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13章奮闘
346話 テルムの国
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ここはとある国の会議室
この国の国王が参謀と兵士長4名とであることについて話し合いを行っていた。
兵士長A
「グランファンタ様、ブレーグルが攻めてくるのはもはや間違いございません、ここは奇襲をするべきです」
兵士長D
「こちらから攻めるのですか、それはあまりにも無謀です、森の奥深くに逃げるべきです」
兵士長B
「そうだなこちらから攻めるのはまずい、だがブレーグルの兵はそれほど多くない、ここは王都に兵を招集し迎撃すべきだ、我らの森ポレイプル内での戦闘ならだれにも負けん!」
兵士長C
「そうよ!森が私たちの味方になってくれるわ、ここは戦うべきよ」
会議の内容はブレーグルが兵を集め出した事の対策であった。
この国の国王グランファンタが兵士長たちの話を聞き唸っていた。
グランファンタ
「うむ~どうしたものか、ジェーモンドいつものようにただ準備をしているだけだという可能性はないのか?」
参謀のジェーモンドに国王が訪ねた。
ジェーモンド
「グランファンタ様それは考えにくいです、いつもと場所も行動も違い過ぎます」
グランファンタ
「そうだな、いつもは武器を集めることしかせんからな、ジェーモンドはブレーグルがどう行動すると思っておる」
国王に言われジェーモンドがテーブルに置いてある、大きな地図を指さして説明しだした。
ジェーモンド
「まず2ヶ月前同じ様に兵を集め出し獣人の国が攻めらました、それに兵を集めている場所が二つあります、集めている数に違いがあり北の魔族の領地に進軍すると思われます」
兵士長A
「ではこちらには来ないとお思いですか?」
兵士長D
「それなら助かりますね」
ジェーモンド
「いえ残念ながらそれは避けられないでしょう」
兵士長C
「まあそうよね、はぁ~」
参謀の説明で暗くなっていく兵士長たちだった、そこに国王が顎に手を当てながら言葉を発した。
グランファンタ
「フム、全軍ではないのなら我々は勝てるのではないか?」
ジェーモンド
「はい、今集めている数を考えますとこちらに攻めてくるブレーグル兵は恐らく5万です、ですのでこちらにも勝てる見込みがございます」
5万ときいて兵士長たちがどよめきジェーモンドに言った。
兵士長B
「し、しかし5万が相手では相当な被害が出るぞ」
兵士長A
「そうでしょうね、われわれの兵は集めても1万がやっとです、森で戦ったとしても何人生き残れるか」
兵士長D
「勝てるわけありませんよ、逃げるべきです」
兵士長たちが頭の中で戦争が始まった場合の事を考え暗くなっていた。
ジェーモンド
「逃げても捕まりますよ、獣人の国ではそうでした、戦うしか我々が生き残る手段はございません、森の入り口の民たちを王都に避難させ至急兵を集めましょう」
グランファンタ
「ウム、ジェーモンドの指示通りにしよう、連絡用の召喚獣を飛ばし至急指示を村に送れ」
国王が指示を出した直後、会議室の扉が勢いよく開けられた。
兵士A
「こ、国王様!?」
グランファンタ
「どうした騒々しいぞ」
兵士A
「王女様が、テルムさまがお戻りになられました」
グランファンタ
「なに!?それは本当か」
兵士A
「はっ間違いございません、冒険者の方々と一緒ではあるのですが・・・今第1応接室にて国王様をお待ちになっております」
会議室にいる全員がその報告を聞き驚いていた。
グランファンタ
「すぐにここに通せ、いやまずは応接室に行くぞ!案内しろ」
兵士A
「はっ」
会議室に残った兵士長と参謀は顔を見合って笑っていた。
ジェーモンド
「良かったです、テルムさまがご帰還なさって」
兵士長A
「国王様はいつも言っていたからな・・・しかしこのタイミングでは姫様を安全な場所に逃げてもらわないといけませんね」
兵士長B
「そうだな、護衛の者を決めるか、連れの冒険者だけでは心配だからな」
兵士長C
「そうね、私の所で人選するわ」
兵士長D
「・・・」
それぞれのやるべきことを決め会議室を出て行った、一人を残して。
兵士長D
「何を悠長にしているんだあいつらは、姫を守る?国が滅びようとしている時にあいつらは・・・これはブレーグルに寝返るべきか・・・手土産が必要だな」
残った一人も独り言をいいながら部屋を出て行った。
この国の国王が参謀と兵士長4名とであることについて話し合いを行っていた。
兵士長A
「グランファンタ様、ブレーグルが攻めてくるのはもはや間違いございません、ここは奇襲をするべきです」
兵士長D
「こちらから攻めるのですか、それはあまりにも無謀です、森の奥深くに逃げるべきです」
兵士長B
「そうだなこちらから攻めるのはまずい、だがブレーグルの兵はそれほど多くない、ここは王都に兵を招集し迎撃すべきだ、我らの森ポレイプル内での戦闘ならだれにも負けん!」
兵士長C
「そうよ!森が私たちの味方になってくれるわ、ここは戦うべきよ」
会議の内容はブレーグルが兵を集め出した事の対策であった。
この国の国王グランファンタが兵士長たちの話を聞き唸っていた。
グランファンタ
「うむ~どうしたものか、ジェーモンドいつものようにただ準備をしているだけだという可能性はないのか?」
参謀のジェーモンドに国王が訪ねた。
ジェーモンド
「グランファンタ様それは考えにくいです、いつもと場所も行動も違い過ぎます」
グランファンタ
「そうだな、いつもは武器を集めることしかせんからな、ジェーモンドはブレーグルがどう行動すると思っておる」
国王に言われジェーモンドがテーブルに置いてある、大きな地図を指さして説明しだした。
ジェーモンド
「まず2ヶ月前同じ様に兵を集め出し獣人の国が攻めらました、それに兵を集めている場所が二つあります、集めている数に違いがあり北の魔族の領地に進軍すると思われます」
兵士長A
「ではこちらには来ないとお思いですか?」
兵士長D
「それなら助かりますね」
ジェーモンド
「いえ残念ながらそれは避けられないでしょう」
兵士長C
「まあそうよね、はぁ~」
参謀の説明で暗くなっていく兵士長たちだった、そこに国王が顎に手を当てながら言葉を発した。
グランファンタ
「フム、全軍ではないのなら我々は勝てるのではないか?」
ジェーモンド
「はい、今集めている数を考えますとこちらに攻めてくるブレーグル兵は恐らく5万です、ですのでこちらにも勝てる見込みがございます」
5万ときいて兵士長たちがどよめきジェーモンドに言った。
兵士長B
「し、しかし5万が相手では相当な被害が出るぞ」
兵士長A
「そうでしょうね、われわれの兵は集めても1万がやっとです、森で戦ったとしても何人生き残れるか」
兵士長D
「勝てるわけありませんよ、逃げるべきです」
兵士長たちが頭の中で戦争が始まった場合の事を考え暗くなっていた。
ジェーモンド
「逃げても捕まりますよ、獣人の国ではそうでした、戦うしか我々が生き残る手段はございません、森の入り口の民たちを王都に避難させ至急兵を集めましょう」
グランファンタ
「ウム、ジェーモンドの指示通りにしよう、連絡用の召喚獣を飛ばし至急指示を村に送れ」
国王が指示を出した直後、会議室の扉が勢いよく開けられた。
兵士A
「こ、国王様!?」
グランファンタ
「どうした騒々しいぞ」
兵士A
「王女様が、テルムさまがお戻りになられました」
グランファンタ
「なに!?それは本当か」
兵士A
「はっ間違いございません、冒険者の方々と一緒ではあるのですが・・・今第1応接室にて国王様をお待ちになっております」
会議室にいる全員がその報告を聞き驚いていた。
グランファンタ
「すぐにここに通せ、いやまずは応接室に行くぞ!案内しろ」
兵士A
「はっ」
会議室に残った兵士長と参謀は顔を見合って笑っていた。
ジェーモンド
「良かったです、テルムさまがご帰還なさって」
兵士長A
「国王様はいつも言っていたからな・・・しかしこのタイミングでは姫様を安全な場所に逃げてもらわないといけませんね」
兵士長B
「そうだな、護衛の者を決めるか、連れの冒険者だけでは心配だからな」
兵士長C
「そうね、私の所で人選するわ」
兵士長D
「・・・」
それぞれのやるべきことを決め会議室を出て行った、一人を残して。
兵士長D
「何を悠長にしているんだあいつらは、姫を守る?国が滅びようとしている時にあいつらは・・・これはブレーグルに寝返るべきか・・・手土産が必要だな」
残った一人も独り言をいいながら部屋を出て行った。
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