タイガーカットの願いごと

第一弾
 閑静な住宅街の一角に、ごくごく普通の一軒家があった。
 季節は春前。
 今どき珍しく和室のあるその家で、うごうごと何かが蠢いて――?
 伝統衣装じゃ満足しないお雛様と、その友人との、将来を決めるまでのお話。

第二弾
 タイガーカットはわたしのあだ名。
 ハゲちゃびんの頭髪にめちゃくちゃな化粧。
 遊び用の人形であるわたしは、気づけばいつの間にかテレビ台の裏で埃をかぶっていた。
 捨てられては敵わない。
 持ち主の目を掻い潜っての生活を始め、短い期間だけれど会って遊ぶ友達もできた。
 けれど、本当にこれでよかったの――?

 出会った友人との立場の違いから、自身の大事なことを思い出し決断する。
 物の、最期を選ぶ物語。


 お雛様シリーズ第一弾から第五弾までを、一つにまとめ、新しい話も書きました。
 色々な視点で綴る、短編連作。


 表紙絵:三屋城衣智子
24h.ポイント 0pt
81
小説 220,545 位 / 220,545件 ライト文芸 9,080 位 / 9,080件

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