紅蓮の獣

仁蕾

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紫雲の章

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   ***

 龍馬が降り立ったのは、守護神の部屋に在る大樹の太い枝の上。幹に背を預け、微笑んでくれる愛しい人。
 腕を広げられたので、迷う事なく飛び込み、甘い香りを堪能する。猫のように甘えてくる龍馬に、ヒガディアルは笑みを深めて頭を撫でた。
 部屋の主はというと。
《今ならもれなく砂が吐けるぞ》
 ヒガディアルの斜め上の枝に、犬の姿でげんなりとしていた。
《お前らな…俺様の部屋を逢瀬の場所にすんな》
 キャンキャンと鳴く犬に、龍馬は若干苛立ち、小さな琥珀を呼び出すと「噛め」と指示を出した。琥珀が嬉しそうにアグニの鼻先をカプリとかんだ瞬間、アグニは悲鳴を上げた。
 龍馬は満足そうに頷いたが、琥珀はまだ足りないとでも言うように、アグニの耳を甘噛みしている。痛くないのか、アグニは特に何を言うでも無く、琥珀を放って龍馬達に目を向けた。
《で、今日は何の用だ?》
 そう言われ、龍馬は本来の目的を思い出した。
 ヒガディアルにくっ付けていた体を少しだけ離し、アグニに向き直る。
「まずは報告。その一、康平さんとベルが無事に目覚めました」
「…まことか?」
 ヒガディアルの声が、驚愕と安堵と歓喜がないまぜになって上擦る。龍馬が微笑みながら「はい」と答えれば、ヒガディアルも表情を緩めた。
「その二、あんたの奥様…パールヴァティー様も目覚めたよ」
 アグニの伏せられた頭が弾かれたように上がった。
 龍馬はにやにやと表情を歪め、それに対してアグニは気まずそうに目を逸らした。
「奥様大好きなのねー」
 ぷぷと口に手を添えて笑えば、照れた顔をして「うるさい!」と叫ぶ。
《用はそれだけか!?》
「照れんなよ。んで、用って言うのが、そのパールヴァティー様と話してたんだけど、自分に話す権利はないって言われてさ。ヒガ様かククルカンに聞こうと思って」
 龍馬が表情を引き締めると、アグニは何かを感じ取り人型になる。
「パールヴァティー様は『四つの力が、『花嫁』の下に集いし時、私は初めてクレアート内に存在する事が出来るのです』っておっしゃった。クレアート内ってどう言う事?」
 少しだけ緊張気味な声が、静かに空気に溶け込む。
 ヒガディアルが口を開いた時、ククルカンが手を挙げて制した。
《…四人の守護神は解るな?》
「ククルカン、ルドラ様、リル様、リャンファン様」
 指折り数えて名を上げれば、正解とククルカンは頷いた。ククルカンは瞼を閉ざし、意を決したかのような表情で、真っすぐに龍馬の目を見た。
《『ククルカン』とは本来、火、水、風、大地の全てを司りし全能の神の名だ》
 ククルカン。それは、『クレアート』の創造主。
《精霊王の守護神が意識の主体と成り、『ククルカン』を名乗る》
「…って事は、無神族の守護神以外は、元は一つの存在って事?」
《今も、だ。この世界に存在するアグニ、リタ、ルドラ、リャンファン…全ての意識は、クレアートの外に在る本体の『ククルカン』を通して共有されている》
 龍馬の眉間には、訳が分からないと皺が寄る。それに対し、ヒガディアルとククルカンは、苦笑を漏らした。
 仕方がないと思う。誰もが自分の世界の『外』の事など知らない。広い宇宙の果ての事等、誰にも分かりはしない。
「って事は今も、あんたを通して…えー…本体の『ククルカン』まで伝わって、更に他の守護神にも情報が流れてる、って事?」
《ほう、頑張ったな》
「…うるさいよ」
 龍馬が拗ねたように言えば、ククルカンは笑みを浮かべる。その双眸は、今まで見た事がない程、慈愛の光に満ちていた。
 それに気が付いた龍馬は、ククルカンの柔和な笑みに、何処かくすぐったさを感じ、ふいと顔を逸らした。
「で、『内』と『外』って何?」
 ククルカンが指を一度鳴らし、その手を開けば、ころりと手のひらを転がった透明な水晶玉。
《これが『クレアート』とする》
 水晶玉を、両手で包み込むように持つ。
《右手が俺で、左手がパールヴァティー。この世界は、俺と乙女で創り、護って来た言わば子供みたいなもんだ。俺と乙女が此処から離れれば…》
 両手が水晶玉から離れた瞬間、カシャン…と音を立てて水晶は砕け散った。
《この世界は、消える。俺は力を分け、それぞれ守護神として配置し、乙女は世界の流れを円滑にする為に精霊や魔物を作り出した。そして、全ての守護神の力が無神族帝王の元に集った時のみ、乙女は自分自身の意識を、世界の内側に飛ばす事が出来る。世界はそう言う設定ってこった》
「へー…大変なんだねー…」
「で、だな」
 他人事のように呟いた龍馬に対し、とククルカンは意地の悪い笑みを浮かべた。
《『無神族の守護樹』というものがある》
「ん?この樹みたいな?」
《少し違うかな?》
 龍馬、ヒガディアル、ククルカンが座るのは、火神族の精霊樹。『守護樹』ではない。
《無神族には精霊が居らんからな》
「じゃ、なんなのさ」
「精霊王の嫡子を成す為だけの無神族の樹だ」
 龍馬を抱き込むヒガディアルの声が、ククルカンが言わんとする事をさらりと述べた。
 少しの間を空け、言葉の意味を理解した瞬間、龍馬の顔中と言わず全身が、真っ赤に染まりあがった。その様子に、ククルカンは「ぶふっ」と噴出した。
「っ、笑うな!」
《ははっ!そう怒鳴るな》
 ククルカンは笑いをおさめると、その深紅の目を細めた。
《その樹から、お前とお前の兄…アムルタートはこの世に生を受けた。それから幾百と言う時代ときを経て、お前はこの世界へ戻り、樹に子を成す。俺と乙女は、その時を待ち続けた。『花嫁』として訪れる確率は高かったが、それでもお前が戻ってくる事を祈らずには居られなかった…》
 生まれたばかりの時に、この世界から離れてしまった赤子。成長の過程を見れぬのなら、せめて成長した姿を。
 そして、その瞬間が訪れ、本体である『ククルカン』は嬉しさのあまり、『クレアート』を離し掛けてしまったのは、本人とその細君だけの秘密である。
《お前が『花嫁』で本当に良かったよ…龍馬…》
 囁くように伝えられた言葉に、龍馬は泣いてしまった。
 ヒガディアルとククルカンは、顔を見合わせ苦笑を漏らし、龍馬が泣き止むまでその頭や背中を優しく撫で続けた。

   ***

 空に双子月が浮かぶ宵の口。
 龍馬はヒガディアルの部屋『ネルンビオ』に居た。
 膝にはヴェルジネの小さな頭が乗り、可愛らしい寝顔を見せている。
 部屋の主であるヒガディアルは、緊急の仕事と言う事でまだ王の間に居る。
「揺れる水面…息吹く風…燃ゆる焔に…震える大地…混ざり混ざりて…一つとなる…」
 此方に来てから望に教わった唄。
 何も思わず口ずさんでいたが、今となっては『ククルカン』を現しているのだと理解する。
「添うて揺れる…紫雲の花…」
 紫雲の花。これも、パールヴァティーだと理解した。
 世界の殆どの人が知らぬ真実は、子守唄として語り継がれているのだ。
 親から子へ。子からその子へ。
 代々歌い継がれていると言う事に、何処か胸が温かくなり、自然と笑みを零した。
 ふと唄うのを止め、ヴェルジネの寝顔から視線を外して天井を見上げた。
 思い出されたのは、龍馬が此処に訪れた当初の事。


 最初に、この世界の人間に会ったのは、加護無しの無神族が通るには困難だと言われる『死の砂漠』のオアシスだった。
 最初に言葉を交わしたのは、火神族帝王近衛隊〈バルキュリア〉隊長、トラスティル・アイル・シュウ。
 兵士達とも意気投合して、トラスティルの黒驪の背に乗って訪れた火神族の王都『フオーコ』。その広場で対面した火神族宰相、マツバ・エイド・セレスティナ。ちなみに第一印象は、美女だった。
 その頃は、今では既に廃止された『花嫁候補』が、数多く王城に住んでいた。今では悪友である麻生望や立花康平もその中にいた。今は亡き日比谷水城と仁科美智留も。
 己の目が金に染まり、人の身から離れ行く自身を受け入れられず、自覚の無い力の暴走で、当時封じられていた王の間で眠る火神族帝王の元へと飛んだ。そしてそこで出会った神のように慈悲深く、慈愛に満ちた美しい人。火神族帝王で精霊王のヒガディアル・イシュリヴィア・ドリアラス。
 龍馬は、あの時から恋をしていたのかもしれない、と面映ゆく思う。心ではなく、魂が無意識に求めた人。
 ばたばたと慌ただしく過ぎていく日常の中で起こった『黒魔師事件』。龍馬は命の危機に晒され、 風神族帝王直属近衛隊〈イシュタル〉隊長、ジーク・セイランが巻き込まれ、ヒガディアルは自分の『人間の命』を賭して、自分を救ってくれた。
 そして、龍馬とヒガディアルは所謂恋仲になった。
 二人の少女の小さな墓石は、城の裏庭の大樹の下に静かに佇んでいる。


 しばらくは、平穏な時が過ぎていたのだが、波乱は突然訪れる。風神族帝王、ニディオラ・サフナーダ・インガディアナとの邂逅だ。
 彼は龍馬に対して叶わぬ恋心を抱き、それを察した精霊『セイレーン』の暴走により、龍馬に呪術『傀儡ブラッティーノ』が施されてしまった。
 深い眠りについた龍馬を助けんが為、姿を現した『魄霊』と契約竜に誰もが驚愕したのを龍馬だけが知らない。そして、周囲の思惑通り、目覚めた龍馬の力は呪術を解除するに値する強いものだった。
 主人を愛するが故の暴走であったが、『花嫁』を傷付ける事は許されない。それでも、龍馬は精霊を許し、ヒガディアルもまた許した。
 安堵も束の間。龍馬は強襲され、ニディオラが庇いその矢に倒れた。
 目の前で起きた出来事に、龍馬は感情のまま最高峰旅団《アラクニデ》が当時拠点としていた地へと赴いた。
 そこで出会ったのは、旅団長のアイリーン・アザゼル・リーチェ。その妹、ソニア・リーチェ。
 後の悪友である。
 水神族女帝直属近衛隊〈アルテミス〉隊長、ティアナ・クライ・シースの手助けもあり、ニディオラの命は救われた。
 龍馬はリーチェ兄妹に利用価値があると判断し、ヒガディアルも渋々とだがそれを許した。強襲した黒幕を追い詰める為に。
 そして、『始まりの子』の訃報を聞いた。

 数日後に届いたニディオラからの手紙に、龍馬は愕然とした。
 そのまま朝の宴に傾れ込み、望の楽器に合わせて歌わされた。
 午後の勉強会で、トラスティルの弟で龍馬の教育係である火神族帝王直属近衛隊副隊長のイシュバイル・ティーン・アイル・シュウと共に、謎の存在である『黒鴉』について調べた。
 必要な情報を得る為、弾かれた様に駆け出して訪れた先は『開かずの間』。
 そこで出会ったのは、水神族女帝であるリオッタ・リオン。気まずい初対面を果たしながらも、『開かずの間』へアクセスし、結果、開扉の資格はないと突きつけられた。
 失意の中、庭の芝生の上で横たわっていたら、木から落下してきた鳥、風神族守護神のルドラと対面した。守護神の奔放さに引いた事は言うまでもない。
 この頃、望にも問題が生じており、アイリーンに『過去の人』の影を見て、罪の意識に苛まれていた。
 このままではいけないと自分の事を二の次に回し、望の心の負荷を取り込むと、龍馬は再びオアシスにて水に浸かっていた。
 目が覚めれば、そこは水神族の王宮で、水神族宰相のディアナ・クライ・シースと出会い、水の宝玉『神刀・鳴響詩吹』を手に入れた。
 火神族の城に戻って、しばらく。何処から現れたのか、『死の砂漠』の住人のディルーヴィオの出現。手にしたばかりの刀で降し、出現したのは真っ白の猫。龍馬は真白の名を与え、可愛がった。
 少し日にちが経ってから、無神族帝王直属近衛隊〈バハムート〉の前に現れたのは、子供を奪われた金と銀の竜。荒れ狂う竜を前に奮闘するも、みな満身創痍。万事休すかと思ったその時、火神族の精霊樹より生まれ落ちた、彼等の為だけに生まれた四人の火の兄弟精霊『焔花』。
 そして、追い詰めた黒幕は、精霊王の腹心。
 男は、世界の繁栄を望みながら自死の道を歩んだ。
 悲しみに満たされながらも、日々は過ぎ、水神族の守護神のリルと対面。
 慌ててヒガディアルの部屋に駆け込み、そのまま大広間へと向かい、衝撃的真実を告げられた。


 受け入れる事の出来ない現実を突き付けられ、龍馬は現実から逃げ出した。
 逃げ出している間に、ヒガディアルの元に地神族帝王であるハーティリア・クリスハートが訪れ、城を揺るがす激闘を行っていた。
 その間に、 無神族帝王直属近衛隊は己らの帝王を救い出す為に動いていた。
 龍馬は夢を彷徨い、違和感を抱きながらも、そのぬるま湯に浸っていた。が、鬼の無神族帝王直属近衛隊隊長に叩き起こされ、逃げ出したけれども充実している現実へと舞い戻って来た。
 そして向き合う。
 過去と。
 自分と。
 愛する人と。


 正式な婚約の果て、龍馬の部屋は王后の部屋『ニンフェーア』へと移され、王城に住み始めた当初からの小さな友人、火の精霊であるクリオスの真実を知った。
 それより少し先に、いつの間にか、婚礼衣装を作る為の生地の生成も行われていたのだと知る。
 全てを受け入れた龍馬の手により、『開かずの間』の鍵は開かれ、ヒガディアルと共に訪れた火神族守護神の部屋。そこで親代わりの守護神に挨拶をし、二人は守護神から祝福を受けた。
 この頃、誰もが知らぬ所で、ソニアは運命の人と出会っていた。
 そして、康平が心を開いていたひとりの媼が瀕死状態に陥り、龍馬は望達によって大事に守られて来たその手を、血で染める事を決意した。血に塗れながらそこで手に入れたのは、血に穢れながらも純真な娘、ヴェルジネ。しかし、娘が何よりも大切にしていた双子の兄、ジェメリとジェメロは守る事が出来なかった。
 王城へと帰った龍馬は罪を悔い、その龍馬を戒めたのはひとりの女。一度は瀕死の状態に陥ったが、封じていたものを解放し、息を吹き返した元ウトピスタ市場統括者のルシル・ティ・ティリヤ。そして、回復した彼女は龍馬の侍女となる。
 ヴェルジネを養女に向え、穏やかな日々が流れ、それが崩れたのは突然だった。
 無神族守護神の別人格であるカーリーの出現。
 抗いながらもその手に堕ちた康平。そして、その心臓を貫いたヴェルジネ。
 地の宝玉『聖杯』により、カーリーを封じる事に成功したものの、昏睡状態に陥った康平とヴェルジネ。目覚める気配も無いまま時だけ過ぎ、突如『黒鴉』との戦い。
 『見定める者』として降臨せし彼女を降し、その身は真なる『花嫁』として世界『クレアート』と正式に契約がなされた。
 そして、夢の中での亡き兄との邂逅。
 目覚めた瞬間に、何かから解放された感覚が全身を満たしていた。
 背に大輪の花を背負い、龍王が目覚める。世界は宴に興じ、その主役だと言うのに、龍馬はヒガディアルと抜け出し、激情に身を任せて交わした交合。熱に翻弄され、互いに留める事の出来なかった劣情。痛みと快楽と熱に侵され、それでも求めた記憶が朧げながらもある。
 その時に起きたのは、アイリーンの『竜の血』の暴走。
 気だるい体を引き摺る龍馬と、恋人の竜体に動揺しながらも向かい合う望。
 暴走した力を、『始まりの子』の欠片で封じ込み、事は収束した。その後、望が初めて明かした過去。話を聞いて、心の何処かで安堵したのは記憶に新しい。
 騒がしいながらも過ぎていく幾つもの夜の中、突然の訪問者。地神族の守護神であるリャンファンが謝罪と挨拶がてらに訪れた。
 彼の守護神の力を借り、潜り込んだのは待てど暮らせど目が覚めぬ義理の娘の心の中。そこで語られた康平の真実。語ってくれた事が嬉しかった。
 そして、誓う。これからも不安定であろう彼が、全てを許せる日が来るまで、全員で支えて生きるのだと。

 二人の覚醒を祝し、密かに行われた無神族の小さな宴会は最近の出来事だ。
 龍馬は再び寝息を立てるヴェルジネに目を移し、笑みを深めた。
 この世界に来て、自分は幸せだと素直に感じた。
 元の世界に未練は無い。それも素直な気持ちだ。
 既に元の世界の記憶は朧だが、それで構わなかった。
 愛すべき全ては、この世界に存在するのだから。
 不意に気配を感じ、扉に目を向ければ、部屋の主であるヒガディアルが扉に寄り掛かり、微笑みながら龍馬と義娘の姿を見つめていた。
「ヒガ様…いつからそこに…」
「ふふ…いつからかな?」
 冗談めかして笑うヒガディアルは、龍馬の隣に腰を下ろすと、ヴェルジネの寝顔を覗き込んだ。
「もう…戻られたのなら、声を掛けて下さいよ。お人が悪い」
「そうふくれるな」
 そう言ったのも束の間。
 流れる動作で、ヒガディアルの頭が、空いている龍馬の足に乗せられた。
 赤く染まる龍馬の顔を下から見上げ、ヒガディアルは穏やかに笑む。
「お前に出会って初めて『幸せ』だと感じた。…親愛はあっても『愛』を知らなかった。無条件で全てを受け入れる事が…全てを曝け出す事が、こんなにも至福なのだと初めて知ったよ」
「…俺もです」
 恥ずかしげも無く語られるヒガディアルの睦言は、龍馬の全身を駆け巡る。
 頬に添えられた大きな手に、その頬を摺り寄せた。
 暫く、二人は膝枕の格好のまま話を続けていたが、もういい時間だとヒガディアルは身を起こすと、ヴェルジネの中央にして二人は幸せに満ちた眠りに就いた。
 それは、婚礼の儀を三日後に控えた穏やかな夜だった。
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