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アンジェリカの舌技は女神の御業(みわざ)。

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「アンジェリカ!」

 俺は誰もいない図書室で読書をしているアンジェリカの元へ駆け寄った。

「ロミリオ、おはようございます」

 アンジェリカは平民出身なので貴族のするようなあいさつはしない。とくに俺たちの間ではくだけた挨拶をするようにしている。

 しかし俺は臣下の礼をしてアンジェリカに答える。

「男爵様の子弟が、平民の私に臣下の礼などしてはだめですよロミリオ」

「何をバカな、あなたこそこの国の女王になるにふさわしいお方だ」

「私などが女王になるなど、あり得ない話ですわ」

 アンジェリカは扇子や手で口許を隠さないで笑う。えくぼがとてもキュートで可愛らしい。

 信頼している者の前でのみ見せる笑顔だ。

 俺はアンジェリカに信頼されている。

「それで今日はどうしましたの?」

「はい、アンジェリカ。あなたをおとしめるベラロルカを昨日の晩、犯して参りました」

「まあ、それはすごい」

 ああ、アンジェリカが喜んでくれている。幸せだ。

「これで、あなたを邪魔するものはいなくなりました」

「ありがとうロミリオ、褒美を与えないといけませんね」

「褒美など――」

 俺が褒美を断るとアンジェリカはクスリと笑い、俺の股間に手を伸ばし、ズボンのチャックを下げると俺のペニスを引き出した。

「アンジェリカ、だめだ、そんなこと」

 俺はアンジェリカの手を振り払おうとしたが尊いアンジェリカの手を振り払うことなどできなく、されるがままになる。

「良いのですよ、これは私のために一生懸命してくれたご褒美ですから」

 アンジェリカの柔らかい手が俺のペニスを優しく包む。どんな女の膣よりも気持ちいい。
 アンジェリカの手に包まれ我慢することができなく、すぐに射精してしまった。

「お早いのですね」

 アンジェリカは手についた俺の精子をペロリと舐める。

「……あなた相手だからです」

 あまりにも早い射精におれ自身も驚き、やはりアンジェリカの尊さのなせる御業みわざなのだろうと納得した。

 射精したばかりの俺のペニスをアンジェリカは更にしごく。

「アンジェリカ、んっく。これ以上は」

 俺はまるで乙女のようなあえぎ声をあげて快感に身を震わせた。

「ふふふ、ロミリオ、もう一度だしましょうね」

 アンジェリカは俺のペニスを咥えると音を立ててしゃぶりだした。ベラロルカ抱いた俺のペニスをアンジェリカにしゃぶらせるなど……。

「アンジェリカ、君が汚れてしまう」

 ”ぴちゃ、ぴちゃ”

「ふふ、かわいいのねロミリオ」

 アンジェリカは俺の腰に手を回すとペニスを根本までくわえ混んだ。口は手など及びもしないほど気持ちよく、まるで天国にいるようだった。

「ああ、アンジェリカッ、だめだ出る」

 俺はたまらず射精をしてアンジェリカの口を汚した。
 しかし、アンジェリカは俺の精液を飲み込むと、口でペニスの掃除までしてくれた。
 アンジェリカはまるで聖母のようだ。

「ああ、君は何て素敵な人なんだ」

「ふふ、ロミリオがベラロルカ様としたと聞いたら嫉妬してしまいましたわ」

 きれいに掃除したペニスにキスをするとにこりと笑う。

「それでロミリオはこれからどうしますの?」

「ベラロルカに俺の子を生ませようと思います。そうすればあなたの前からあいつは消えますから」

「まあ、素敵ですわ。そんなことができましたらロミリオになにか特別なご褒美を用意しませんとね」

 今の褒美だけで俺は一生アンジェリカの為に働ける。これ以上望むのは悪だ。

「いいえ、俺はあなたのために働ければそれで幸せなのです」

「そうはいきませんよ報酬があってこそですからね。そうですわね……。その時には私のお尻の初めてをあなたに捧げますわ」

「そんな、そんな尊いものいただけません」

「前は殿下のものですので、お許しくださいね」

 そう言うとアンジェリカは俺にキスをした。舌が絡み付きそれだけで射精してしまった。

 それを見るとアンジェリカはクスリと笑い、また俺のペニスをしゃぶって綺麗にしてくれた。
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