「もう見なくていい……比良くんに悪いし」
「俺のことは気にしなくていいから。手、退けてくれ」
「む……むりだよ……お尻の穴まで見せるわけには……」
「じゃあずらしてくれ」


そう言いながら比良は柚木の手首を掴むと自分で上にずらした。


地面に下ろしていたミニ懐中電灯を手にとる。

尻たぶに片手を添え、むにゅっ、横に持ち上げてダイレクトにソレを見つめた。


「自分で触ってないのか?」


また同じ質問を寄越されて、湿気た木柱に遠慮がちに両手を突いた柚木は「おっかなくてあんまりさわってない……」と正直に答えた。


「じゃあ柚木本人よりも俺が最初に触ったんだな」
「そうなるかなぁ……ほんとごめん、でも、もういーよ。コテージ帰ろう? みんな心配してるよ。主役の比良くんがいないと盛り下がるだろーし」
「みんなには柚木とランニングしてくるって伝えてある」
「それ、みんな信じた? おれがランニングってむりありすぎ……」
「それに俺は主役じゃない」
「まっ……またまたぁ~……謙遜しちゃって……比良くんはみんなにとってダントツ主役だよ、おれなんか脇役、ううん、モブ中のモブ、っ、っ……!?」


ずっと股間丸出し状態で比良につぶさに恥部チェックされている柚木は、ちょっとでも恥ずかしさを紛らわせようとべらべら喋っていたのだが、不意に尻切れトンボに会話は終わった。


くぱぁ……


懐中電灯を地面に置いた比良は両手で柚木のお尻を左右に押し拡げ、未熟で初心なアソコを夜気に露出させた。

それだけじゃあない。

ぺろっと、そう、ぺろっと舐めた。
柚木のアソコを一切の躊躇なく舐め上げた。


「ひ……ひ……比良くん、さすがにそれは……」


……比良くんに舐められた。

……ガン見されて、ぺろって、大豆が顔舐めてくるみたいに舐められた。


「だめだよ……衛生上、大問題だよ……」
「大丈夫だろ」
「ど……どしてそんな言い切れるの……? 毒でもあったらどーすんの……?」
「毒って。柚木のココ、ナカまで綺麗だし」
「……今、ナカまで見えちゃってるの?」
「それに有毒でもいい」
「いや、それは冗談で……っ、っ……比良くん、比良くんってば……っ……ん、ん、ん……!」


また舐められた。
何回も何回も。


背筋がゾクゾクするような刺激に耐えられず、湿気くさい木柱に縋りつき、柚木は内腿をピクピク震わせた。


……あ、手、放しちゃった。
……お尻の穴まで丸見え状態だ。


こんなのむりだ。
むりすぎる。
身体検査にしては遥かに度を超えてるんでない……?





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